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【専門家が解説】ライフィ保険ニュース解説 【専門家が解説】ライフィ保険ニュース解説

地震保険付帯率が過去最高に 火災保険加入者の69.4%

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

地震保険付帯率が過去最高に 火災保険加入者の69.4%

火災保険に加入している世帯のうち、地震保険を付帯している割合が2022年に69.4%となり、統計開始以来過去最高になったことがわかりました。

地震保険加入の動向やしくみについて解説します。

ニュースのポイント

  • 地震保険の付帯率は69.4%
  • 付帯率は20年連続増加、統計開始以来過去最高
  • 全世帯に対する加入率は35%

地震保険の付帯率が7割に迫る

火災保険や地震保険に関する統計調査を行う損害保険料率算出機構が、2022年度の地震保険の統計を公表しました。その結果、火災保険に加入する世帯のうち地震保険に契約している割合が69.4%でした。

付帯率は過去最高に

69.4%という付帯率は前年度より0.4%増加、20年連続での増加で、統計調査を開始した2001年度以来最高値となりました。

地震保険は火災保険とセットで契約するのが基本です。このため地震保険の付帯率は、火災保険に契約している世帯が、「あわせて地震保険をどの程度契約しているか計算したもの(同機構)」で、地震保険の普及度合いを示す指標のひとつとされています。

普及状況には地域差も

全国平均値で見ると、地震保険の付帯率は7割に迫る高水準です。しかし、地震保険の付帯率を都道府県別にみると、最も高い宮城県では89.3%と9割近くに上るものの、最も低い長崎県では54.8%と、40ポイント以上の開きがあります。

過去の震災の発生状況などにより、地震保険の普及状況には地域格差があるようです。

全世帯での加入率は35%

また、全世帯に対しての地震保険の加入率では35%にとどまっており、全国の世帯全体でみると地震保険に加入していない世帯が6割を超えています。

全世帯での加入率は年々増加傾向にあるものの、保険に加入していない世帯が大半を占めることがわかります。

用語解説

地震保険とは

地震保険は、地震で家が倒壊した、土砂が崩れてきて埋没した、また地震や噴火によって起きた火災、津波によって家が燃えた、流された、損傷したときに、損害の程度に応じて保険金が支払われます。

地震が原因で発生した住宅の損害は、基本的には一般的な火災保険ではカバーされないため、火災保険とセットで地震保険に契約することで損害のリスクに備えられます。

地震保険の保険金額は、火災保険で契約している保険金額の30%~50%、かつ建物5,000万円、家財1,000万円を限度に設定します。保険料は地域、建物構造に応じて決まっており、保険会社による違いはありません。

出典:損害保険料率算出機構「火災保険加入者の69.4%が地震保険に加入(2022年度地震保険付帯率)」

この保険ニュースの解説者

加藤 梨里(かとう りり)

加藤 梨里(かとう りり) マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー

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