総合保険比較
&お役立ち情報
チェック済み商品を資料請求する
選択商品数1

公開:

自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」 自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」

スモールランプとヘッドライトの使い分け、切り替えのタイミングは?

執筆者

山田 弘樹
モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 >プロフィールを見る

スモールランプとヘッドライトの使い分けは?

私は、夕方の薄暗い時など、まだヘッドライトをつけて走っている車が少ない時、スモールランプを点灯しています。
周りの車の状況を見て、なんとなくでスモールランプとヘッドライトを使い分けています。
正しい使い方や使い分けがあれば教えてください。

(30代・女性)

スモールランプよりヘッドライトを点けよう!

「なんとなくスモールランプとヘッドライトを使い分けています」とのことですが、このようにされている方、意外と多いのではないでしょうか?

大抵の場合ライトのスイッチは、奥に一段回すとスモールやテールランプ類、もう一段回すとヘッドライトが点く仕組みになっていますよね。
ですから、薄暗くなったらまずはカチッと一段ひねってスモールランプを、と考えるのは自然な流れでしょう。

スモールランプの役割は車の幅を知らせること

スモールランプの役割

でも、ちょっと待ってください。
ヘッドライトの目的は、暗い環境での走行時もドライバーの視認性を高め、また周囲にも自分の存在を分かってもらうこと。

これに対し、実はスモールランプには違う役目があるのです。
スモールランプは、別名「車幅灯」と言います。「ポジションランプ」ということばなら聞いたことあるんじゃないでしょうか? ここからも分かるように、これは車の幅を知らせるためのランプなんですね。

たとえば他車とすれ違うとき。また路肩などでの停車時に、自車の幅を伝えたいときにスモールランプを点灯させるのです。
もちろんあたりが暗くなると、スモールランプでも自分の存在を他車に知らせることはできます。でも積極的に安全を確保するなら、迷わずヘッドライトを付けることをお勧めします。

「他の灯りが目につきはじめたころ」が点灯のタイミング

ではヘッドライト点灯のタイミングはいつがいいのか?
これについては各ドライバーの感覚に委ねられているのが現状です。でも道路交通法では、「夜間=日没時から日の出時まで」と点灯基準が明確に決められているのです。

とはいえ普通は日没時間なんて毎日チェックしていませんし、夕暮れ時の事故発生率が高いことからも、日没を迎えてからでは遅い…というのが正直なところ。
実際にこの時間帯で無灯火の車とすれ違うときは、ちょっと危ない感じがしますよね。

ちなみにJAF(日本自動車連盟)では、日没の約30分前からの点灯を推奨しています。
体感的には、信号機や他の車のブレーキランプといった周囲の灯りが目に付き始めたら、ライトを点灯するのがよいと思います。

  • 執筆者プロフィール

    モータージャーナリスト 山田 弘樹

    山田 弘樹(やまだ こうき)

    モータージャーナリスト
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
    自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。
気になった記事をシェアしよう!

タグ:

最新!人気の自転車保険ランキング最新!人気の賃貸火災保険ランキング

ライフィのサービス

人気保険ランキング
すべて見る