掛金のお手頃さが魅力の共済保険。保障内容にもよりますが、月々2,000円程度からの手頃な掛金で、保障も充実。支払状況によって決算ごとの割戻金がある場合もあるため、負担はさらに少ないものになっています。
生命保険や医療保険よりもお申し込み手続きも簡略化されているため、手軽に加入できるのも魅力の一つ。だから多くの方が加入しているんですね。
一定の年齢から保障が変わる場合が
魅力的な医療共済・生命共済ではありますが、少々不安なことがあるのです。それは、60歳・65歳などあらかじめ定められた年齢に達すると、各共済によって異なりますが、掛金は同じでも、保障内容が変わってしまう可能性があります。
「とりあえず共済をかけているから安心」と思っていても、いざ受け取りの場面で「あれ?もっと保障があると思っていた」「ずっと同じ内容で続けられると思っていた」と後悔することになるかもしれません。
現在加入されている医療共済の保障内容が将来どう減額されるか?をきちんと把握した上で、将来ご自身が必要とされる保障が医療共済で確保できるかどうか?をまずは一度、ご確認されるとよいでしょう。
医療共済と比較したい定期タイプの医療保険
「保険料は変わっても保障内容が変わらない保険はある?」「50代からでも申し込める保険はある?」「できれば保険料は手頃な金額におさえたい」
そんな方は、まず定期タイプの医療保険をご検討頂くのが良いでしょう。
定期タイプの医療保険は保障期間が一定で、保険料が掛け捨てになっています。その分、保険料は抑えられていますので、上手に活用することでお手頃に保障を備えることができます。
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また、持病で通院や投薬をされており健康状態の告知などがご心配な方もいらっしゃると思います。そんな方でもお申込みしやすい「引受基準緩和型」と呼ばれる、健康状態の告知項目が限定されている商品もあります。
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加入できる保険が限られてくる前に保障の見直しを
共済は民間の保険会社より、掛け金が割安で魅力的です。高齢になっても同じ保障が得られるのならよいのですが、年齢が上がるにつれて保障の内容は下がってしまう可能性も。
それに気づいてから民間の保険に加入しなおそうとしたとき、保険料が高額になっていたり、入れる保険が限られてくる場合もあります。
高齢や持病がある時はとくに注意を
年齢が上がっていると、高額な保険料になってしまうのは避けられません。また、歳を重ねれば重ねるほど、病気・ケガになって、入院や手術などになる可能性は増加します。もし、病気にかかってしまってから、他の保険や共済に加入したくても入れなかったり、高い保険料や掛金になってしまう場合があります。
そして、あまりの保険料の高さにやむなく加入をあきらめて、無保険状態になってしまう事態は避けたいものです。早い段階でご自分の契約がどういった内容であるかをご確認してみることが大切です。
高齢だからこそ入院日額5,000円はほしい
また厚生労働省の調査によると、1人当たり医療費を年齢階級別にみると、年齢とともに高くなり、70歳代までは外来(入院外+調剤)の割合が高いものの、80歳代になると入院(入院+食事療養)の割合が高くなる、というデータもあります※。
高額療養費制度を利用した場合でも、差額ベッド代などのことを考えると、最低入院日額5,000円程度の保障は確保したいものです。
自分にあった保障を選ぶ
ここでは「年齢が高くなることで掛け金が一定で保障が減る」タイプの保険(共済)を例にあげて説明してきました。
共済を選ぶ場合でも、保険を選ぶ場合でも「共済も保険も比較し、それぞれの個別の保障内容に基づいて、自分に合った保障制度を納得してから選択する」ことが重要です。
評判の良さや単純に保険料や掛金のみならず、制度のバックグラウンドや特約・自分のライフスタイルなど幅広い観点からで検討するのが大切です。最終的に払い込む保険料・掛金の総額もぜひ、計算してみてください。
今みんなが選んでいる保険は?
今みんなが選んでいる保険は?
※出典:厚生労働省「医療給付実態調査」(2017年)
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執筆者プロフィール
ライフィ編集部
「お困りごと解決のためのお役立ち情報サイト」を目指し、生命保険・損害保険を中心に、健康や家計などさまざまな情報を掲載しています。メンバーは独自の視点でお客さまのお困りごとに日々耳を傾け、編集・発信しています。
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