高齢の方が旅行に行くときには、旅行先での思わぬ体調不良やケガが心配なことがあるでしょう。
旅先でケガをして入院をしたり、家族が迎えに行ったりすると、お金もかかります。でも、70歳や80歳から旅行保険には加入できるのでしょうか。
国内旅行保険の年齢制限や高齢で加入できる保険について解説します。
国内旅行保険で旅行中のケガやトラブルに備えられる
国内旅行保険は傷害保険のひとつで、日本国内の旅行中に起きたアクシデントによるケガや賠償などの費用に備える保険です。
旅行では日常生活とは違う活動をしたり、慣れない環境に身を置くことがあります。
高齢の人では、旅先での思わぬ転倒やケガも心配でしょう。国内旅行保険では、旅行中のケガによる入通院、手術、救援者費用などに備えることができます。
国内旅行保険には高齢者でも入れる?
では、保険には高齢の人も加入できるのでしょうか?
多くの国内旅行保険には、加入できる人の年齢制限があります。
上限年齢は保険会社やプランによって70歳や80歳などと設定されています。
年齢制限のない国内旅行保険も
国内旅行保険の中には、70歳や80歳など高齢でも入れるものがあります。一部には年齢制限がない国内旅行保険もあり、90歳以上で加入できるものもあります。
ただし、高齢になるほどケガのなど事故リスクは高くなるため、保険には入りにくい傾向があります。
また、75歳や80歳以上など高齢でも加入できる国内旅行保険は旅行代理や、保険専門代理店などが対面窓口で扱うものが中心です。
旅行の申込時などに、保険加入ができるか合わせて確認してみるのがよいでしょう。
70代までならインターネットやスマホで加入できるものも
70代までなら、インターネットやスマホで申込から契約手続きまでを完了できる国内旅行保険もいくつかあります。
当日でも加入可能なものも多く、旅行に出発する直前に申し込むこともできます。
細かな上限年齢は、満69歳以下、70歳以下、74歳以下など、保険会社によって異なります。各社のウェブサイトで確認してみましょう。
74歳まで入れる!
70代、80代・・・年齢によって加入できる国内旅行保険の選択肢はさまざま
旅行の行き先や日程、旅先でのレジャーやアクティビティの種類などによって、旅行中の事故のリスクは異なりますが、高齢の人が出かけるときには心配もあるでしょう。
もしものケガやトラブルに備えて、お出かけ前に検討してみるといいですね。
加入できる国内旅行保険の選択肢は、60代か、70代か、80代かなど、年齢によって変わってきます。
高齢の方向けのツアーを多く扱っている旅行代理店などは、年齢上限の高い保険を揃えているかもしれません。
旅行を申し込むときに相談してみてもいいですね。
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執筆者プロフィール
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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