スマホ保険は、スマートフォンが壊れてしまった、水に濡れてしまった、落として画面が割れてしまったときなどにかかる費用に備える保険です。
おもに1.破損や故障での修理費用、2.消えてしまったデータの復旧費用、3.盗難や紛失時の再購入費用の3つに備えることができます。
スマホ保険でどんな備えができる?
スマホ保険は、スマートフォン(スマホ)を持っている人が端末のアクシデントに備えて検討したい保険です。
スマートフォンの端末を対象にした補償・保証には、メーカー保証や携帯電話会社が提供する補償サービスのほか、保険会社が販売する「スマホ保険」があります。メーカー保証は新品購入から1年間など期間が限られていたり、携帯電話会社の補償サービスは新規契約時や機種変更時のみ加入できる、盗難は対象外など、対象が限られていることがあります。そこで保険会社などが提供するスマホ保険は、格安スマホを使っている人や、メーカーや携帯電話会社での補償サービスに契約せず長期間使っている人、補償を充実させたい人などが、もしもの故障や盗難、紛失への備えを充実させることができます。
補償はおもに、次の3種類があります。
1.破損・汚損、水濡れ、故障による修理費用に備えられる
日常的にスマホを使っていると、思わぬアクシデントで床に落として画面が割れてしまったり、水に濡れて使えなくなってしまったりすることがあります。スマホ保険では、そんなときにかかる修理費用や、代替品の購入費用に備えることができます。
新品の端末なら基本的には1年間はメーカーの保証がついていますが、それを超えると対象外になります。有料の延長保証がある場合も、最長2年間のことが多いようです。またおもに大手の携帯電話会社(キャリア)が契約者向けに提供している補償サービスもありますが、通信契約をしたときやスマホの端末を買ったとき、あるいは機種変更と同時でないと補償サービスに加入できないことがあります。
これに対して、保険会社などが提供するスマホ保険は、中古のスマホや格安スマホ、SIMフリー(端末の販売会社以外の通信会社が発行した、通信用ICカードに対応している)のスマホ、長い間使っているスマホの破損や画面割れ、水濡れ、故障でも保険がおりるものがあります。
2.データ復旧の費用に備えられる
スマホをうっかり壊してしまったときや水没させてしまったときに大きなダメージになるのが、電話帳や画像などのデータが消えてしまうことではないでしょうか。スマホ保険のなかには、データの復旧でかかる費用にも備えられるものがあります。
キャリアの補償サービスでは、データの復旧費用が割引されるか無料になるところがありますが、自己負担の費用がかかることもあります。また、メーカー保証ではデータの復旧費用には対応できません。スマホに大事なデータが入っているときには、復旧費用への備えも考えておくと安心ですね。
3.盗難・紛失で新しい端末を購入する費用にも備えられる
毎日スマホを使っていれば、どこかで落としてしまったり、紛失してしまったり、外出先で盗まれてしまうリスクもあるでしょう。スマホ保険では、スマホの紛失・盗難時にも保険がおります。
盗難や紛失への補償は、一部のメーカー保証やキャリアの補償サービスに含まれていることがあります。多くは代替機を届けてもらえる、割引価格で同一機種を購入できるしくみであるのに対して、スマホ保険は保険金がおりるしくみになっています。紛失や盗難での費用の負担が心配なときに備えられそうです。
スマホのさまざまなリスクに備えてスマホ保険の検討を
このように、スマホ保険は日常生活でスマホを使っている際のアクシデントによる破損、水濡れ、盗難や紛失など、さまざまな損害を受けたときにかかる修理費用や再購入費用に備えることができます。
以下の記事では、スマホ保険の補償や入り方などについて解説しています。ご自身やご家族のスマホの契約状況や日頃の使い方に合わせて、最適なスマホ保険を検討したいですね。