自分で選んだ「必要な保険」6つ。過不足がないか見てほしいあいさん(33才・女性):
会社員(事務職)、未婚、一人暮らし(賃貸)
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1.どんな保険で保険料はいくらですか?
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死亡時の保障
- 保険種別
- 終身保険
- 保険の目的
- 貯蓄・死亡後の諸費用のため
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 1,768,800円(前納)
- 払込期間
- 10年
- 保険金額
- 260万円
病気・ケガの保障
- 保険種別
- 特定疾病保障保険
- 保険期間
- 90歳
- 保険料
- 2,200円/月
- 払込期間
- 90歳まで
- 保険金額
- 200万円
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- 医療保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 3,300円/月
- 払込期間
- 終身
- 入院
- 5,000円/日額
- 先進医療
- あり
病気・ケガ・入院の保障
- 保険種別
- がん保険
- 保険期間
- 終身
- 保険料
- 3,400円/月
- 払込期間
- 60歳まで
- 診断給付金
- 50万円
- 治療給付金
- 50万円
その他
- 保険種別
- 個人年金保険
- 保険料
- 30,000円/月
- 払込期間
- 55歳まで
- 受取開始
- 65歳
- 受取期間
- 10年
- 年金額
- 112万円/年
その他
- 保険種別
- 個人年金保険
- 保険料
- 10,000円/月
- 払込期間
- 60歳まで
- 受取開始
- 60歳
- 受取期間
- 10年
- 年金額
- 57万円/年
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2.いつどこで入りましたか?
- 22歳、29歳、32歳のとき加入。
個人年金保険・がん保険・死亡保険は、何社か保険会社に直接電話をし、入りたい保険や必要な保障を伝え、営業職員の方に説明に来てもらい加入。
入院保険も同様に営業職員の方に説明を受けたが、加入条件が合わず、保険に入れず困っていたとき、代理店を紹介された。そこで保険代理店で自分が入れる条件の保険を探してもらい加入。 -
3.今の保険に入ったきっかけは?
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- 積立年金:
大学卒業の前、就職と同時に将来の資産作りのことを考え始めたため。 - 入院保険:
結婚を機に入院保険を検討。手術を受けたことで入れなかったが、5年が経過し入れる保険が出てきたため。 - がん保険:
入院保険に加入の際、説明を受けて。 - 個人年金保険:
入院保険を加入の際、将来に備える保険を追加してもよいと思ったため。 - 死亡保障:
親族の葬儀の際にかかった金額を見て、自身の死後にかかる費用に備えたいと思ったため。
- 積立年金:
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4.今の保険を選んだ理由・決め手は何ですか?
- 個人年金、死亡保障は数社から話を聞き、より利率の良いものを選んだ。選ぶポイントとしては会社に対する信頼度と、積立期間、利率。
医療系については、服薬している関係で入れるものの中から選べるものを選ぶしかなかった。保険代理店や直接保険会社から説明を受け、その中で最も万一の際に安心できるものを選んだ。
月々の支払いも負担にならず、緩和型でもなく保障対象の病気についても特別な制限がなかったため。
また、営業社員の話を直接聞き、説明に納得できるかどうかも重視した。 -
5.入っている保険や今後の保険選びについてアドバイスが欲しいことはありますか?
- 自分に必要なものを自分の判断で入ったので、保険代理店やFPの客観的な立場でこの保険でよいのか見てほしい。
損をしているものはないか、より良い商品はないか、今後、追加で入るべき保険はないかなど、重複や不足などを見てほしい。
FP・生保プランナーからのコメント
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久保 登嗣宜(くぼ としのり)
株式会社ライフィ コミュニケーション営業部 プロダクティプライフセクション 生命保険アドバイザー
公的保険アドバイザー、2級ファイナンシャル・プランニング技能士 -
加藤 梨里(かとう りり)
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー就職と同時に積み立てを検討するなど、ご自身のライフプランを長期的に考えてしっかりと備えられていると思います。保険料の負担や利率も考慮して、家計に無理なく加入できておりすばらしいですね。払い込み期間や受取り開始の期間を55歳や60歳などにわけており、リタイアが近づいたときの家計負担にも考慮できていると思います。
終身保険、個人年金保険を合わせて2,000万円近くの貯蓄を確保できているのは大きな安心でしょう。もし今後、より有利な貯蓄を増やすのであれば、保険にとどまらず、確定拠出年金やつみたてNISAなどの運用も選択肢に入れて検討してもよいのではないでしょうか。
病気やがんへの備えも充分と思います。「特定疾病保障」の対象になる病気の種類を改めて把握しておくとより安心ですね。
現在の保険で必要かつ充分と思いますが、もし心配なら、病気やケガで働けなくなり収入が下がったときへの備えも考えておけるとよいでしょう。ただある程度は、傷病手当金など公的な制度や、保険以外の貯蓄があればそれで対応できます。保険とともに、お手持ちの貯蓄なども確認しておくとよいと思います。
老後の準備、入院時の保障、万が一の一時金とバランスの取れた保険の組み合わせだと思います。
老後への備えも20代からしっかり準備されており、後々の保険料負担を軽減できています。現在、年金商品の利率は低くなっているため、早めに加入されたことは賢い選択でしょう。現在、保険商品の中で比較的利率が高いのは外貨建ての保険ですが、為替リスクも発生します。老後への備えを追加する場合には、保険以外の金融商品も合わせて検討してみるのもよいかもしれません。
今の保険で充分に備えられていると思いますが、今後も定期的に見直していくことが大切です。
結婚や生活スタイルの変化などライフイベントに応じて、必要保障額なども変わって参ります。その際に、必要に応じて保障の追加や減額、乗り換えなどで対応しましょう。
また、保険は長期にわたる契約です。その間に医療事情や高齢化などで環境が変わることもあります。加入している保険の保障内容でリスクをカバーできなくなる可能性もありますので、定期的な見直しもおすすめいたします。