貯蓄メインの外貨建て保険に加入中。家族のために死亡保障を追加するか迷っています。真島さん(40才・男性):
会社員(事務職)、夫婦+子供1人(3才)、賃貸
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1.どんな保険で保険料はいくらですか?
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亡くなった時の保障
- 保険種別
- 終身保険
- 保険の目的
- 貯蓄のため
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 300ドル/月
- 払込期間
- 40歳まで
- 保険金額
- 10万ドル
- その他
- 3万ドル (がん・心疾患・脳疾患)
病気・ケガの保障
- 保険種別
- 医療保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 3,000円/月
- 払込期間
- 60歳まで
- 入院
- 5,000円/日額
- 先進医療
- あり
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2.いつどこで入りましたか?
- 30歳の時、勤務先の来店型保険ショップで加入しました。
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3.今の保険に入ったきっかけは?
- 将来について何となく不安があったこと、また転職して保険ショップに勤務し、職場の同僚から保険には早く入った方が良いと言われて、相談してみたことがきっかけです。
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4.今の保険を選んだ理由・決め手は何ですか?
- 将来に向け貯蓄をしなければと考えていたところで、保険でお金が貯められることを知り、びっくりしました。銀行に預けておくよりは良いかなと思って外貨建ての終身保険に入りました。選んだ理由は、円建ての終身保険より利率がよかったこと、また死亡保障だけでなくがん・脳疾患・心疾患になったときの保障がついていたためです。
医療保険は、健康に自信があったのですが、早く入った方が同じ保険でも保険料が安いということが分かり、基本的な保障に入りました。 -
5.入っている保険や今後の保険選びについてアドバイスが欲しいことはありますか?
- 保険に加入後、結婚して子供が生まれたため、自分が亡くなったあとの家族の生活費を確保する保険が気になっています。
FP・生保プランナーからのコメント
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久保 登嗣宜(くぼ としのり)
株式会社ライフィ コミュニケーション営業部 プロダクティプライフセクション 生命保険アドバイザー
公的保険アドバイザー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士 -
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー将来のために貯蓄を、と思い立って保険に入ったことで、もしも亡くなったときと大きな病気をしたときの保障も確保できたのが良かったと思います。これからお子さんの教育資金などがかかる時期に近づいていくと思いますが、ちょうど今年で保険料の払い込みが終わるのもよいですね。
外貨建てで、為替変動によって日本円での受取額は常に変わりますから、これからも定期的に契約内容や保険金額の日本円換算額を確認すると安心だと思います。もともと貯蓄のために始めた保険ですから、いつか解約してお金を受け取ることも考えられます。為替レートの状況を見ながら、いつ、どんな目的に充てるのかイメージもつけておきたいですね。ご結婚してお子さんが生まれた今は、貯蓄以外にも、ご自身の万が一の死亡への保険はほしいところです。特にお子さんが成人されるまでの期間には、ご家族の生活費や教育資金を考慮して十分な死亡保険があると安心です。掛け捨てタイプの定期保険や収入保障保険などから検討してはいかがでしょうか。
健康に自信がおありとのことですので、病気やケガへの備えは現在の医療保険と終身保険で十分だと思います。将来のリスクを考えるなら、治療や入院にかかるお金のほか、仕事を休んだ時の収入減など、生活上でのお金の負担も考慮しておきたいですね。
貯蓄を目的として生命保険に加入されるのであれば、ドル建終身保険は良い選択ではないでしょうか。
円建ての商品に比べて予定利率も高く、保険料の払い込みが月払いなので、為替リスクもある程度回避できます。また、保障として残すことも、解約して老後の生活資金に利用することも可能です。
また、すでに意識されているように、ご家族の生活資金として死亡保障の追加を検討してもよいでしょう。
保険にご加入いただいたときから状況も変わり、必要保障額も変わっている可能性が高いです。遺族の生活費、お子様の教育資金と目的を分けて必要保障額を検討するとイメージが湧きやすいと思います。今の保険で保障額が足りない場合は、必要な分だけ追加することをお勧めいたします。掛け捨ての収入保障保険で準備するのも良いでしょう。
医療保険は、60歳までに支払いが終わるので老後の経済的負担が軽くなります。保障の見直しをする場合は新しい特約の検討や、高額治療になりやすいがん治療に対しての保障を追加するのも良いですね。より安心して治療に専念できるようになります。
万が一があった際ののこされた家族を守るための生活資金の他にも、働けなくなった時の生活費の保障や、入院時の家族の生活の変化による出費なども加味して保険を総合的に見直すことでより安心できますよ。