生命保険というと、万が一の死亡で保険金が下りる保険というイメージが強いかもしれませんが、幅広い種類のものが販売されています。 死亡保険 死亡保険とは、万が一死亡したときに保険金がおりる保険です。 遺された家族の生活費や子どもの教育費などを想定して、公的な遺族年金などでは不足する部分に備えて加入するのが一般的です。 定期保険 定期保険は、一定期間のみ保障が限られた保険です。 掛け捨てタイプで、保険期間中に死亡がなければ保険金はおりません。 終身保険 終身保険は、一生涯にわたって保障が続く死亡保険です。 「終身」という名前の通り、期間を問わず亡くなるまでずっと保障されるため、いつ亡くなっても保険金がおります。 持病死亡保険 持病があっても入りやすい死亡保険は、持病がある、既往症があるなどで一般的な死亡保険に加入しづらい方向けの保険です。 加入時に健康に関する告知が不要、または告知項目が少なくなっています。 収入保障保険 収入保障保険は、死亡後、遺された家族に月々のお給料のように保険金が支払われる保険です。 掛け捨てタイプで、保険期間の経過とともに受け取る保険金の総額は低くなります。 もっと見る 医療保険 医療保険とは、病気やけがをしたときにかかる治療費に備える保険です。入院をしたときには日数に応じて、手術をしたときにはその内容に応じて給付金を受け取れるものが一般的です。 定期医療保険 定期医療保険は、一定期間のみ保障される定期型の保険です。保険を継続する場合には更新が必要で、更新時にはその時点での年齢で保険料が再計算されます。 終身医療保険 終身医療保険は、一生涯にわたって保障が続く終身型の保険です。 契約時に定めた保険料がずっと続き、途中で上がりません。一般的には保険料は掛け捨てです。 女性医療保険 女性医療保険は、乳がん、子宮がん、子宮筋腫などの女性疾病や、妊娠・出産にかかわるトラブルで入院・手術をした際の備えを手厚くした保険です。 持病医療保険 持病があっても入りやすい医療保険は、持病がある、既往症があるなどで一般的な医療保険に加入しづらい方向けの保険です。 加入時に健康に関する告知が不要、または告知項目が少なくなっています。 生活習慣病保険 生活習慣病保険は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病による入院や手術、通院などにかかる費用に備える保険です。 もっと見る がん保険 がん保険は、がんにかかったときや、がんで入院・手術をしたとき、治療を受けたときに給付金を受け取れる保険です。 入院だけでなく、がんと診断されたときに受け取れるものもあります。 がん保険 がん保険は、保障対象をがんに絞った保険です。 がんにより入院したときや、がんの治療の手術をしたとき、がんと診断されたとき、先進医療を受けたときなどに給付金を受け取れます。 女性がん保険 女性がん保険は、女性特有のがんへの保障を手厚くしている保険です。乳がん、子宮がんなどにかかったときに所定の診断給付金を受け取れます。 もっと見る 介護保険 介護保険 介護保険は、介護が必要な状態になって介護サービスを受ける際にかかる費用に備える保険です。所定の要介護状態になったときや、介護サービスを受けたときに給付金を受け取れます。公的介護保険の上乗せとして、対象外のサービスの費用に備えるのが一般的です。 認知症保険 認知症保険 認知症保険は、アルツハイマー型などの器質性認知症と診断されたときに給付金を受け取れる保険です。初めて認知症と診断が確定したときに、一括で診断給付金を受け取れるものが一般的です。 就業不能保険 就業不能保険 就業不能保険は、病気やケガなどで働けないときの収入減少に備える保険です。病気やけがでの入院・在宅療養で一定期間以上働けなくなったとき、毎月お給料のように給付金を受け取れる保険です。 学資保険(こども保険) 学資保険(こども保険) 学資保険(こども保険)は、子どもの学資・教育資金に備える、子どもの病気やけがに備えるなどの機能をもつ保険です。 一部は学資保険と呼ばれ、貯蓄性を充実させているものもあります。 個人年金保険 個人年金保険 個人年金保険は、保険料の一部を積み立て、契約時に定めた年齢になると5年間や10年間など一定期間にわたって一定額を受け取れる貯蓄型の保険です。 生命保険選びのポイント 生命保険は、おもに次のニーズに合わせて選びましょう。 1万が一のとき 高額な保障を確保したいときは、保険料が割安な掛け捨てタイプの定期保険や収入保障保険を中心に、生涯にわたって保障を確保したいときは終身保険を中心に備えると効率的です。 2入院したとき・がんになったとき 種類を問わず病気やけがで入院したときに備えるなら医療保険、がんにかかったときに絞って治療費や闘病生活でかかる費用に備えるならがん保険があります。 3働けなくなったとき 病気やけがで入院をしたり、在宅療養をしたりして仕事を休み、収入が減少したときに備える保険には、就業不能保険があります。所得補償保険とも呼ばれています。 4介護・認知症になったとき 介護が必要な状態になったときや認知症になったときには、医療費とは別に介護サービスなどを受ける際に費用がかかります。 これら費用に備える保険には、介護保険や認知症保険があります。 5お金を貯める 老後資金を準備するために活用できる貯蓄型の保険には、個人年金保険や終身保険があります。 また、子どもの教育資金を準備するためには学資保険やこども保険、終身保険などが適しています。 ファイナンシャルプランナーが解説!あなたにぴったりの生命保険とは ファイナンシャル プランナー加藤 梨里 生命保険とひとくちにいっても、その種類はさまざま。 万が一亡くなったときに家族にお金を残したいのか、自分が病気やけがをしたときにかかる医療費の負担を軽減したいのか?など、人生にはあらゆるリスクと、それに応じたお金の備えが大切です。 人生のどんなタイミングで、どんなアクシデントのときに、いくらくらいお金が必要なのか?によって、ご自身やご家族に合った保険は異なります。ライフステージによっても、備えたいニーズが異なります。 ご自身の働き方や家族構成、貯蓄額や将来の収入の見通しやキャリアプランなど、幅広い切り口から検討しましょう。 ライフイベント別・生命保険の選び方 働き方別・生命保険の選び方 教えて!あなたの生命保険は? 生命保険・記事一覧 【2021年版】FPが解説:新型コロナに備えて生命保険は必要?対応できる保険と活用法 1分でわかる!生命保険の選び方。5つの質問で自分に合った保険を診断 法人保険の賢い選び方。目的で異なる保険の種類と加入時の注意点を解説 【2022年】70歳以上の高齢者でも入れる!生命保険一覧 生命保険はどこで入る?店舗、ネット、営業員のメリットとデメリット 生命保険の掛捨て型と積立て型。違いと選択のポイント 「生命保険」に関するよくある質問 現在投薬中で加入できる保険を探しています。 入れる保険を探してもらうには、詳しい治療状況などをお話しする必要はありますか? 弊社はお客様から確認させていただいた情報を基に、複数の保険会社に加入可否を確認していきます。 そのために、できるだけ詳細な状況をお聞かせいただけると、より正確な回答ができる可能性が高くなります。 もちろん開示いただける範囲での情報で構いません。 【詳細確認事項の例】 ・保険(保障)の対象になる方の性別 ・保険(保障)の対象になる方の年齢 ・今回の保険検討の目的(例:医療保障、死亡保障、お葬式代、将来の年金の準備など) ・病名 ・現在の治療状況(検査、治療、投薬、入院、手術、完治など) ・治療時期(現在治療中、1か月以内、1年以内など) ・持病での入院歴 ・持病での手術歴 ・持病での通院歴(頻度、投薬の有無) など 今までに保険加入の相談があった病気を教えてください。 弊社では多くの病気に関して保険ご加入のご相談を受けていますが、ご相談件数が多いのが以下の病気です。 【ご相談件数の多い主な病名】※2021年12月~2022年2月(3か月間)の弊社実績 ●認知症 ●うつ病 ●胃がん ●高血圧 ●脳梗塞 ●盲腸 その他、以下の病気もご相談いただいています。 糖尿病、てんかん、脳出血、パニック障害、十二指腸潰瘍、前立腺がん、直腸がん、脂肪肉腫、子宮頸管ポリープ、心筋梗塞、離人症、高脂血症、変形性股関節症、肝硬変、下肢静脈瘤、不整脈、皮膚炎など 先月の健康診断で再検査の指摘を受けました。 これから再検査を受けようと思っています。 ちなみに今、保険に加入する際には、このことを告知する必要はありますか? はい。 健康診断で指摘を受けた場合でも、ありのままを告知いただく必要がございます。 そのうえで保険会社が引き受けの可否を判断します。 よくある質問をもっと見る