自転車での転倒は、思いのほか大きなけがにつながることがあります。70歳や80歳など、高齢になってくると特にケガに気を付けたいものですが、もしもの事故に備えて自転車保険に加入することはできるのでしょうか?
自転車保険の年齢制限や高齢で加入できる保険について案内します。
高齢者は何歳まで自転車保険に入れる?
自転車の事故に備える自転車保険には、年齢制限のある商品があります。制限がある場合、「新規契約は保険の申込日時点で満69歳まで」といった保険会社や商品による年齢条件があります。このため、一部の自転車保険は高齢者には加入しづらいと感じられることがあるかもしれません。
年齢制限で定められた上限年齢よりも若いうちに契約した場合には、それ以降の70歳や80歳を過ぎても契約を更新できるところが多いようです。ただし、契約の継続はできても補償内容の一部が制限される自転車保険もあるようです。
70歳・80歳以上でも入れる自転車保険
いっぽうで、なかには70歳や80歳になってから新規加入できる自転車保険もあります。対面の窓口で申し込める自転車保険のほか、ネットで入れるものもあります。
下記に、ネットで契約手続きをできる自転車保険の一例を挙げています。
74歳まで入れる自転車保険
89歳まで入れるシニア向け自転車保険
年齢制限なしの自転車保険
同居する家族の自転車保険を「家族型」にする方法も
年齢制限のために希望の自転車保険に加入しづらいときには、年齢の若い家族が「家族型」の自転車保険に加入する方法もあります。
一部の自転車保険が扱う「家族型」「家族プラン」では、保険に契約する本人のほか同居する家族も補償の対象になります。本人が高齢で自転車保険に加入できなくても、家族の自転車保険で補償を受けることができるのです。
補償される家族の範囲は保険会社やプランによって異なりますが、おもに、契約している人の配偶者や同居している親族などが対象になります。
家族プランの補償範囲
TSマークでも年齢制限なく自転車の補償を付帯できる
年齢条件を気にせずに自転車への保険を確保する方法には、「TSマーク」もあります。TSマークは所定の自転車修理店などで点検を受けたときに発行されるステッカーで、自転車に貼付されます。
TSマークには自転車事故でのケガや賠償責任を補償する保険が付帯しています。自転車の車体に付帯する保険なので、乗る人の年齢を問わず補償されます。80歳や90歳といった高齢の人が運転する自転車も、保険の対象になります。
加入できる自転車保険が見つからないときには、自転車にTSマークがついているかを確認してもいいでしょう。
自転車保険で自転車事故でのケガや賠償に備えて
自転車保険の一部には、年齢制限により高齢者本人が加入できないものがありますが、年齢制限のない自転車保険もあります。また、子や配偶者などが自転車保険に契約して家族型を選ぶなど、高齢の人が自転車事故への補償を確保する方法もあります。
自転車事故でのケガや賠償リスクに備えて、加入できる方法を検討したいですね。
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執筆者プロフィール
ライフィ編集部
「お困りごと解決のためのお役立ち情報サイト」を目指し、生命保険・損害保険を中心に、健康や家計などさまざまな情報を掲載しています。メンバーは独自の視点でお客さまのお困りごとに日々耳を傾け、編集・発信しています。
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