海外旅行保険とは?
海外旅行保険とは、出発から到着まで旅行中のトラブルで発生した費用を補償する保険です。基本的にケガや病気、手荷物、他人への賠償の3つの補償と、電話でのサポートサービスがセットになっています。
ケガや病気の補償は、治療費用や死亡時の一時金を受け取ることができます。治療費用の他に、事故時の捜索救助の費用、家族がかけつけた時の航空機代など、救援者費用も補償されます。
手荷物の補償は、盗難などの携行品損害、飛行機に預けた荷物の到着が遅れ、代わりに購入した衣類代などの寄託手荷物遅延費用も補償されます。
他人への補償は、他人にケガをさせてしまった時など損害賠償費用が補償されます。
そのほかに、現金の負担なく病院に受診できるキャッシュレスメディカルサービス、パスポート紛失時など手続きの相談ができるサポートサービスもあります。
海外旅行保険選びのポイント
1契約タイプは?プラン型orフリー設計型
契約タイプは2~3つのプランから選ぶものが一般的です。
クレジットカードについた海外旅行保険に上乗せする場合には、必要な補償だけフリー設計で組み合わせて加入することも出来ます。
2オプションは?旅行のキャンセルや変更
旅行がキャンセルになったときや、航空機の遅延で旅行日程を変更した場合の補償をオプションでつけられるものもあります。
家族の病気やケガによって出発できず、旅行をキャンセルした時の旅行キャンセル費用や、飛行機の遅延で発生した追加の宿泊代などの航空機遅延費用、遅延によりペットホテルなど延長料金が発生した場合のペット預入延長費用などが補償されるものもあります。
3年齢制限は?何歳まで契約できる?
多くの海外旅行保険は加入できる年齢が70歳未満までですが、保険会社によっては70歳以上でも加入できるところがあります。
ファイナンシャルプランナーが解説!
あなたにぴったりの海外旅行保険とは

ファイナンシャル
プランナー加藤 梨里
ジェイアイ傷害保険によると、旅先のトラブルで最も多いのが「治療・救援費用」。現地の病院で受けたケガや病気の治療、救急車や医療通訳に費用がかかったケースが、トラブルの約半数を占めています。また、パスポートやカメラ、スマホなどの手荷物の盗難・破損(携行品損害)も約3割を占めています。
自分で契約する海外旅行保険は、クレジットカードのサービスで付帯している海外旅行保険に比べてこれらに対する補償が手厚く、保険金額が高めの傾向があります。
また、カード付帯の保険で補償を受けるには利用条件がある場合も。旅先でのリスクにしっかり備えるなら、カードで補償されない部分や保険金額が低い補償を中心に、海外旅行保険を検討すると安心です。