更新:公開:2019年9月27日

犬の熱中症は5月から対策を!かかりやすい犬種や年齢、治療にかかる費用をまとめて解説

監修者:
加藤 梨里|ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、健康経営エキスパートアドバイザー

犬の熱中症対策 知っておきたい症状と夏の散歩中にできる対策を解説

毎年夏場になると、熱中症の心配が出てきます。ワンちゃんと外へお散歩に出かけるときは、わが子の熱中症も注意したいものです。

そこで、犬の熱中症対策について知っておきましょう。

犬の熱中症は5月から8月に要注意

犬も、人間と同じように高温の環境下で熱中症にかかることがあります。アニコム損保※1 1のデータによると、熱中症による犬の保険金請求の件数は5月から増え始め、7月や8月にかけてピークを迎えます。本格的な夏を迎える前の5月、6月も、ほかの時期に比べて増える傾向があるようです。

熱中症にかかりやすい犬種

環境省の資料※2によると、犬は体を毛皮で覆われていることや、人間と違って汗腺がなく汗による体温調節ができないことから、暑さに弱いことがあります。裸足で、私たちよりも地面に近いところを歩くため、地面からの放射熱など暑さの影響を受けやすいこともあるようです。

アニコム損保が犬種別に熱中症の発生割合をまとめたデータによると、バーニーズ・マウンテン・ドッグやゴールデン・レトリーバーのような大型犬と、フレンチ・ブルドッグやパグ、ペキニーズなどの短頭種のワンちゃんたちで、熱中症が多い傾向があるそうです。これらの犬種は、特に暑さから守ってあげる工夫が必要かもしれません。

熱中症の犬種別の発生割合
熱中症の犬種別の発生割合

出典:アニコム損害保険株式会社 ニュースリリース「獣医師・気象予報士が犬のために開発した「犬の熱中症週間予報」配信開始!」

熱中症にかかりやすい犬の年齢

年齢に応じた注意も必要です。熱中症の発生割合は、若い犬よりも高齢犬で高い傾向があるようです。アニコム損保によると、シニア期に入る7~8歳を超えるとリスクが高まることがわかっています※1

シニア期を迎えたワンちゃんと過ごす夏は、暑さに一層の配慮をしてあげたいですね。

熱中症の発生割合の年齢遷移
熱中症の発生割合の年齢遷移

出典:アニコム損害保険株式会社 ニュースリリース「獣医師・気象予報士が犬のために開発した「犬の熱中症週間予報」配信開始!」

犬の熱中症治療にかかる費用

もし、犬が熱中症にかかって治療をしてもらった場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。熱中症で動物病院にかかったときには、症状に応じて点滴やステロイド剤の投与が行われるようです。治療費は年間平均で2万円程度、重症で入院した場合には平均でも6万円を超えます※1

重度になると入院が長期にわたり、10万円を規模になるおそれもあるようですから、日ごろから熱中症対策を意識して、もし異変に気付いたら早めに対処してあげたいものです。

犬の熱中症を予防・早期発見するためのポイント

では、わが子を熱中症から守ってあげるにはどんなことに気をつければよいのでしょうか。熱中症を防ぎ、早期発見するために知っておきたい体調管理方法について挙げてみましょう。

熱中症の症状を知る

ワンちゃんたちは身体に不調が現れても、言葉では飼い主さんに伝えることができません。早めにわが子の異変に早めに気づいてあげるために、犬の熱中症の症状について知っておきましょう。

犬が熱中症になると、環境省の資料※2によると、軽度の症状では、口を開けてハアハアと大きく呼吸をする、よだれを垂らす、体温が40度近くになるなどの特徴がみられるようです。中等度になると筋肉が震える、吐き気や下痢、呼吸困難などの症状がでることがあります。そして重度になると動かなくなる、意識を失うなどに至るようです。

熱中症が重症化すると合併症を起こしたり、最悪の場合には死に至ってしまうこともあります。しかし外から見て明らかな症状は、中等度や重度になってから現れるものが多いようです。

適度な休憩とこまめな水分補給をする

熱中症予防に休憩や水分補給が大切なのは私たち人間と同じです。たとえばお散歩中には30分ごとに休憩をとってあげる、水をすぐに飲ませてあげられるように準備しておくなどもよさそうです。日中にお散歩をするときには木陰を歩くことも有効でしょう。日差しの下では約50度に上る地面の表面温度が、木陰では30度ほどにとどまるというデータもあります※3

また、市販されている熱中症対策グッズを利用するのもよいでしょう。ペットショップなどには、水に濡らすと冷たくなるクールバンダナやクールウェア、保冷剤を入れることができるハーネス、肉球を熱から守るブーツなどが販売されています。

犬の熱中症のリスクを知って、安心のお散歩を

気温が高い夏の時期は、地面に近いところを歩くワンちゃんたちは私たち以上に暑さの影響を受けやすいです。いつも以上に飼い主さんが注意して、暑さ対策やこまめな休憩、水分補給をしてあげるとよいのではないでしょうか。

また、万が一の時に大切な家族が出すサインを理解して、熱中症からわが子を守りたいものですね。

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※1 出典:アニコム損害保険株式会社 ニュースリリース「獣医師・気象予報士が犬のために開発した「犬の熱中症週間予報」配信開始!」
※2 出典:環境省「動物の体温調節の特徴 ペットの熱中症と対策 令和元年度熱中症対策シンポジウム」
※3 出典:環境省「日向と木陰で感じる暑さの違い 猛暑に対する街なかでの対応方策について」

  • 監修者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。

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