もしもの死亡時に備える生命保険は、病気になったときに加入や見直しを意識することがあります。しかしながら、糖尿病などの持病があると入りにくい傾向があります。
糖尿病と診断されたり、治療のために投薬や通院をしている時には、生命保険に加入できるのでしょうか。
糖尿病の方が、生命保険(死亡保険)に加入する際の注意点や、糖尿病でも入りやすい保険についてまとめました。
糖尿病になっても死亡保険に加入できる?
ほとんどの生命保険には、加入時に健康に関する審査があります。
現在の健康状態や今までの治療の有無、経過をもとに、保険への加入が可能かどうか判断されます。
ですから、現在糖尿病の治療中や健康診断での異常を指摘されている場合には、申し込む際にその旨の告知が必要です。
糖尿病は合併症のリスクもあることから、告知された内容によっては加入に条件がついたり、加入を断られてしまうケースがあります。
申込み時の審査によっては標準の死亡保険に加入できる
糖尿病の持病がある人が生命保険に申し込むときには、健康状態や治療の内容・期間などをもとに加入の可否が判断されます。
重症の場合には加入ができないケースもありますが、保険料の割増などの条件付きで標準の死亡保険に加入できるケースもあります。
加入の判断では、直近のHbA1cなど糖尿病の状態や治療状況などを総合的に審査されます。
申込時に記入する告知書や医師の診査時に、下記の項目を中心に詳細を問われるようです。
※告知内容や項目は保険会社によって異なります。
糖尿病でも入りやすい!死亡保険一覧
もし、標準的な死亡保険に加入が難しい場合には、持病がある方向けの死亡保険を検討する方法もあります。
告知項目を少なくした「引受基準緩和型」や告知自体を無くした「無選択型」の死亡保険があります。
一部の保険会社では、糖尿病の方専用の死亡保険も販売されています。
告知項目が少ない「引受基準緩和型」の死亡保険
引受基準緩和型の死亡保険は、告知項目が標準的な保険に比べて少ない保険です。
「3か月以内に入院・手術をすすめられた」「2年以内の入院・手術の経験」「5年以内にがんにかかった」など、以下に挙げる3~5つの項目にすべて該当しない場合に、申込ができます。
※告知内容や項目は保険会社によって異なります。
該当がなければ、糖尿病で投薬や通院をしていても申込めます。
ただし、ひとつでも告知事項に該当があれば加入ができません。また、標準の死亡保険に比べて保険料が割高な点は要注意です。
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告知を無くした「無選択型」の死亡保険
告知自体をなくし、加入時の健康状態を問わない「無選択型」という死亡保険もあります。
糖尿病を含め、現在の健康状態や過去の入院や手術歴などを問われないため、治療中の人でも加入できます。ただし、保険料は標準の死亡保険に比べて割高です。
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申込時は糖尿病の病状を告知して、保険加入できるか確認を
このように、糖尿病の治療中には死亡保険に加入できる可能性があるものの、選択肢が限られることもあります。
加入を希望するときには、治療状況や現在の健康状態を正しく告知して、加入できるか確認してみましょう。
保険会社や保険代理店で、加入可否について相談できることもあります。
今みんなが選んでいる保険は?
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執筆者プロフィール
ライフィ編集部
「お困りごと解決のためのお役立ち情報サイト」を目指し、生命保険・損害保険を中心に、健康や家計などさまざまな情報を掲載しています。メンバーは独自の視点でお客さまのお困りごとに日々耳を傾け、編集・発信しています。
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