医療保険は、おもに病気やけがで入院・手術をしたときに給付金を受け取れる保険です。
このうち定期医療保険は、一定の保険期間の間のみ、保障の対象になります。
定期医療保険でどんな備えができる?
定期医療保険では、病気・けがをしたときの治療費の負担に備えられます。
病気・けがの治療でかかる自己負担に備えられる
多くの定期医療保険は、病気やケガの種類を問わず、入院・手術をしたときには給付金を受け取れる保障が基本になっています。
病気やけがで入院をしたときには、その日数分の入院給付金を「1日につき1万円」などのように受け取れる、治療のために手術をしたときにはその規模に応じて入院給付金日額の10倍や20倍などの手術給付金を受け取れる保障が一般的です。
一部の定期医療保険では、オプションなどにより、入院の日数にかかわらず入院した時点で所定の給付金を受け取れるものもあります。
また、先進医療への保障を付けられる定期医療保険もあります。
重粒子線治療や陽子線治療など、厚生労働省に指定された先進医療を受けたときに、その治療費と同額の給付金を受け取れるものです。
一定期間の医療保障を合理的な保険料で備えられる
医療保険には、保険期間が一生涯続く「終身医療保険」もありますが、定期医療保険は保険期間が1年間や10年間など一定期間に限られるのが特徴です。
保険期間が終了すると、以後の保障はなくなりますが、保険料が手頃な傾向があります。
入院や手術での出費に備えておきたい時期に絞って、合理的に保障を確保しやすいでしょう。すでに医療保険に契約している人が、上乗せで備えたいときにも活用できます。
病気・けがに備えたい時期に合わせて、定期医療保険の検討を
このように、病気・けがをしたときの負担に合理的に備えられる定期医療保険。
以下の記事では、定期医療保険の特徴や活用法などについて解説しています。
保険料の負担を抑えながら、病気やけがへの備えをどのように確保するか、入院や手術のお金への心配に保険で備えるときの注意点などを知って、ご自身やご家族に合った医療保険を探したいですね。