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更新:(公開:2016年6月3日)

バイクの任意保険とは?補償内容と加入のメリットを解説

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

バイクの任意保険とは?補償内容と加入のメリットを解説
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バイクに乗っている時の事故で人にケガをさせたり、ものを壊したり、愛車が壊れたなどの損害をカバーするバイク保険。法律で義務付けられている自賠責保険とは別に「任意」で加入するため、バイクの任意保険とも呼ばれます。「任意」の保険ですから入らなくても罰則はありませんが、入る必要はあるのでしょうか?バイク保険の補償内容と自賠責保険との違い、必要性について解説します

バイク保険の補償内容

バイク保険は、バイクに乗っているときに起きた事故でけがをしたり、相手にけがをさせてしまったり、バイクが壊れてしまったりしたときに保険金がおりる保険です。

基本的な補償の内容はクルマの自動車保険と同じで、法律で義務づけられている自賠責保険の上乗せとして、任意で加入します。補償の範囲や種類を自分で組み合わせたり、パッケージになったプランを選んだりできます。バイク向けに補償をセットしたり変更などして「バイク保険」という名前で販売している会社もあります。

バイク保険で補償されるのは、おもに対人対物賠償、人身傷害・搭乗者傷害保険、車両保険 の3つです。

対人・対物賠償

自分がバイクで事故を起こして人にけがをさせてしまったり、死亡させてしまったりしたときに補償されるのが「対人賠償責任保険」です。法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」の上限を超えた損害賠償責任を負ってしまったときに、バイク保険から保険がおります。

また、事故で人の自動車・バイクやガードレールなどを壊してしまったときに負う賠償責任を補償するのが、「対物賠償責任保険」です。

人身傷害・搭乗者傷害保険

バイク事故で、自分や同乗者がけがをしてかかった治療費や、けがで働けなくなった時の損害を補償するのが「人身傷害保険」や「搭乗者傷害保険」です。

車両保険

バイクの事故で自分のバイクが傷ついたり壊れたりしたときなどに、修理代や買い換えに必要な費用が保険金でおりるのが「車両保険」です。ロードサービスがセットになっている保険会社もあります。なかには、補償としては車両保険の用意がない保険会社もあります。

バイク保険(任意保険)と自賠責保険の違いは?

任意で加入するバイク保険は、バイクを持っているときに必ず加入しなければならない自賠責保険とは、どのような違いがあるのでしょうか。

最も大きな違いが、補償の対象になる事故の違いです。自賠責保険は人にケガをさせた、死亡させたときに負う賠償責任を補償しますが、モノを壊したことで負う賠償責任は対象外です。これに対して、任意で加入するバイク保険は、対人賠償に加えて対物賠償を含めることができます。

また、対人賠償で補償される保険金の上限額も違います。自賠責保険はけがによる損害は120万円、死亡による損害は3000万円までという上限額がありますが、任意保険のバイク保険では対人賠償の保険金に上限額を設けず、「無制限」としているものが一般的です。

自賠責保険とバイク保険の補償比較
補償
内容
相手 自分自身
ケガ・
死亡
物の損害 ケガ・
死亡
物の損害
(バイクなど)
自賠責
保険
× × ×
バイク
保険
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バイク保険(任意保険)のメリットとは?

このように、任意のバイク保険は自賠責保険と違った特徴があります。また、ほかにもバイク保険には次のようなメリットがあります。

高額賠償に備えられる

バイク保険の対人賠償の保険金額は、無制限にできるものがほとんどです。小型のバイクであっても、被害者が自転車や歩行者なら死亡や重度のケガを負う場合があり、加害者に課される損害賠償は数千万円、数億円に上ることがあります。任意のバイク保険に加入することで、そのような高額賠償に備えることができます。

物損事故の賠償に備えられる

ものを壊した際に補償される対物賠償も、保険金額を無制限にできるバイク保険がほとんどです。事故で店舗や営業車にぶつかったときなどには、損害賠償額が数千万円、ケースによっては1億円を超えるケースがあります。

自賠責保険には対物賠償の補償はありませんから、任意のバイク保険で対物賠償責任保険をつけておくと安心です。

単独事故での自分のケガに備えられる

人身傷害保険や搭乗者傷害保険をセットすることで、バイク事故で自分がケガをした際の治療費にも備えられるのが、バイク保険のメリットです。バイク同士での衝突や自動車との衝突はもちろん、単独事故でケガをしたときも補償されます。

二輪車であるバイクはクルマと違い、運転中には転倒のリスクがあります。また生身で乗るため、転倒や衝突時には身体がそのまま投げ出され、大けがを負うリスクも高いです。任意のバイク保険なら、このような事故でのケガの治療費やケガによる休業での損害をカバーすることができます。

バイクの修理費用に備えられる

バイク保険のなかには、車両保険をつけられるものがあります。おもに事故で他の自動車とぶつかってバイクが壊れたときに補償されます。

保険会社によっては火災や台風、ものの落下でバイクが損害を受けたときも対象になるところがありますが、盗難は対象にならないものが多いです。

あるいは、基本的なバイク保険の契約では車両保険を付加できず、別途でバイクの修理費や盗難をカバーする専用の車両保険に加入する必要があるところもあります。

ロードサービス付きでツーリング時にも安心

多くのバイク保険には、契約者向けのロードサービスが付いています。運転中にバッテリーが上がってしまったときの応急作業や、ガス欠時の燃料補給、事故や故障で走行できなくなったときのレッカー移動などに対応してもらえます。

各社所定の範囲までなら無料で利用できるものが多く、ツーリング中の思わぬトラブルでも安心です。

バイク運転中のリスクに備えて、任意のバイク保険の検討を

バイクの運転では、転倒や事故などでケガをしたり、人にケガをさせたりするリスクが伴います。バイクなら大きな事故にはならないと考える人もいるかもしれませんが、想像以上に大きなケガにつながったり、死亡のリスクもあります。

自賠責保険だけではカバーできないリスクに備えて、任意のバイク保険もあると、より安心してバイクに乗れそうです。

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  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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