「とにかくよい保険」で納得して入ったけど、ホントに保障は足りてる?原さん(36才・女性):
会社員(金融業)、未婚、一人暮らし(賃貸)
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1.どんな保険で保険料はいくらですか?
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死亡時の保障
- 保険種別
- 終身保険
- 保険の目的
- 貯蓄・家族のため
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 10,245円/月
- 払込期間
- 55歳まで
- 保険金額
- 500万円
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- 終身医療保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 4,888円/月
- 払込期間
- 55歳まで
- 入院
- 10,000円/日額
- 先進医療
- あり
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2.いつどこで入りましたか?
- 29歳のとき、会社の取引先の方が生命保険の代理店をしており、そこで入りました。
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3.今の保険に入ったきっかけは?
- 就職してから、家族に保険に入るように言われており、ずっと入らないとと思っていました。 30歳になる前には入らなければと考えていたところで、たまたま仕事の取引先の方が保険代理店をしていたため、その方におすすめされた保険に入りました。
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4.今の保険を選んだ理由・決め手は何ですか?
- 「将来に備えて貯蓄できる保険・とにかく必要な保険」をお願いしました。生命保険は全く分からなかったので、選ぶ基準など分からず、提案されたままの保険で入りました。代理店さんから、生命保険は継続できることがポイントだと言われた気がします。
積立の保険も、貯蓄のつもりだったのでもっと高額でよかったのですが、ずっと払い続けられることを考えて余裕を持った金額で設定するようアドバイスをもらいました。現在独身で、結婚の予定はないですが、結婚や子育てで仕事を辞めても旦那さんが払えるような払込期間と保険料になっているとのことです。 -
5.入っている保険や今後の保険選びについてアドバイスが欲しいことはありますか?
- 保険料負担もそれほど重くなく、保険も必要以上のものはいらないと思っているので、今の保険に不満はないのですが、客観的に本当に必要保障が足りているか、聞きたいです。
特に、通院保障はついていないですが、必要なのでしょうか?よくCMで、「現在は入院期間が短くなって、通院治療が増えているので、現代に合わせた保障に変えた方がよい」と言っているのを聞きます。正直、通院治療といっても毎日病院に通うわけではないし、仕事ができれば収入も確保できるので問題ないと思っています。
保険料の負担はそこまで重くはないですが、保険は最小限でよいと思っているので、その点も含めてアドバイスが欲しいです。
FP・生保プランナーからのコメント
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久保 登嗣宜(くぼ としのり)
株式会社ライフィ コミュニケーション営業部 プロダクティプライフセクション 生命保険アドバイザー
公的保険アドバイザー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士 -
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザーいまのご自身のライフスタイルに合った、必要な保険に入れていると思います。
もし病気やけがで入院したときの備えとして医療保険、そして万が一亡くなった時の備えとして、かつ貯蓄の代わりにもなるものとして終身保険という組み合わせは合理的です。気にしておられる通院については、まずご自身の公的な健康保険で受け取れる「高額療養費制度」を確認しましょう。
収入に応じて、1ヶ月の医療費の自己負担が上限額を超えると、超えた部分が戻ってきます。上限額までの自己負担を貯蓄で取り崩せるなら、いまはそれほど心配ないのではないでしょうか。もし、今後ライフプランが変わるならその際には見直しを検討しましょう。お仕事を転職したら、公的制度で受けられる補助の金額が変わることがありますし、収入が変わったら月々の保険料の負担感が変わることもあります。結婚・出産することになったら、医療保険の内容も再度チェックしたいですね。
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現在加入している保険は、貯蓄と万が一入院した際の保障のバランスがよく取れていると思います。
入院の日額が10,000円であれば、差額ベッド代の足しにもなるので、入院時の負担がより軽減できそうです。死亡保険(終身保険)も老後資金だけでなく、まとまったお金が必要な時など、緊急予備資金にも活用できます。
保険料の支払いに余裕があるうちは継続した方がよいでしょう。
通院は、「通院特約」以外に、入院すると一時金が受け取れる「入院一時金特約」を活用して、通院費用に充てることもできます。保険は必要最低限、と考えるのであれば、通院負担に限らず幅広く使える「入院一時金特約」を検討してもよいでしょう。
まずは、今入っている保険に特約があるか、追加できるか確認してみましょう。
今後、歳をとったり、ライフスタイルが変わると、保険に対する考えや必要な保険が変わることもあります。今後も定期的に保険の確認や見直しすることが大切です。