国内旅行保険とは? 国内旅行保険とは、日本国内を旅行中、事故でケガをした時の治療費用や、他人への賠償費用などに備える保険です。 おもに、ケガの補償、他人への賠償、事故の救援者費用の3つの補償があります。 ケガの補償は、通院1日あたり1,000円、入院1日あたり4,000円、手術1回につき4万円、死亡時には500万円など一定額を受け取ることができます。 通院は30日、入院は180日までなど受け取る金額には限度があります。 他人への賠償は、他人をケガさせたり他人のモノを壊してしまった時の賠償費用を補償します。 事故の救援者費用は、旅行中の事故での捜索や救助の費用、家族が現地に駆け付けた時の交通費や宿泊費などが支払われます。 救援者費用には船舶が遭難した場合、など条件があります。 国内旅行保険選びのポイント 国内旅行保険を選ぶ際には、主に次の4つに注目してみましょう。 1どこで加入する?代理店・コンビニ・ネット 保険代理店、コンビニ、ネットで加入できるものがあります。ネットやコンビニの場合、ご自身の都合に合わせ、旅行当日でも加入できるのがメリットです。 2旅行期間は? 日帰りや一泊など短期間の旅行から申込できます。長期の旅行の場合、7日間までのものや、14日間までのものがあります。 期間によって保険料が決まるため、旅行期間が長くなると保険料も高くなります。 3年齢制限はある?70歳以上でも入れる? ネットやコンビニの国内旅行保険は加入年齢が70歳以下になっているものが多いです。なかには74歳まで入れるものがあります。 4一度に申込できるのは何人まで? 家族や友人などグループで旅行保険に加入する場合、一度の申込で10人分など、まとめて申込ができるものもあります。 ファイナンシャルプランナーが解説!あなたにぴったりの国内旅行保険とは ファイナンシャルプランナー加藤 梨里 土産物店のものを壊して賠償責任を負う、温泉で足を滑らせた、ハイキングやトレッキングでけがをしたなど、旅行ならではのあらゆるリスクに備える国内旅行保険。 海外旅行はクレジットカードの付帯保険で備えるケースがありますが、国内旅行保険がついているクレジットカードは一部のゴールドカード等に限られます。ネットやコンビニで簡単に、出発当日でも加入できるものが多いので、思い立って旅行に行くときも便利です。 けがによる入院や手術は医療保険でも保障されますが、スキー、スノーボード、ダイビングなどのスポーツ中に大けがをしたら、救助してもらう費用がかかることがあります。 観光だけでなくレジャー・スポーツ目的で国内旅行に行くなら、傷害や救援者費用の補償金額を高めにしておくと安心ではないでしょうか。