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自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」 自動車コラム「知識はなくてもクルマは走る」

突然のバッテリー上がり、事前に防ぐ方法は?【前編】ちょっとの工夫で防ぐ

執筆者

山田 弘樹
モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 >プロフィールを見る

バッテリー上がり・寿命は事前にわかる?【前編】

外出中、駐車場を出ようとしたとき急に車が動かなくなりました。駆け付けてくれたロードサービスによるとバッテリーの寿命とのこと。 最近少しエンジンが掛かりにくかったのですが、少し前に受けた車検では何も指摘されていなかったので、こんなに急に動かなくなるもの? と驚いています。 事前に異常を知る方法ってあるのでしょうか?

(40代・女性)

バッテリーが上がり、ちょっとの工夫で防げるケースが多い

経験した人なら分かると思いますが、外出先でのバッテリー上がりはパニックになりますよね。不安で焦るし、その後のスケジュールは大きく狂うし…。

ではどうすれば、バッテリー上がりを未然に防げるのでしょうか?

バッテリー点検は日常点検として義務付けられている?

法律的な面で言うと、道路運送車両法では日常点検としてバッテリーの液量点検が義務付けられているんです。

少なくとも1ヶ月に1回は点検し、外観に破損や液漏れがないか、液量がUPPER LEVEL(アッパーレベル)と LOWER LEVEL(ロワーレベル)の間にあるかどうかを確認します。その間より液面が下にあれば、バッテリー液を補充しなくてはなりません。

というのが大前提なのですが、現実にはJAFに依頼されるロードサービスで、「バッテリー上がり」は出動要請ダントツ一位(2018年度調査)。このギャップを埋めるため、もう少し現実的な面からバッテリートラブルを防ぐ方法を考えてみましょう。

バッテリー上がりはの多くは充電で回復できる

バッテリー充電

バッテリー上がりは大きく分けて、充電して回復するパターンと、回復しないパターンの2種類があります。一般的に多いのは前者で、その原因は“うっかり”によります。

代表的なものは、エンジンを切った後のライト類の消し忘れ。商業施設などで車のナンバーを呼びながら「ハザードがついたままです。すぐにお車にお戻り下さい」とアナウンスされるアレです。

あとは室内灯を点けたままにしてしまうパターン。室内で何かを確認したいとき、ドアを閉めたままだと室内灯を点ける必要がありますよね? これは私も、何度もやったことがあるので注意して下さい。

こまめにエンジンを動かしてバッテリーの充電を

バッテリーはエンジンをかけることでオルタネーターという機械で充電される仕組みですから、エンジンを切ったままライト類やエアコン類を使っていると、当然充電がどんどん減っていきます。長期間クルマに乗らない時もスマホと同じように自然放電していますし、たまに近所を走るくらいの使い方だと充電不足になることも不思議ではありません。

よって電気系の消し忘れがないか、室内灯を点けっぱなしにしていないかチェックしてから車を降りる。また、「最近乗ってないなぁ」と思ったら、日中少し長めのドライブをするなど、スマホの充電を気にするように愛車のバッテリー状況も意識してあげるのがベストです。

バッテリー上がりのサインが分かるとさらに安心

またバッテリー上がりでは、ブースターケーブルが役立つというのは、女性でも聞いたことがあると思います。実際緊急時に備えてブースターケーブルをクルマに入れておくのは、とてもよいことです。

しかし助けてくれる相手がいなければジャンピングスタートはできませんし、そもそも慣れていない作業で、ケーブルをきちんとつなげられますか? という心配もあります。

プラス端子とプラス端子をつなげて、その後マイナス端子とマイナス端子をつなげる。あれれ、赤と黒、どっちがプラス? 正解は赤がプラスで、黒がマイナス。バッテリーやケーブルにも書いていますが、相手は電気だし、間違ったら…。
今はスマホですぐにこれを調べることもできますが、そもそもバッテリー上がりになれているなら質問なんてしないでしょうから、こういう作業自体も怖くてストレスになりますよね。

とういことで次回は、バッテリー上がりを未然に防ぐ対策についてお話をしましょう。

  • 執筆者プロフィール

    モータージャーナリスト 山田 弘樹

    山田 弘樹(やまだ こうき)

    モータージャーナリスト
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
    自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。
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