FPが検証!自動車保険選びに役立つ!主要8社のロードサービス比較
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新しい車が納車されたら、行きたかった場所へのドライブや旅行、ちょっと離れたショッピングセンターでの買い物…と楽しい計画に心躍り、待ち遠しいことでしょう。
車があることで格段に行動範囲が広がる一方で、もしものリスクについても備えておく必要があります。そのための手段として、自動車保険への加入が不可欠です。
ここでは快適なカーライフを過ごすために、自動車保険の「ロードサービス」の特徴を解説していきます。ネット自動車保険会社のロードサービスも比較しています。
自動車保険選びの一つのポイント、
ロードサービス
最近では、手軽に申込むことができ、なにより保険料負担が抑えられることが魅力のネット保険が主流となっています。とはいえ、自動車保険にとって重要な役割は、必要な時に、必要な補償が得られることです。「対人」「対物」「車の補償」は、重要な要素であることは言うまでもありませんが、付帯される「ロードサービス」についての充実度も自動車保険選びの重要な要素の一つです。そこで、保険比較ライフィで扱うネット自動車保険のなかで、保険会社から比較表への掲載許諾を頂いた自動車保険を「ロードサービス」に焦点を絞って比較してみました。ネット自動車保険を選んでいますので、比較表から保険料のお見積り、お申し込みも可能です。
自動車保険の
「ロードサービス」とは
突然の事故や思いがけないトラブルに、慌ててしまい、パニック状態に陥るケースも多く見られます。そんなとき、心強い味方となるのが自動車保険に付帯された「ロードサービス」です。
「ロードサービス」とは、車の故障や事故などで自力走行が困難になった際に、さまざまなサポートが得られるサービスの総称です。基本的には、①レッカー搬送、②応急処置、③帰宅・宿泊サポートの3つのサービスに分類されます。事故やトラブル発生時には、まずは保険会社に連絡することが大切です。いずれも24時間365日電話もしくはアプリ等から依頼をすることが可能です。
サービスの名称や補償内容は、距離や回数の上限設定など各保険会社により差異があります。サービス付帯の有無だけでなく、どの程度充実しているのか、自分自身の行動範囲に適切かといった視点で選ぶことをおすすめします。ロードサービスは、とくにネット自動車保険では、無料で自動付帯されているケースが多くなっています。比較的保険料が抑えられるネット自動車保険+(プラス)ロードサービスの充実度で安心のカーライフを楽しみたいですね。
ネット自動車保険会社の
ロードサービス比較
各保険会社が提供するロードサービスの内容について見積書だけで判断することは難しいかもしれません。そこで、主要8社(アクサ損害保険、ソニー損保、チューリッヒ保険会社、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保、SBI損保、SOMPOダイレクト、楽天損保)のロードサービス比較を一覧としました。
ロードサービス内容
引受保険会社 |
アクサ損害保険
(アクサダイレクト) |
ソニー損保 |
チューリッヒ保険会社 |
三井ダイレクト損保 |
イーデザイン損保 |
SBI損保 |
SOMPOダイレクト |
楽天損保 |
保険商品 |
アクサダイレクト総合自動車保険 |
ソニー損保の自動車保険
(総合自動車保険TypeS) |
スーパー自動車保険 |
強くてやさしいクルマの保険(総合自動車保険) |
総合自動車保険 &e
(アンディー) |
SBI損保の自動車保険(総合自動車保険) |
おとなの自動車保険 |
ドライブアシスト
(個人用自動車保険) |
ロードサービス |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
自動付帯 |
対応受付時間 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
24時間365日 |
ロードサービス拠点 |
10,776拠点
(2023年12月末時点) |
全国約10,000ヵ所
(2025年2月25日時点) |
全国約10,700ヵ所
(2024年9月時点) |
全国約4,300ヵ所
(2024年4月時点) |
全国約8,100ヵ所
(2024年5月時点) |
全国約10,800ヵ所
(2024年3月末時点 |
全国約8,000ヵ所
(2024年4月時点) |
全国各地に拠点あり |
レッカー搬送 |
150kmまで無料
(指定工場へは無制限) |
100kmまで無料
(指定工場へは無制限) |
100kmまで無料
(指定工場へは無制限) |
100kmまで無料
(指定工場へは無制限) |
100kmまで無料
(当社が指定する最寄りの提携工場へは無制限) |
50kmまで無料
(指定工場へは無制限) |
1回につき、応急処置とレッカーけん引合計で15万円まで無料 (指定工場へは無料) |
最寄りの修理工場へのレッカー移動費用が1事案あたり20万円まで無料 |
バッテリー
上がり対応 |
無料
※保険期間中1回まで |
無料
※保険期間中3回まで |
無料
※保険期間中1回まで |
無料
※保険期間中1回まで |
無料 |
無料
※保険期間中1回まで |
無料 |
無料
※保険期間中3回まで |
パンク時の
スペアタイヤ交換 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
ガス欠時
の燃料補給 |
実費
(契約2年目以降は
10Lまで無料)
※保険期間中1回まで |
実費
(契約2年目以降は
10Lまで無料)
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
10Lまで無料
※保険期間中1回まで |
電欠時の
燃料補給 |
無料(レッカー搬送)
※回数制限なし |
無料(レッカー搬送)
※回数制限なし |
無料(レッカー搬送)
※保険期間中1回まで |
無料
充電スポットまで搬送 |
無料(レッカー搬送)
※2025年1月以降回数制限なし |
無料
指定する充電施設まで搬送
※利用対象者が指定する充電施設などへの搬送は、レッカーサービスの無料範囲が上限 |
無料(レッカー搬送)
※保険期間中1回まで |
無料(レッカー搬送)
※保険期間中1回まで |
キー閉じ込み時
の解錠 |
無料 |
無料 |
無料
+キー紛失時の開錠・キー作成
※保険期間中1回まで |
無料
ただし、セキュリティ装置付きの開錠・スペアキー作成は対象外 |
無料 |
無料
※対象車両内に鍵がある場合のみ |
無料 |
無料 |
引き上げ |
落差1m以内・車輪3輪まで無料
クレーン作業も無料 |
車輪1輪まで無料 |
タイヤ本数に関わらず無料
ただし、クレーン作業、落差1mを超える作業は有料 |
落輪引き上げ:2万円(税込)まで補償 |
落輪:車輪3輪まで無料
ただし、クレーン作業、落差1mを超える作業は有料
乗り上げ:いずれかの車輪が道路上に接している状態であること |
車輪3輪まで無料
ただし、落差1mを超える作業は有料
※すべての車輪が路上にない場合の作業は有 |
レッカー搬送費用との合計15万円以内 落差1m超・クレーン作業対応可
※手術給付金の型:Ⅱ型 |
ロープ使用程度は無料
クレーン作業の場合は、レッカー費用・修理完了後の引取費用との合算で1事案20万円まで |
その他応急作業
(作業時間30分以内) |
無料 |
無料 |
無料
現場で修復できる場合、時間制限なし |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
無料 |
帰宅・移動費用
サポート |
搭乗者全員分の
交通費をサポート |
現場から自宅または目的地までの交通費をサポート
車検証記載の定員数まで |
搭乗者全員分の
交通費をサポート |
1事故1名あたり
2万円(税込)限度 |
なし
情報提供のみ |
現場から自宅または当面の目的地までのいずれか一方の交通費をサポート
車検証に記載の乗車定員を限度 |
タクシー利用1台に対し2万円限度 |
臨時代替交通費用サービス
1名につき2万円まで タクシー利用1台につき2万円まで |
レンタカー手配 |
24時間までの
基本料金を
サポート |
24時間までの
基本料金サポート |
24時間までの
基本料金サポート |
ご契約2年目以降は「レンタカー12時間サービス」 |
なし
情報提供のみ |
24時間までの
基本料金サポート
※レンタカー代は、同等以下のクラスの車に限る。 |
レンタカー利用1台に対し2万円限度 |
臨時代替交通費用サービス
1台につき2万円まで |
宿泊費用サポート |
搭乗者全員分の
宿泊費1泊まで |
搭乗者全員分の
宿泊費1泊まで
車検証記載の定員数まで |
搭乗者全員分の
宿泊費1泊まで |
1事故1名あたり1泊1万円(税込)限度 |
なし
情報提供のみ |
有
宿泊費1泊まで
1名あたり15,000円上限 |
1名あたり1万円限度 |
有
帰宅手段がない場合、 宿泊費1事案
1名あたり1万円まで |
当日帰宅困難な場合の
ペット宿泊費用 |
同乗していたペットの宿泊費補償(1泊まで) |
現地でのペットホテル費用+ホテルまでの交通費
自宅付近に預けている場合の延長料金
いずれも上限1万円まで |
ペットホテル費用+ホテルまでの交通費
自宅付近に預けている場合の延長料金
いずれも上限1万円まで |
なし |
なし |
△【プレミアム限定】
現地でのペットホテル費用
※2泊まで(1泊あたり10,000円上限)
自宅付近に預けている場合の延長料金
※2日まで(1日あたり10,000円上限) |
なし |
ご契約のお車に搭乗中のペットのペットホテル宿泊費を1事案につき1万円まで |
修理後車両搬送費用 |
全額補償・距離制限なし。
引き取りの場合は修理工場までの交通費5万円まで補償 |
自宅まで無料搬送。
引き取りの場合は修理工場まで1名分の片道交通費を1万円まで補償 |
自宅までの搬送費用全額
引き取りの場合は修理工場までの片道交通費全額 |
自宅までの搬送費用10万円(税込)まで補償 |
- |
修理完了後の車両搬送費、引取り費用全額
※SBI損保が指定する陸送業者による車両搬送が無料
※直接車両を引取りに行く場合は、1名分の片道交通費を支払い |
提携修理工場であれば修理後車両の納車無料 |
レッカー費用・クレーン作業費用との合算で1事案20万円まで |
自宅で発生した
トラブルについて利用の可否 |
○ |
スタック時の引出し作業
対象外 |
○ |
スタック時の引出し作業
対象外 |
○ |
○ |
利用規約
記載なし
【走行不能である場合】 |
ガス欠(電池切れ)対象外
スタック時の引出し作業 対象外 |
JAFとの連携 |
なし |
なし |
なし |
有
JAF会員の場合、原則JAFへ取次ぎ、JAF会員サービスを利用
サービスがグレードアップ
例)レッカー牽引距離の拡大など |
有
JAF会員の場合、原則JAFへ取次ぎ、JAF会員サービスを利用
サービスがグレードアップ
例)レッカー牽引距離の拡大など |
なし |
有
特約セット+JAF会員の場合、 応急処置の部品代・消耗品代4000円まで補償(保険期間中1回のみ)、ガス欠時の燃料補給は保険期間中2回まで |
なし |
その他 |
■メッセージサービス
希望により、家族や旅行会社への連絡を代行 |
■「緊急時サポート」アプリからの位置情報を送信でスムーズに手配 |
■キャンセル費用サポート
車の走行不能により生じた旅行代金等のキャンセル費用5万円までサポート(レッカーサービス利用の場合)
■LINEロードサービス受付
簡単な質問と位置情報取得で作業スタッフが直行。到着予定時刻も確認できる |
■GPS位置情報サービスで事故・故障現場を特定
■そのほか、故障電話相談・ガソリンスタンド案内・レンタカー案内など相談・情報サービスが充実 |
■東京海上グループ
■故障相談サービス
故障やトラブル時にスタッフが電話でアドバイス
■情報提供サービス |
■レッカー業者による48時間以内の保管無料
保管場所から再度レッカー移動をした場合、1回目と2回目の移動距離の合計50kmまで無料。指定工場へは再度レッカー移動でも距離に制限なく無料対応
■継続3年目以降など要件をみたすと「プレミアム」サービスへグレードアップ 例)レッカーサービス150kmまで無料 |
■特約セットでサービス対象 |
■ロードアシスタンス 特約(基本付帯) 事故・故障現場から修理工場へのレッカー費用、落輪時のクレーン作業費用、修理完了後の引取費用が1事案につき最大20万円まで利用可能 ■カーライフサービス 緊急時の24時間営業ガソリンスタンド・宿泊施設の案内、タクシー・レンタカー・整備工場の案内、代替交通手段の案内 |
詳しい補償内容・お見積り・お申し込み |
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※上記比較表は、2025年2月25日時点の各社の公式サイトの情報をもとに作成しています。
「ロードサービス」の
サービス内容
「ロードサービス」の主なサービス内容は以下のとおりです。
1. レッカー搬送
事故や故障で動けなくなった車両を修理工場などへ搬送します。
保険会社が提携する指定工場への搬送であれば距離無制限で無料という補償が多いものの、希望する工場への搬送の場合には、50㎞まで・100㎞まで・150㎞までなど距離上限は各保険会社により異なります。また、一定額まで補償と「金額」の限度が設定される保険もあります。
なお、深夜などでやむを得ず自宅駐車場まで搬送(一次搬送)してもらう場合などで、その後、指定工場までの移動(二次搬送)の補償の可否については、その時点での保険会社の判断となるようです。
2. 応急処置
トラブル発生時、現場に駆けつけての復旧作業を行います。
・バッテリー上がり
ライトの消し忘れやバッテリーの寿命などによりバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなるトラブルは、意外と多いようです。
ケーブルと繋ぎ、ジャンピングスタートなどでエンジンを再始動させます。
・パンク時のスペアタイヤ交換
スペアタイヤへの交換を行います。ただし、パンクしたタイヤの修理やパンク以外が原因のスペアタイヤ交換は有料となります。
・ガス欠時の燃料補給
近くにガソリンスタンドがなく燃料切れとなってしまった場合、一定量(多くは10リットルまで)の燃料を無料で補給します。契約期間中1回までといった回数制限が設定される保険会社が多いなか、SBI損保では回数の制限はありません。また、2年目以降一定量の燃料補給が無料となる保険会社(アクサ損保、ソニー損保)など差異がみられます。
・キー閉じ込み時の解錠
車内にキーを置いたまま、うっかりドアをロックしてしまった場合や紛失した場合の解錠サービスです。
・落輪の引き上げ・縁石へ乗り上げ時の引き降ろし・スタック引き上げ
雪道やぬかるみなどで車が動かなくなった場合など、走行できる状態に復旧します。ただし、各保険会社とも雪道においてノーマルタイヤでの走行時に起こったスタックは無料サービスの対象外です。
・概ね30分以内で完了する作業
ボルト締めやサイドブレーキの固着解除など30分程度で復旧が可能な軽作業
3. 宿泊・帰宅サポート
遠方でのトラブル時に、宿泊費用や帰宅のための交通費もしくはレンタカー費用を補償します。
なお、最近では、電気自動車の増加にともない、「電欠」時の対応について各保険会社とも「利用規約」の変更など整備しつつあります。基本的には、最寄りの充電施設(EVスポット等)まで「レッカー搬送」での対応が可能です。
ネット自動車保険各社の
「ロードサービス」の特徴
アクサ損害保険(アクサダイレクト):
指定修理工場以外へのレッカー搬送でも無料対応できる距離が長く、帰宅困難時の宿泊費用や帰宅費用のサポートも充実しています。そのため、遠方へのドライブが多い方に向いています。
ソニー損保:
全国約10,000ヵ所のサービス拠点から24時間365日対応しており、サービス内容は充実しています。
チューリッヒ保険会社:
多くの保険会社では、30分程度の応急処置が無料で対象となるなかで、現場で修復できる作業であれば時間の制限なく対応してくれます。幅広く、充実した内容を求める方には向いていると言えるでしょう。
三井ダイレクト損保:
国内シェアNo.1*の損害保険グループである「MS&ADインシュアランス グループ」の一員。レッカー搬送・応急処置・帰宅サポートのいずれにおいても、サポートは充実しています。
*MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社調べ(2023年度)
イーデザイン損保:
東京海上グループの一員であり信頼性の高い保険会社です。宿泊費用や帰宅費用のサポートは提供されていないものの、比較的近距離で移動する方には向いています。また、レッカー搬送およびバッテリー上がりやパンク、キー閉じ込みなど応急処置など基本的なトラブルであれば十分なサービス内容と言えます。
SBI損保:
指定修理工場以外へのレッカー搬送は50kmまで無料ですが、契約を更新継続することで「プレミアム」へのグレードアップにより150㎞まで無料となります。応急処置・帰宅サポートも充実した内容と言えます。
SOMPOダイレクト:
ロードサービスは特約として付加する必要があることに注意が必要です。特約付加した場合、1回につき応急処置とレッカーけん引合計で15万円まで無料でサポートを受けることができます。帰宅費用2万円(タクシーまたはレンタカーを利用した場合は、その1台に対し2万円限度)、宿泊費用1万円限度のサポートもあるため安心感を得ることができるでしょう。
楽天損保:
ロープを使用しての引き上げ作業であれば無料、クレーン作業であっても1事案20万円まで無料でサポートが受けられます。レッカー搬送についても、最寄りの修理工場まで20万円まで無料です。金額での上限設定は事故のイメージがつきにくいという声もありますが、コストパフォーマンスを重視する方には向いているかもしれません。
+(プラス)JAF加入でさらなる安心を備える?
「自動車保険のロードサービスがあれば、十分ですか?」と質問されることが多くあります。上記比較表のとおり、各保険会社とも若干の差異はあるものの、思いがけない事故やアクシデントで想定される「困った」には十分対応していると思われます。ただし、それぞれの利用頻度や行動範囲は異なりますし、どこまで備えれば安心か、についても差異があります。
自動車保険のロードサービスで対象外もしくは有料とされる雪道やぬかるみからの引き上げ、大雨・台風での水没など自然災害に起因したトラブルに対応できるのが、JAFのロードサービスです。また、自動車保険が「クルマ(契約車)」に対する補償である一方で、JAFは「人(加入者)」であるため、JAF加入者がレンタカー乗車中の場合や原付などでもサービスを受けることができます。
保険会社によっては、JAF会員であることで利用回数やレッカー搬送距離の制限が緩和される等サービスのグレードアップを図る連携もみられます。個人会員の場合、通常、入会金2,000円・年会費4,000円の費用が発生します。ネット契約で保険料を抑えた分、JAF会員費用を捻出し、安心のカーライフを送るという選択肢も有効かと思います。
FPからのメッセージ(まとめ)
今回、ロードサービスについて比較するにあたり、各社の公式ホームページ・パンフレット等を確認しました。保険料が安いことをアピールするとともに、充実したサポートの提供によりお客様に安心してカーライフを楽しんでほしいという各保険会社の思いをあらためて深く感じました。
言うまでもなく、事故が起きないこと、起こさないことが何よりですし、自動車保険を使わないことが理想です。とは言え、万一が起こる可能性はゼロではありません。自分自身がどんなに注意しても、もらい事故や当て逃げ被害に遭う可能性もあります。被害額の規模も予想付かないのが現実です。だからこそ、そのときのために、対人・対物は当然として、車両保険、さらにロードサービスの内容についてきちんと理解、そして納得したうえで自動車保険に加入してほしいと思います。
どの保険会社を選ぶかはそれぞれのライフスタイルにもよりますので、優劣をつけることは難しいです。長距離ドライブの多い方には、アクサ損害保険(アクサダイレクト)の150㎞までレッカー搬送無料、さらに帰宅サポートや宿泊サポートの充実は魅力です。また、距離に関わらず金額20万円の範囲内で無料サポートがうけられる楽天損保も選択肢に入るかと思います。
50㎞・100㎞という距離の数字に目が行きがちですが、決してサービスの充実度の優劣を測るものではありません。たとえば、普段近隣へのショッピングが多いという方であれば50㎞上限でも問題ないでしょう。東京から熱海温泉まで100キロとすれば、週末、温泉に行きたいと思ったときでも、事故やトラブルに対するリスク対策ができていることになります。つまり、ご自身の行動範囲のなかで検討することが大切です。
FPの意見というよりも、個人的経験からすると、ガス欠もバッテリー上がりもキー閉じ込めも経験あり、ロードサービスに助けられたことがあります。一度ガス欠をすると、しばらくは注意するので、契約期間中1回のみでも問題ないと思われます。
次に走行車線にガソリンスタンドがあったら給油しようと思いつつ、そういう時に限って反対車線のみに存在したりします。早めの給油を心がけたいですね。
そういった意味もふくめて、個人的には、起こりうるリスクの高い応急処置に重点を置きたい派です。
なお、ロードサービスを使った場合、翌年の等級への影響を気にする方もいるかと思います。あくまでも「サービス」ですので、等級に影響はありません。つまり、トラブルが発生してロードサービスを利用した場合でも、翌年度の保険料が上がる理由にならないためご安心ください。
チューリッヒ保険会社:A-250424-08/
三井ダイレクト損保:25a05/
ソニー損保:SA25-008/
アクサ損害保険:AT254086/
SBI損保:2025年4月 25-0031-12-001/
SOMPOダイレクト:A2025-00040/
楽天損保:C25-05-040