自転車保険とは? 自転車保険とは、自転車に乗っているときの事故の「自分のケガ」と「相手への賠償」を補償する保険です。 「自分のケガ」は、通院・入院をしたときにその日数分の保険金が受け取れ、手術をしたとき、また後遺障害・死亡の場合には一定額の保険金を受け取れるものが一般的です。 「相手への賠償」は、相手にケガさせてしまったときの治療費や慰謝料、相手のモノを壊してしまったときの修理費用など、賠償金額が支払われます。 上記2つの補償を合わせた自転車保険が一般的ですが、自分のケガの補償範囲を絞ったもの、ケガの補償がついていないものなど、補償を少なくして保険料を抑えたものもあります。 そのほかに、事故解決まで保険会社が相手方と交渉してくれる示談交渉サービス、パンク時などに利用できるロードサービスなど補償以外のサービスがついたものもあります。 自転車保険選びのポイント 自転車保険を選ぶ際には、主に次の4つに注目してみましょう。 1賠償責任の金額は? 賠償責任の保険金額は必ずチェックしましょう。1億円近い賠償責任を負う事例もあります。保険金額は1億円以上あると安心です。 2自分のケガには備えられる? 自分がケガをして入院・手術・通院をしたとき、また後遺障害や死亡したときの補償がついているタイプと、ついていないタイプがあります。 3自転車事故以外も対象? 自分のケガへの補償は、自転車以外の交通事故も対象になるものが一般的です。相手への賠償も自転車以外の日常の事故を対象としている物が一般的です。 自分のケガや相手への賠償を「自転車事故のみ対象」として、保険料を割安にしたものもあります。 4オプションは?示談交渉サービスやロードサービスなど 事故を起こしてしまったとき、相手方と保険会社が交渉してくれる示談交渉サービスや、事故や故障で自転車が自走できないときに利用できるロードサービスがついているものもあります。 ファイナンシャルプランナーが解説!あなたにぴったりの自転車保険とは ファイナンシャル プランナー加藤 梨里 全国の自治体で加入の義務化が進み、自転車保険への注目が高まっています。自転車に乗るなら入ったほうが良い? と思われるかもしれませんが、自転車での事故で他の人にケガをさせた、死亡させたときに備える「賠償責任保険」の機能は、自動車保険や火災保険の特約についていることがあります。新たに自転車保険に契約しなくても、この点はすでに備えができているケースも少なくありません。 一方で、自転車に乗っているときの自分のケガに備えるなら、自転車保険があるとより安心です。入院のほか、通院、手術、後遺障害でも保険がおりるものがあります。 ひんぱんに自転車に乗る人は、パンクや故障など、自転車のトラブルが起きたときに受けられるロードサービスがついているものも便利でしょう。