国内旅行保険は、国内旅行中に見舞われるさまざまなアクシデントで損害が発生したときにかかる費用に備える保険です。
おもに1.自分の死亡・ケガ、2.他人への賠償、3.事故の救援者費用の3つに備えることができます。
国内旅行保険でどんな備えができる?
国内旅行保険は、日本国内の旅行に出発してから帰宅するまでの間に起きた事故でけがをしたり、トラブルによって賠償責任を負ったり、旅先での入院で家族に駆けつけてもらったときなどに保険金が支払われる保険です。
国内旅行に行く際に検討したい保険です。
補償はおもに、次の3種類にわけられます。
1.自分のけがや死亡に備えられる
旅先では、日常生活とは異なる環境に身を置くものです。また、海や山でのレジャーやスポーツなど、身体を使ったアクティビティを楽しむこともあります。
そんなときには骨折など思わぬケガをするリスクがあります。また鉄道や航空機などに乗る機会が多く、交通事故のリスクもあります。
国内旅行保険では、旅行中のこれらの事故でケガをして入院や手術をしたり、後遺障害が残ったり、亡くなったりしたときに保険金を受け取れます。
2.人にけがをさせたり、人のモノを壊したときの賠償費用に備えられる
旅行中には、思わぬアクシデントで人にけがをさせたり、ホテルやお店のモノを壊してしまったりすることがあるかもしれません。そこで賠償責任を負ったときにかかる費用にも備えられます。
多くの国内旅行保険では「賠償責任」の補償は基本のパッケージにセットされています。数百万円、数千万円の賠償責任を負ったときにも対応できるよう、保険金額の上限を高額にできるものもあります。
3.事故時の家族の駆けつけ費用にも備えられる
旅先での事故で入院をすると、現地まで家族に駆けつけてもらうこともあります。
国内旅行保険には、旅行中に所定の日数以上の入院をして、家族や親族が看護のために駆けつけたときに、かかった交通費や宿泊料などを受け取れる「救援者費用」の補償をセットできるものがあります。
またプランによっては、航空便が欠航、運休したことで予定にない交通費や宿泊費がかかったときの費用を補償する「航空機遅延費用」や、旅行中にカメラやスマートフォンといった携行品を壊してしまったときなどに保険金が支払われる「携行品損害」をつけられます。
国内旅行中のさまざまなアクシデントに備えて国内旅行保険の検討を
このように、国内旅行保険は旅行中に見舞われるおそれのあるさまざまなリスクに備えることができます。
保険会社によって、また旅行代理店などの店頭窓口で加入するか、コンビニやネットで加入するかによって、パッケージの内容や組み合わせのバリエーションが異なります。
なお、一部のクレジットカードには付帯サービスで国内旅行保険が含まれていることがありますが、一般的には自分で契約する国内旅行保険の方が補償が充実している傾向があります。
以下の記事では、国内旅行保険の内容や加入方法などについて解説しています。旅行をする人の年齢や旅程、旅先でのアクティビティなどに合わせて、最適な国内旅行保険を検討したいですね。