個人年金保険を選ぶ際には、おもに次の4つに注目してみましょう。
1年金の受け取り期間は?確定年金か終身年金
個人年金保険の受け取り期間は、おもに5年や10年などあらかじめ期間が決まっている「確定年金」と、生涯にわたって受け取れる「終身年金」があります。
確定年金は生死にかかわらず必ず決まった期間にわたって年金を受け取れ、受取総額が事前に決まっていますが、受け取り期間が終了すると年金の受給はありません。
終身年金は生きている限り受け取りを続けますが、受け取り開始から短期間で亡くなると年金の受取総額は少なくなります。
ただし、「保証期間付き終身年金」のように、一定期間は生死にかかわらず年金を受け取れるものもあります。
2運用通貨は?円建てか外貨建て
個人年金保険には、日本円建てのものと外貨建てのものがあります。
外貨建ては、おもに米ドル、ユーロ、豪ドルのものが販売されています。外貨建てのものは円建てに比べて運用利率が高い傾向がありますが、為替レートにより、円換算した時の年金受取額が変動するリスクなどがあります。
3積立利率は?固定or変動
支払った保険料の一部を、保険会社は資金運用していますが、運用の利率があらかじめ固定されているタイプと、変動するタイプがあります。
4年金額は?定額or変額
将来に受け取る年金額があらかじめ決まっている定額のタイプと、受け取るまでの間の運用成果に応じて変わる変額のタイプがあります。