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更新:(公開:2022年8月31日)

子宮筋腫で受取れる保険金・子宮筋腫になっても入れる生命保険を解説

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

子宮筋腫で受取れる保険金・子宮筋腫になっても入れる生命保険を解説

女性特有の病気のひとつである子宮筋腫。状況により、投薬や手術などの治療が必要ですが、生命保険ではどのようにカバーできるのでしょうか。
また、子宮筋腫が見つかったときや治療中には保険に入れるのでしょうか?

子宮筋腫で受け取れる生命保険や、加入できる保険について解説します。

子宮筋腫で受け取れる生命保険

もしも子宮筋腫が見つかったら、生命保険はどのように受け取れるのでしょうか。

生命保険の医療特約や医療保険など、病気を保障する保険に契約している場合には、基本的には治療のために入院したときには入院給付金、手術を受けたときには手術給付金の対象になります。

入院給付金

子宮筋腫の治療のために入院したときには、入院給付金が給付されます。

給付のタイプは、保険の商品やプランなどによって異なります。

おもに、入院1日につき1万円のように、入院日数に応じて支払われるタイプや、入院をしたら一律10万円のように、入院日数にかかわらず所定の金額が支払われるタイプ、診察や入院などの治療でかかった自己負担額の実費が支払われるタイプなどがあります。

手術給付金

筋腫のできた部位や大きさなどによっては、摘出手術を受けることがあります。医療保険などに手術給付金の保障がついていれば給付されます。

手術を受けたときに給付される金額は、保険の契約内容や手術の内容によって異なります。入院給付金の日額の10倍や20倍などとされている保険もありますし、手術内容に応じて10万円・20万円・40万円などと金額が決まっている保険もあります。

子宮筋腫の場合、子宮筋腫手術、子宮全摘出術、子宮筋腫核出術などが対象になるようです。

女性疾病給付金

医療保険や生命保険には、女性特有の病気を保障する特約が付いていることがあります。子宮筋腫はほとんどの保険会社で女性疾病に含まれますので、上述の入院給付金とは別に、女性疾病給付金を受け取れます。

入院給付金の日額が2倍になる、入院一時金が上乗せされるような保険もあります。

先進医療給付金

先進医療の対象になる手術・医療技術を利用した場合には、先進医療特約の給付対象になります。

子宮筋腫の治療や摘出手術では、先進医療を用いるケースはほとんど無いようですが、もし利用する場合には、契約している保険の先進医療特約から、技術料の実費を受け取れる可能性があります。

子宮筋腫の治療中・治療後でも入れる生命保険

では、これまでに子宮筋腫の治療を受けたことがある人や、現在治療を受けている人は、新たに生命保険に加入できるのでしょうか?

子宮筋腫があっても入れる保険についてみてみましょう。

標準的な生命保険

一般的な生命保険や医療保険は、加入するときに健康状態の告知が必要です。

直近3ヶ月以内に診察や治療、投薬を受けているかどうか、過去5年以内に手術や7日以上の入院をしたことがあるかなどを問われますので、子宮筋腫の治療中や入院中には、保険加入ができない可能性があります。

加入できても、保障に制限がついたり保険料が割増されたりといった条件付の契約になることもあります。

しかし、子宮筋腫の手術から5年以上経っている、治療が完了しているようなケースなら、標準的な生命保険に加入できる可能性があります。

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引受基準緩和型

現在、子宮筋腫の治療中であると、標準的な生命保険の加入は難しくなることがありますが、持病がある人向けの「引受基準緩和型」の保険は加入できるかもしれません。

たとえば、子宮筋腫があるが薬の処方や通院治療のみをしており手術をしたことがない、医師から入院や手術を勧められていないといったケースが考えられます。

引受基準緩和型の保険は告知項目が少ないため、治療の状況が告知での質問事項に当てはまらなければ、保険に加入できる可能性があります。

ただし、保険料は標準的な生命保険に比べて割高です。

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無選択型

いずれの保険にも加入の見通しが立たないときには、告知のない「無選択型」の保険を選ぶのもひとつの方法です。無選択型の保険は、健康状態にかかわらず申し込むことができます。

ただし、保障内容が一部制限されていたり、保険料が引受基準緩和型の保険以上に割高であることは注意が必要です。

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子宮筋腫の経過観察中でも告知が必要

これまでに子宮筋腫が見つかったことがあるものの、経過観察中で治療を受けたことはない、入院や手術を受ける予定がないといった場合には、標準的な医療保険や生命保険に加入できる可能性があります。

ただしそんなときでも、原則として生命保険の加入時に告知は必要です。標準的な保険では、所定の期間内に健康診断や人間ドック、婦人科検診などで異常を指摘されたことがあれば、その旨を告知するよう求められることが多いためです。

加入できた場合には、子宮に関わる病気は部位不担保になる、条件付の契約になる可能性があります。

子宮筋腫が見つかったときへの備えを、生命保険で対応

40~50歳代の女性では、子宮筋腫はそれほど珍しい病気ではありません。しかし、治療のために入院や手術をすることになれば経済的な不安を感じることもあるでしょう。

多くは公的な医療制度で医療費の負担が軽減されますが、民間の生命保険で補える部分もあります。

すでに子宮筋腫の治療中であると、新たな保険への加入に制約が生じることがありますが、告知内容によっては、標準的な保険に加入できたり、持病がある人に向けた保険を選ぶ方法もあります。

治療の経過や現在の状況によって、加入できる保険の選択肢が変わってきます。詳しいことは保険会社や保険を取り扱う代理店などに相談してみると、ご自身が加入できる可能性のイメージがつくのではないでしょうか。

今、みんなが選んでいる
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参考:厚生労働省「スマートライフプロジェクト」

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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