ペット保険とは? ペット保険とは、ペットがケガや病気で治療を受けた時の費用を補償する保険です。 保険の対象となる治療費用は、通院・入院・手術の3つに分けられます。ペット保険は3つの治療費用全て対象になるタイプと、手術・入院に特化したタイプがあります。 入院・通院・手術などの治療費用は全額支払われるものもありますが、治療費用の50%・70%など補償割合が決まっているものが一般的です。 そのほかにも、1日1万円・年間100万円までなど支払われる補償額に上限があったり、通院は年間20日、手術は年間2回までなど回数が限定されている場合もあります。 また、治療費用の補償だけではなく、ペットの健康や心配事の相談をできる、獣医師相談サービスや、保険の請求を動物病院の窓口で出来る窓口精算など便利なサービスがついたものもあります。 ペット保険選びのポイント ペット保険を選ぶ際には、主に次の5つに注目してみましょう。 1補償範囲はどこまで?入院・通院・手術 手術・入院に特化しているものと、通院・入院・手術全て補償対象となっているものがあります。 2補償の割合は?50%・70%・90% 治療費のうち、保険で補償される割合を50%・70%で選べるのが一般的です。90%や100%補償されるものもあります。 3補償に免責はある? 補償の割合とは別に、保険で支払われる額から5,000円、7,000円など差し引かれる「免責金額」が設定されているものがあります。 4支払いの限度はある? 1回に受け取れる金額・使える回数 通院1日あたり、手術1回あたりなど1回ごとの限度額があるもの、年間100万円など年間に受け取れる限度額があるものがあります。 また、通院は年間20日、手術は年間2回など回数の限度があるものもあります。 5動物病院の窓口精算はある? 治療費を病院で全額支払い、後日保険金を受け取るのが一般的。提携病院の窓口なら、保険で支払われる分を差し引いて請求され、立替がいらない「窓口精算」ができるものもあります。 ファイナンシャルプランナーが解説!あなたにぴったりのペット保険とは ファイナンシャル プランナー加藤 梨里 ワンちゃん・ネコちゃんがかかりやすい病気やケガは、年齢や犬種によって傾向があります。また、ミックス(雑種)に比べて純血種は遺伝的な病気のリスクが高いようです。ペット保険会社などでは、犬種ごとの病気・けがの統計データを公表していますので、わが子の病気・けがのリスクを判断するヒントになりそうです。リスクが高いようなら、補償金額の割合が高めのプランにすると安心かもしれません。 家計にゆとりがあれば、わが子の医療費がやりくりに影響することはありませんが、何度も病気・けがを繰り返すと出費が気になることも。免責金額のないタイプや、動物病院の窓口で精算ができるタイプなら、いざというときの急な出費を気にせずに、わが子を病院に連れていってあげられますね。