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【専門家が解説】ライフィ保険ニュース解説 【専門家が解説】ライフィ保険ニュース解説

2024年4月からの国民年金保険料は月16,980円 スマホ決済での納付も可能に

執筆者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー >プロフィールを見る

2024年4月からの国民年金保険料は月16,980円 スマホ決済での納付も可能に

20歳以上60歳未満の人が加入する国民年金の保険料について、2024年4月から(令和6年度)の月額が16,980円となることが公表されました。

令和5年度の月額16,520円から460円引き上げられます。

ニュースのポイント

  • 今年度(令和5年度)の国民年金保険料は月16,520円
  • 来年度(令和6年度)は月16,980円に
  • 保険料はスマートフォンアプリでも納付可能に

2024年度の国民年金保険料は月額16,980円

自営業や学生などが加入する国民年金の保険料は毎年度、実質賃金や物価の変動率をもとに決定されています。2024年4月からの令和6年度保険料は月額16,980円に決まり、前年度より460円引き上げられます。

今年4月からの令和5年度保険料は月額16,520円で、前年度に比べて70円引き下げられていました。

保険料納付にキャッシュレス決済も可能に

国民年金の保険料は毎年4月に納付書が発送され、期日までに加入者が納めます。
納付書を使って金融機関やコンビニエンスストアで払込みをするほか、口座振替、クレジットカード、スマートフォンアプリでの電子決済も選べます。

このうちスマートフォン決済は2023年2月から新たに利用できるようになったもので、スマートフォンのカメラ機能で納付書に印字されたバーコードを読み取ると、事前にインストールした決済アプリを通して保険料を納付できます。

保険料はまとめて前払いすることで割引に

保険料は月ごとに納めるほか、半年や1年分をまとめて納付することができます。前払いをする期間と納付方法に応じて、保険料の負担額が割引されます。

納付書払いで1年分を前払いする場合、保険料総額は194,720円で、毎月納付した場合に比べて3,520円割引になります。口座振替で1年前払いにした場合には、割引額は4,150円になります。

前払いは1ヶ月分(早割)、6ヶ月分、1年分、2年分から選ぶことができ、前払い期間が長いほど割引額が大きくなっています。

また、納付書払いやクレジットカード払いによる前払いよりも、口座振替での前払いの方が、割引額が大きくなります。

用語解説

国民年金の保険料とは?

自営業など国民年金の第1号被保険者にあたる人や、60歳以上で任意に国民年金に加入している人は、国民年金保険料を自分で納付します。

保険料は年金制度の改正や物価、実質賃金の変動率に合わせて見直される改定率に応じて、毎年度改定されています。平成30年度から令和3年度までは保険料の引き上げが続いていましたが、令和4年度以降は引き下げられていました。

令和6年度には3年ぶりに引き上げられ、月額16,980円になる予定です。

出典:日本年金機構「【令和5年4月3日発送】令和5年度の国民年金保険料納付書をお送りします」
出典:日本年金機構「国民年金保険料のスマートフォンアプリによる電子(キャッシュレス)決済がはじまりました」
出典:日本年金機構「国民年金保険料 納付のご案内」

この保険ニュースの解説者

加藤 梨里(かとう りり)

加藤 梨里(かとう りり) マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー

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