がん保険は、がんにかかったときや、がんで入院・手術をしたとき、治療を受けたときに給付金を受け取れる保険です。
さまざまな病気やケガをしたときに給付金を受け取れる「医療保険」とは違い、病気を「がん」に限定しているのが特徴です。
がん保険でどんな備えができる?
がん保険では、おもにがんにかかったときの治療費の負担に備えられます。
がんの治療でかかる自己負担に備えられる
がんが原因で入院・通院をしたときにはその日数分の入院給付金・通院給付金を受け取れる、がんの治療のために手術をしたときにはその規模に応じて入院給付金日額の10倍や20倍などの手術給付金を受け取れる保障がついているものが一般的です。ほとんどのがん保険では、がんによる入院でおりる入院給付金は日数無制限で給付されます。
入院日数や手術の規模にかかわらず、がんと診断されたときにまとまった診断給付金を受け取れるものもあります。
あるいは、女性特有のがんの場合には手厚い保障を受けられるようにした女性専用のがん保険もあります。
多様な治療方法に対応できるものもあります。たとえば重粒子線治療や陽子線治療などの先進医療を受けたとき、抗がん剤治療や放射線治療、ホルモン剤治療を受けたとき、乳がんなどで再建術を受けたときには別途給付金を受け取れる保障がついているものもあります。
がんの闘病生活による収入減に備えられる
一部のがん保険には、がんの闘病により収入が減ったときに経済的な補てんをできるものがあります。がんと診断されたら、治療をしているかどうかにかかわらず給付金を受け取れるようなしくみになっており、がんの闘病のために仕事を休職したり退職したりした場合の収入減に充てることができます。
がんの治療や闘病でのニーズに合わせてがん保険の検討を
このように、がんにかかったときのさまざまな負担に備えられるがん保険。
以下の記事では、がん保険の選び方や、さまざまな特徴のあるがん保険のしくみについて解説しています。いざがんにかかったときに、公的な保障でどれくらい経済的な負担が軽減されるか、どんなサポートがほしいかなど、ご自身やご家族の状況を考えながらがん保険を検討してみてはいかがでしょうか。