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自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」 自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」

子どもの車酔いは防げる?【後編】乗り方の工夫で対策を

執筆者

山田 弘樹
モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 >プロフィールを見る

クルマ酔いしない方法は?クルマ酔いの原因と対策【後編】

小さい頃は平気だった子供が、小学生になってから突然クルマ酔いするようになりました。
私も子供の頃同じ経験をしただけに、その辛さはわかるのですが、クルマでの外出を嫌がるので正直困っています。今は後部座席にジュニアシートを着けていますが、酔いやすいと聞いたので座る位置を変えた方がいいでしょうか?

(30代会社員・女性)

クルマの「乗り方の工夫」で車酔いを防ごう

前回、子どもの車酔いは防げる?【前編】車酔いの原因とはにて、「乗りもの酔いの原因」について触れました。

クルマは揺れているのに、体はシートやシートベルトで固定されている。なおかつ外の景色はすごいスピードで流れて小刻みに揺れている。目や耳(三半規管)、体からそれぞれから入ってくる情報がズレているので脳が混乱し、心臓や胃、腸の動きなどをコントロールする自律神経の働きが乱れてしまう

だから気持ち悪くなってしまうというお話を前回しました。それではどうしたら、このバラバラな情報をひとつに補正できるのでしょうか?

まずは姿勢を正してみる

まずはあごを引いて、姿勢を正します。医学的にはこうすることで、三半規管のリンパ液の揺れなどを、最小限に抑えることができるようです。また猫背だと胃が圧迫されますし、安全面でも体はシートにあずけるべき。

そしてできるだけ、頭を小刻みに揺らさないように意識しましょう。だからこそ姿勢を正すといい。少しだけ首に、力が入ります。
その際ヘッドレストに頭を軽くくっつけるのもアリですが、抑え付けすぎると、逆に路面からの揺れや衝撃を拾ってしまうので注意。

そして、視線は進行方向に。後部座席は視界が遮られがちなので、できるだけ景色の流れや変化の少ない「遠くの景色」を見るようにするとよいでしょう。

車内でスマホやゲームに夢中になっていると気持ち悪くなりやすいのは、小刻みに揺れる画面が酔いを誘発するからです。また普段は乗りもの酔いしないお子さんでも、寝不足やその日の体調で酔ってしまう可能性があるので、わかっているとは思いますが、体の具合には気をつけてあげてくださいね。

カーブでは曲がる方向を見る

クルマ酔いをする多くの原因は、カーブが続く山道ではないでしょうか?
普段は平気な大人でも、こうした場所を飛ばされると気分が悪くなりますよね?そしてカーブでは、遠心力に頭が持って行かれないように、反対方向に体と足を自然に踏ん張ると思います。

でもこの動作だけでは、酔ってしまうときがあるのです。
それは、三半規管などから入る情報と、体の動きが逆になってしまうからです。特に連続するカーブでは、右、左と入力される情報が交互にやってきて、それに処理が追いつかなくなると、とたんに気持ち悪くなります。

そんなときは、ドライバーになったつもりで座ってみてください。ドライバーは、カーブと同じ方向を向きながら、身体をシートに傾けています。これが、コツなのです。

カーブでは曲がる方向を見よう

最初にも言いましたが、まずクルマがどちらに進んで行くのかを見る。そうすると、カーブがどれくらい曲がっているのか、どれくらい傾くのかが、予測しやすくなります。

ポイントは、カーブに差し掛かったら、ドライバーのようにカーブの方向を見ること!そして同時に、自分で踏ん張り過ぎず、ある程度シートに体を預けます

こうすることで、まず体が疲れない。またカーブの最初にじわっと体がシートのサポートに触れ始め、カーブがきつくなるほどに、グーッと埋もれて行くのがわかると思います。

このように「横Gを感じる」ことによって、視覚だけでなく体でも、カーブの曲がり具合がわかります。予測しやすくなることで、酔うのはかなり防げるようになると思います。

構造上、後部座席は酔いやすい

またこの乗り方をマスターすると、ドライバーの腕前もわかってしまいます(笑)。ハンドル操作やアクセル操作が急だったり、カーブを予測しないで走っていたりすると、クルマの動きはギクシャクする。カーブのせいだけではなく、運転のせいで酔うことも当然あるのです。

また別の機会に、運転の仕方についてもお話できたらよいですね。

ただこうした乗り方は、視界が狭くて、キャプテンシートでもない限り体がホールドしにくいリアシートだと、やりにくいのは事実です。だから後部座席は、酔いやすいのだと思います。

しかしリアシートにも、若干ですがお尻や脇腹のサポートは若干ありますし、ドアハンドルやセンターアームレストで体を支えることもできます。これらのサポートを使い、姿勢を正して少しでもクルマ酔いを防いでもらえたら嬉しいです。

またクルマを選ぶときは、リアシートの座面長やホールド性も、チェックしてみてくださいね。

「乗り物酔いに効くメガネ」なるものも登場!

それでもどうしようもない時は、物理的な酔い止め対策として、薬を服用したり、クルマ酔いに効くといわれるツボを押すバンドをつけるなどが定番です。

さらに昨年、新たな技術も登場しました。それが、 フランスの自動車メーカー・シトロエンが2019年に発売した「シートロエン」です。

カテゴリーとしてはメガネです。フレームにはレンズのような円が正面に2つ、横に2つの計4つ付いていて、フレーム内部には青色の液体が半分ほど入っています。見た目は正直パーティーグッズの面白メガネのよう!

でもこれは考え抜かれた形状で、かけると液体が正面と左右で揺れることで水平を再現し、視覚と三半規管の情報のズレを解消してくれるという仕掛けなのです。

使い方は、移動中に酔いの症状があらわれたら普通のメガネのように装着して、スマホや本などに視線を定めること10~12分。するとクルマ酔いの症状が解消するそうです

※出典:シトロエン「リラクゼーションメガネSEETROEN」

元々は船員向けに開発された技術だそうで、対象年齢は内耳が発達した10歳以上からとなっています。欧州では発売されるやいなや話題となり、日本でも初回入荷分は即日完売しました。値段は16,500円と少々お高いですが、最終兵器としてこういうものもあるんだ、と思えば心強い存在ですね!


  • 執筆者プロフィール

    モータージャーナリスト 山田 弘樹

    山田 弘樹(やまだ こうき)

    モータージャーナリスト
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
    自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。
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