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初めてのドライブレコーダー【後編】機種選びのポイントとは?

執筆者:山田 弘樹|モータージャーナリスト
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員

初めてのドライブレコーダー【前編】装着するメリットとは?

最近「ドライブレコーダーがあると安心」という声を良く聞きます。
事故が起こったときにその証拠記録となるのが理由のようですが、やはり装着をしていた方がよいのでしょうか? それ以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

(30代会社員・男性)

ドライブレコーダー選びでチェックしたい4つのポイント

前回、初めてのドライブレコーダー【前編】装着するメリットとは?ではドライブレコーダーがどんな時に役立つかをご説明しました。

ドライブレコーダーを装着するメリットはわかったけれど、どのようなものを選べばいいの? 後編ではそんな機種選びのポイントを紹介しようと思います。

ポイント1.後方画像の記録

まず前回もお話した通り、前側だけでなく後方画像も記録できる2カメラタイプが望ましいと思います。

このタイプはディーラーや量販店にクルマを預けても取り付け作業が一日では終わらず、クルマを預けなくてはならない場合も多いですが、それだけのメリットが得られるはずです。

ポイント2.記録範囲(画角)の広さ

記録範囲(画角)の広さ

そしてカメラの記録範囲も、なるべく画角が広いものを選びましょう。ちなみに我々プロユースのレコーダーは、現在360度の視野を記録できるものまであります。

これだとドライバーの操作なども記録できたり、死角がなくなるので映像としては完璧。水平画角は広ければ広いほどいいわけですが、一方、広くなると価格も高くなりがちです。
さまざまな事故のケースから考えて最低限108度以上、できれば120度以上を選んでおくと良いでしょう。

ポイント3.画質の鮮明さ

またドライブレコーダーで注意したいポイントは画質です。証拠に関わるナンバープレートや他車特定などを鮮明に記録するためには最低でもフルHDで200万画素以上が欲しいと言われています。

最近は信号機もほぼLEDとなっているため、この点滅を捕らえられる能力を持つカメラであることも重要。夜間の照明が暗かったり、トンネルから出たときなど、急に明るくなったときに補正してくれる機能が付いていることも大切なポイントです。

ポイント4.最近は駐車監視機能付きも

ドライブレコーダーの常時録画のほか、衝撃が加わったとき、その前後の映像を上書きせずプロテクトしてくれるGセンサー内蔵タイプが今では一般的ですが、最近では駐車監視機能付きのドライブレコーダーも増えました。車上荒らしや当て逃げなど、駐車中のアクシデントも心配という人は検討の余地があるでしょう。

またカメラだけでなく、スポーツカーや人気SUVのオーナーであれば、万が一の盗難に備えてGPS発信機を搭載しておくのも今では大げさとは言い切れません。

トラブルは「未然に防ぐ」意識を

ただ、ドライブレコーダーをつけたからといって「記録してくれるから安心」ではなく、常にトラブルを「未然に防ぐ」という考え方を忘れないようにしたいですね。

例えば運転中なら、追越車線を防がない、方向指示器をきちんと出す、一時停車するなら迷惑にならない場所に停めるなど。
買い物などに出かけて駐車するときも、可能なら隣にクルマがいない場所、防犯カメラがあるところ、目立ちやすいところを選ぶ“ひと手間”がトラブルを防いでくれます。

  • 執筆者プロフィール

    モータージャーナリスト 山田 弘樹

    山田 弘樹(やまだ こうき)

    モータージャーナリスト
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
    自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。

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