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更新:(公開:2016年4月21日)

【FPが解説】住宅ローンを組んだときの生命保険の見直し方を分かりやすく解説

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

住宅ローンと合わせて考えたい、生命保険の見直しポイント4つ

住宅購入はライフプランの中でも特に大きなイベントです。住居費のかかり方など、お金の面での変化もあります。そんなときには、生命保険の見直しも必要です。

住宅購入時の生命保険の見直し方について知っておきましょう。

住宅ローンを組むとき、生命保険の見直しはなぜ必要?

住宅ローンを組んだら、すでに加入している生命保険を見直しましょう、といわれることがあります。では、なぜ住宅ローンと合わせて生命保険の見直しが必要なのでしょうか。おもに、次の2つが挙げられます。

住宅ローン契約と同時に新たな生命保険(団信)に加入するため

住宅ローンを契約したら、返済中の万が一の死亡に備えて団体信用生命保険(団信)にも加入するのが一般的です。

団信は、返済中にローン契約者が死亡すると、残債が保険から弁済されます。生命保険のひとつですから、新たな生命保険を追加するのとほぼ同じことでもあります。すでに契約している生命保険があれば、団信に加入することで保障が重複したり、必要以上の保障額になったりすることがあります。このため、住宅ローンの借入時に団信に加入したら、すでに契約している生命保険を見直すことが大切です。

住居費の変化で、万一の死亡時に備える方向性が変わるため

また、住宅ローンの返済が始まると、それまでとは住居費のかかり方も変わります。家計のお金の流れが変わりますから、死亡や病気などのアクシデントに見舞われたときに必要な出費をどのようにまかなうか、お金の備え方も変わることがあります。生命保険を見直すことで、住宅ローンを返済している前提で、ライフプランや人生のリスクに関わるお金について再点検することができます。

それではどのような保険を見直すといいのか、おもに見直したい保険と、見直す際の考え方をみていきましょう。

死亡保険保険の見直し方

団信に加入したらまず見直したいのが、死亡保険です。死亡時に保険金がおりる、定期保険、収入保障保険、終身保険などが該当します。

保険金額に占める住居費の割合をチェック

死亡保険は、被保険者が亡くなった時に、遺族に保険金が支払われます。契約時には、遺された家族が生活するための生活費や住居費、教育費や老後の費用を想定して、保険金額を設定していたはずです。

このうち、住居費分は、死亡保険に契約したときの住まいを前提にして、必要な保障額を計算していたはずです。しかし、住宅ローンを借りて団信に加入したことで、住宅ローンの返済分については、団信で弁済できるようになります。生命保険では、住宅ローン返済に必要なお金はカバーしなくてもよいのです。

ですから、死亡保険に契約したときの住まいの家賃が、住宅ローンの毎月の返済額よりも高額だったような場合には、死亡保険の保険金額には住居費への想定額が多く含まれすぎている可能性があります。そのようなときには、過剰になっている死亡保険の保険金額を減額したり、一部解約したりできることがあります。

死亡保険の保険金額設定で考慮すべき、家族のライフプランのお金
死亡保険の保険金額設定で考慮すべき、家族のライフプランのお金
死亡保険の保険金額設定で考慮すべき、家族のライフプランのお金

逆に、死亡保険に契約していても、保障額が低すぎる、保険期間が途中で切れてしまうようなときには、追加した方が安心なケースもあります。団信でカバーできるのはあくまでも住宅ローンの返済分だけで、家族の生活費が給付されるわけではないためです。団信に加入した時点での家族構成や年齢、生活費などに合わせて、万が一のときに必要な金額を改めて検討してみましょう。

医療保険・がん保険の見直し方

団信に加入することで、それまで加入していた医療保険・がん保険も見直せることがあります。住宅ローンのなかには、特約をつけて病気への保障を兼ねられるものがあるためです。がん団信、三大疾病団信などというオプションです。

疾病保障つきの団信の保障範囲をチェック

基本的な団信は、住宅ローンの契約者が死亡したとき、高度障害状態になったときに限って、その時点でのローン残高が弁済されます。しかしがん団信や三大疾病団信のような疾病保障の団信は、指定の病気と診断されたとき、病気によって所定の状態が続いたときにも、ローンと同額の保険金が支払われ、ローン残高がゼロになります。

疾病保障の団信は、住宅ローンの借入金利を上乗せすることで特約付加できるのが一般的です。金融機関や団信の種類により、がんのみ、3大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)、7大疾病(3大疾病に加え、高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全肝硬変)、11疾病(7大疾病に加え、慢性膵炎、大動脈瘤・解離、上皮内新生物、一部の皮膚がん)、全疾病(全ての病気)と、対象になる病気の範囲が異なります。選び方によっては、すでに契約している医療保険やがん保険と、保障が重複することがあるでしょう。重複する保険の一部を解約したり、給付金額を減額したりできるかもしれません。

ただし疾病保障の団信は、一部を除くとローンの残高がゼロになるだけで、給付金を受け取れるわけではありません。病気で入院や手術をしたときに給付金が支払われる医療保険などとは、この点が大きく異なります。同じ病気にかかったときでも、団信と医療保険では、保障される要件が異なることもありますので、それぞれの内容をよく確認しましょう。

就業不能保険の見直し方

一部の住宅ローンには、就業不能団信といって、働けなくなったときへの保障が付いた団信がついています。病気やケガによって働けなくなり、所定の状態が続いた場合に、住宅ローンの残高がゼロになるものです。

一方で生命保険のなかには、就業不能保険といって、入院中や在宅療養などで働けない状態が続いたときに保険が給付されるものがあります。このような保険に契約していて、就業不能を対象にした団信に契約すると、保障が重複する可能性があります。団信に加入することで保険を見直せることがあります。

ただし、就業不能団信は住宅ローン返済分のみをカバーするのに対して、就業不能保険は所定の状態に該当すると契約時に設定した給付金を受け取れ、住居費のほか自由な使い道に活用できます。このような違いを理解したうえで、見直し方を検討しましょう。

住宅ローンをきっかけに、ライフプランに合わせて保険のチェック

このように、住宅ローンを借り入れて団信に加入したときには、さまざまな生命保険を見直せることがあります。重複している保障を整理することで、月々の保険料を節約できるかもしれません。

また、生命保険は入ったきりそのままにしていて、時間の経過とともに家族構成や年齢などが変わったことでご自身やご家族のニーズと合わなくなっていることもあります。住居購入を機に、改めて必要な保障を、団信と生命保険の両方の選択肢から検討してみるとよいのではないでしょうか。

住宅ローンを借りたからといって、必ず生命保険を見直さなければならないわけではありません。検討した結果、やはり従来のままの生命保険を継続するのがベストなケースもあります。いずれにしても、住宅購入のように大きなライフイベントは、家計や人生のお金のかかり方や備え方が変わるタイミングです。もしものときに無理なく住宅ローンを返済できるか、ご自身やご家族の状況に合った備えができているか、点検しておくといいですね。

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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