保険は4つも入っているけど… 今の自分に必要な保険なのか分かりません。渋谷さん(34才・男性):
会社員(IT業)、未婚、一人暮らし(賃貸)
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1.どんな保険で保険料はいくらですか?
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死亡時の保障
- 保険種別
- 終身保険
- 保険の目的
- 貯蓄・家族のため
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 10,900円/月
- 払込期間
- 65歳まで
- 保険金額
- 700万円
死亡時の保障
- 保険種別
- 収入保障保険
- 保険の目的
- 家族のため
- 保険期間
- 65歳まで
- 保険料
- 3,000円/月
- 払込期間
- 65歳まで
- 保険金額
- 7万円
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- 医療保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 5,400円/月
- 払込期間
- 終身
- 入院
- 20万円(一時金)
- 先進医療
- あり
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- がん保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 5,200円/月
- 払込期間
- 終身
- 入院
- 300万円
- 先進医療
- なし
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2.いつどこで入りましたか?
- 25歳で新卒で入社した時、33歳の時、それぞれ別の保険会社の営業の方とお会いして、保険に加入しました。
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3.今の保険に入ったきっかけは?
- 最初に加入したのは、25歳の新入社員のときです。社会人になると同時に一人暮らしを始めた際、大病や大けがになったらどうしよう?という漠然とした不安がありました。そんな時にたまたま、当時の上司に保険の営業の方を紹介してもらったことがきっかけで加入しました。
33歳のときは、弟が保険会社に入社し、保険の話を持ち掛けられてたため、自分に合った保険を勧めてもらい、追加で加入しました。 -
4.今の保険を選んだ理由・決め手は何ですか?
- 重病や大けがを負ったらどうしよう、という不安の解消をまずは考えました。次に、一方的にお金を払い続けるだけではもったいないと思ったので、定期預金のようにある程度貯蓄の代わりにできないかとも考えました。
また、自分に保険や金融の知識がなかったことや、両親が保険の契約でトラブルに巻き込まれていたこともあり、担当の人が有事の際に気兼ねなく相談でき、信頼できる人かどうかも重要視して契約しました。 -
5.入っている保険や今後の保険選びについてアドバイスが欲しいことはありますか?
- 加入当時は納得して契約しましたが、現状自分にとって必要な保険に加入できているかどうかがよくわかりません。また、保険の加入以前にこれからの人生におけるリスクなどをそもそも想像できていない気がします。というのが、現状漠然と抱えている保険に関する悩みです。
FP・生保プランナーからのコメント
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久保 登嗣宜(くぼ としのり)
株式会社ライフィ コミュニケーション営業部 プロダクティプライフセクション 生命保険アドバイザー
公的保険アドバイザー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士 -
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー充分にしっかりと加入していますね。ご自身の不安ごとである「重病や大けが」に対して医療保険とがん保険で、「貯蓄代わりに」という希望には終身保険でカバーしているうえ、万が一の死亡時のための収入保障保険もあります。
人生のあらゆるリスクに備えられています。現在は独身でいらっしゃいますが、ご家族のためにも対応できるほどの内容だと思います。
ご自身の万が一の際にご家族を養う必要がなければ、収入保障保険は少々過剰かもしれません。保険金額を下げるなど、見直しを検討してもよいかもしれませんね。
終身保険は貯蓄を兼ねていますから、かりに解約したときにいくら戻ってくるのかを把握しておきましょう。 解約返戻金は契約から時間が経過するほど多くなるのが一般的ですから、今後のキャリアやライフプランの見通しと合わせて、いつ、どう活用できるかを想定しておくと安心ではないでしょうか。
医療保険は入院一時金20万円が出るようですが、重病や大けがの際に実際いくら受け取れるか、ほかの詳細な保障もついていないかも確認しておくとよいですね。
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今の保険で将来への幅広い備えができていると思います。
終身保険で死亡時やご自身の老後の備え、収入保障保険で亡くなった時・高度障害状態になった時の家族への備え、医療保険・がん保険でご自身の病気やケガへの備えと、ご結婚されて家族を持たれた後にも充分に対応できる状態ですね。
貯蓄にも利用できる終身保険は、700万円としっかり備えていますから、緊急予備資金や老後資金などさまざまな活用ができそうです。
「重病や大けが」に対する保障は、一時金タイプの医療保険で短期の入院に充分対応できていると思います。入院期間が短くなっている風潮ではありますが、長期の入院に備えるのであれば保障を追加するのも良いかもしれません。 がん保険も一時金タイプで診断給付金300万円であれば充分な金額だと思いますが、一時金タイプは入院や通院なども一時金で賄うことが考えられます。 長期の治療や、先進医療などふまえ、今加入している保険でどこまでカバーできるのか、給付の要件や給付を受けられる回数、その他の特約を確認してみるとよいでしょう。