貯蓄性を重視して選んだ保険2つ。今後家族が増えた時の見直しポイントとは?梅津さん(38才・男性):
会社員(営業)、未婚、一人暮らし(賃貸)
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1.どんな保険で保険料はいくらですか?
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死亡時の保障
- 保険種別
- 終身保険
- 保険の目的
- 貯蓄のため
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 19,000円/月
- 払込期間
- 55歳まで
- 保険金額
- 500万円
- その他
- 500万円 (特定疾病で支払い)
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- 医療保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 3,800円/月
- 払込期間
- 終身
- 入院
- 5,000円/日額
- 先進医療
- あり
- その他
- 健康還付給付金あり
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2.いつどこで入りましたか?
- 35歳のとき、保険営業を行っている同僚から入りました。
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3.今の保険に入ったきっかけは?
- 34歳のとき、保険関係の仕事に転職をし、生命保険の必要性を感じたため。 また、同じ職場で保険営業を行っている同僚の成績にもなると思い、加入しました。
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4.今の保険を選んだ理由・決め手は何ですか?
- 死亡保険・医療保険とも貯蓄性の保険を選びました。
利息もあまりつかない貯金を銀行でする位なら、保険という形で保障が受けられ、尚且つ貯蓄性がある保険がよいと考え、死亡保険は終身保険、医療保険は健康還付給付金がある保険を選びました。
勤務先で取り扱っている保険の中からある程度自分で保険を選び、同僚からアドバイスをもらい、最終的には保障内容と返礼率の兼ね合いで決めました。自分より保険の営業経験が長い同僚のアドバイスがあったので安心感もありました。 -
5.入っている保険や今後の保険選びについてアドバイスが欲しいことはありますか?
- 今は独身ですが、今後家族ができた場合見直しが必要だと思いますが、どんなポイントで見直しをすればよいでしょうか?
FP・生保プランナーからのコメント
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久保 登嗣宜(くぼ としのり)
株式会社ライフィ コミュニケーション営業部 プロダクティプライフセクション 生命保険アドバイザー
公的保険アドバイザー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士 -
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザーもしもの病気やけがに備えながら、お金も貯めたいというニーズに応える保険に入っていますね。
特に死亡保険は、亡くなったときのほか、がん、心筋梗塞、脳卒中も対象になる保険ですから、一つの保険で死亡への備え、がんを含めた病気への備え、貯蓄の3つの機能をもっています。いまの梅津さんのご状況にマッチした組み合わせだと思います。これから結婚してご家族が増えたときにも、いま入っている保険はそのまま続けることを前提に考えてよいと思います。
パートナーの収入や夫婦でかかる生活費、お子さんの計画などに応じて、死亡保険を検討するとよいでしょう。その際は、保険金額は2,000万円や3,000万円など高額になる可能性があります。いま入っている保険のようにお金が戻ってくるタイプだと、月々の保険料が高額になりますから、掛け捨てタイプがおすすめです。また、お子さんができたら保険金額を増額するか契約を追加する、マイホームを購入して団体信用生命保険に入ったら減額するか一部解約するなど、ライフプランが変わるタイミングで見直しもしていきましょう。
独身者の保険としては充分かと思われます。
ご加入の終身保険は貯蓄機能があるのに加え、一般的な死亡保障の終身保険よりも保障性が高く、三大疾病罹患時にも給付を受け取れます。ただし、三大疾病でも給付対象になるもの、ならないものがありますので、前もって給付要件をご確認いただいた方がよろしいでしょう。
医療保険は基本的なプランですが今の保険を続けていただくのが良いと思います。給付金日額5,000円ですので、個室入院などに備える場合には追加で医療保険にご加入することをお勧めします。
現在加入中の保険は、今後結婚された後も続けていただければと思います。ご結婚後に検討したいのが、万が一の時の奥様への生活保障やお子様ができた際の教育費の確保でしょう。生活保障は収入保障保険や定期保険、教育費の確保は学資保険や貯蓄性のある終身保険があげられます。
保障額に関してはそれぞれの家族の状況やお子様の教育方針で準備額もかわりますので、その都度必要保障額を確認し、保険見直しをご検討いただければと思います。