洗車後の拭き上げは必要?走って乾かすのはダメ?
山田 弘樹
モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 >プロフィールを見る
記事の目次
クルマのボディはお肌と同じ! きちんとケアを
洗⾞をしたら、ぜひとも愛⾞の拭き上げはして欲しいですね︕
その時間がないのであれば、むしろ洗⾞はしない⽅がいいかもしれません。
ボディに残った水滴が大敵
「でも晴れていれば⾃然に乾くし、⾛っていれば⾵で乾きますよ︖」
と思うかもしれないですが、⽇光で乾かされた⽔滴は、ウォータースポットというシミになってしまいます。
⽔道⽔の中に含まれる成分が、⽔が蒸発したことで塗装⾯に残り、取れなくなってしまうんですね。
これがひどい状態になると、塗装⾯を磨いても消えないほどになってしまいます。
⾛って⽔滴を⾶ばしてしまうのは楽なのですが、道路はホコリも舞っているため、これが洗い⽴てのボディに付着してしまうのも細かな傷を付ける原因になります。
クルマのボディはお肌と同じ。きちんとケアしてあげてくださいね。
⾬の後に⽔滴を取るだけでシミ予防に
⾬が降った⽇は⽬の粗くないタオルでさっと⽔滴を吸い取ってあげるだけでも、⾬ジミが防げます。
これをしてあげるだけでボディはもちろん、ガラスやサイドミラーのシミを防⽌することもできます。
ボンネットやドア、トランクルームもチェックしてみては
そして︕是⾮⼀度クルマを洗った後に、ボンネットやドア、トランクルームを開けてみて下さい。そこには沢⼭の⽔滴が付いているはずですよ。こうした部分は、クルマを⾛らせても⾵が当たらないんです。
普段から拭き上げていなければそこにはホコリが溜まっているため、クルマはどんどん汚れて⾏きます。
逆にいうとこうした部分がきれいなだけで、「クルマを⼤切にしているんだなぁ」って思われるのではないでしょうか。
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執筆者プロフィール
モータージャーナリスト
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。