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更新:(公開:2019年8月26日)

ペット(犬・猫)のマイクロチップとは?義務化の対象と装着費用を解説

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

ペット(犬・猫)のマイクロチップとは?義務化の対象と装着費用を解説

犬や猫などのペットにつけるマイクロチップには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

また、現在は装着が義務付けられていますが、どのように役立つのでしょうか。

マイクロチップの装着費用や義務の内容などについて解説します。

マイクロチップとは?

マイクロチップは直径1.2~2mm、長さ8~12mmほどの円筒形のICチップで、犬や猫の体内に装着するものです※1

内部には15ケタの番号が記録されています。

この番号を全国の動物保護センターや保健所、動物病院などに配備されている専用のリーダーで読み取ると、あらかじめデータベースに登録しておいた犬・猫の名前、生年月日や飼い主の連絡先などの情報と紐づけて、身元を確認できるしくみになっています。

ペットが迷子になったときの再会に役立つ

マイクロチップには、GPS機能はありません。犬や猫の位置情報を追跡することはできませんが、もしも迷子になり保護されたときなどには、身元確認に活用できます。

地震や洪水のような自然災害や事故などで飼い主と離ればなれになったときでも、保護先で犬や猫のマイクロチップの情報を確認すれば、飼い主の連絡先がわかります。

実際に過去に発生した地震でも、マイクロチップを装着していた犬の多くが飼い主と再会できたという記録があります※2

マイクロチップの装着方法

マイクロチップの装着は、必ず獣医師が行います。

首の後ろの皮下に、注射針より少し太い、専用の注入器を使って埋め込みます。

一度装着したマイクロチップは電池がなくても作動し、半永久的に使えます。途中でチップを交換する必要はありません。

マイクロチップの装着費用

犬や猫などのペットにマイクロチップを装着するときには、動物病院で埋め込みの施術料がかかります。

動物病院によって異なりますが、犬や猫の場合は数千円〜1万円程度のところが多いようです。

飼っている犬・猫にマイクロチップを装着する場合の補助金制度がある自治体も

お住まいの地域によっては、家庭で飼っている犬や猫に新たにマイクロチップを装着する際にかかる費用の補助制度を利用できるところがあります。

補助額は自治体により異なりますが、1頭あたり1,000円~2,000円程度の補助を受けられるところが多いようです。

補助を受けるためには要件がありますので、お住まいの地域に制度があるかと合わせて確認してみましょう。

ペットの購入時にはマイクロチップの変更登録手数料がかかる

マイクロチップを装着済の犬や猫を迎え入れた際には、飼い主さんがマイクロチップの装着をする必要はありません。

ただし、繁殖業者(ブリーダー)やペットショップが所有者として登録されているため、所有者の情報を変更する手続きが必要です。

法律で義務とされている国の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」制度のデータベースで、所有者の変更登録をする際の手数料は、オンライン申請の場合400円(紙申請の場合1,400円)です。

マイクロチップの装着は義務化されている

2022年6月以降は、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫にはマイクロチップの装着が義務化されています。

また、マイクロチップの付いたペットを迎え入れる飼い主さんには所有者の変更登録の義務があります。

ペットの販売業者の義務

ペットショップやブリーダーなど、ペットの販売を行う事業者は、取り扱う犬や猫にマイクロチップを装着し、国の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」制度のデータベースに情報登録することが義務付けられています。

飼い主の義務

現在は、ペットショップやブリーダーから犬・猫を購入すると、基本的にはすでにマイクロチップが装着されています。

飼い主さんは、このマイクロチップに新しい所有者として飼い主さんの情報を登録する「所有者の変更登録」が義務付けられています。

マイクロチップが装着されている犬や猫には「登録証明書」が発行されています。登録証明書をペットショップやブリーダーから受け取り、迎え入れから30日以内に、所有者の変更登録手続きを行います(実際には、ペットショップなどが変更手続きを代行することが多いようです)。

知人や動物の保護団体などから譲渡してもらう場合にも、マイクロチップが装着された犬・猫であれば飼い主情報の変更登録が必要です。

2022年のマイクロチップ義務化の前から飼っている犬・猫については、マイクロチップ装着は努力義務とされています。

義務ではありませんが、ペットの迷子や災害に備えて、装着しておくことが勧められています。

なお、2022年5月までにすでに民間のマイクロチップ登録(Fam,JKC,AIPOなど)をしている場合、国のデータベースにも登録する必要があります。

日頃から、わが子が迷子になってしまったときへの備えを

大切な家族である犬や猫が迷子になってしまったら、とても心配です。少しでも早く再会するために、マイクロチップが一助になるかもしれません。

愛犬や愛猫を迎え入れたときには、早めに所有者の変更登録を済ませておきたいですね。

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※1 出典:環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A」
※2 出典:環境省「熊本地震におけるペットの被災概況」
※3 出典:環境省「マイクロチップ装着費用に関する補助・助成事業を実施している自治体」

参考:環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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