女性がん保険とは? 女性向けのがん保険は、がんで入院・手術をしたとき、その日数に応じた給付金を受け取れ、乳がんや子宮がんなど女性特有のがんの場合には給付金を上乗せして受け取れる保険です。 オプションで、がんの疼痛緩和治療を受けたときに給付金を受け取れるものや、がん治療により必要になる医療用ウィッグ購入費にあてられる一時金を受け取れるもの、乳房再建術を受けたときに給付金を受け取れるものもあります。 また、がん経験者向けに、がん再発や転移に備える保険もあります。 がんだけでなく、さまざまな病気や女性疾病に備えたい人には「女性医療保険」もおすすめです。 女性向けの医療保険はこちら:女性医療保険の選び方 女性がん保険選びのポイント 女性がん保険を選ぶ際には、主に次の4つに注目してみましょう。 1通院での治療は保障対象?入院前後の通院 がんの治療では、入院前後に通院で投薬や検査を行う場合があります。入院後のみの通院が保障されるものや、入院前後どちらの通院も保障されるものもあります。 2給付金を受け取る基準は?入院日数と通院日数 がんで入院したときに日数に応じて入院給付金を受け取れるタイプや、通院日数に応じて通院給付金を受け取れるタイプがあります。 3がん診断給付金は受け取れる?受け取り回数の限度 がん診断給付金は、最初の診断時のみ受け取れるものや、2年に1回などで何度でも受け取れるものもあります。 4がんの治療後・退院後への備えはある? 乳房再建術や、がん治療による脱毛のためのウィッグ購入にあてられる給付金があるものや、退院後の療養にかかる費用に備えられる給付金があるものもあります。 ファイナンシャルプランナーが解説!あなたにぴったりの女性がん保険とは ファイナンシャルプランナー加藤 梨里 がんのなかでも、かかる割合が20歳代から30歳代にかけて高まる子宮頸がん、30歳代から40歳代以降で高い乳がんなどは、男女問わずかかることがある胃がんや大腸がんなどとはかかりやすいタイミングが異なることがあります。 働き盛りや子育て世代の間などは、闘病による経済的なダメージが大きいこともありますから、女性特有のがんでの保障が手厚いものは安心ではないでしょうか。 早期発見の場合は悪性新生物ではなく「上皮内新生物」のケースもありますが、いざ自身がいわゆる「がん」と診断されると心身の負担感は小さくないでしょう。女性向けのがん保険の一部は、上皮内新生物でも満額の給付金を受け取れます。 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」