更新:公開:2016年3月28日

バイク・原付の自賠責保険とは?補償内容と保険料一覧

バイクの自賠責保険とは?補償内容と保険料一覧まとめ

自動車を所有する人が必ず加入しなければならない自賠責保険。原付を含むバイクも自賠責保険の加入義務の対象になっています。バイクの自賠責保険はどのようなものなのでしょうか?自賠責保険の補償内容や保険料、加入しなかったときの罰則について解説します。

バイク自賠責保険とは?

自賠責保険は、交通事故による被害者の救済を目的とした保険です。法律で加入が義務付けられており、自動車だけでなくバイクや原付でも加入します。基本的に保険の内容は同じですが、バイク向けの自賠責保険のことを「バイク自賠責保険」と呼ぶことがあります。

無保険で運転することは違法ですから、バイクを買ったとき、取得したときには必ず加入しましょう。

どんな事故が対象?

自賠責保険は、自分が起こした事故で人にけがをさせた、死亡させたときに保険金が支払われる「対人賠償」の補償です。ものにぶつかったときや、自分のバイクが壊れたときは補償の対象になりません。 人身事故が対象のため、ものにぶつかったときや、自分のバイクが壊れたときの物損事故は対象外です。

自賠責保険とバイク保険の補償比較
補償
内容
相手 自分自身
ケガ・
死亡
物の損害 ケガ・
死亡
物の損害
(バイクなど)
自賠責
保険
× × ×
バイク
保険

補償内容は?

自賠責保険の補償は、(1)被害者にけがをさせたとき「傷害」、(2)事故でのケガによる「後遺障害」、(3)被害者の「死亡」への賠償費用の3つがあります。

  • 傷害」の補償は、被害者の治療費や休業の損害などに対して被害者1人につき120万円が保険金の上限額になります。
  • 後遺障害」の補償は、逸失利益や慰謝料として、被害者が負った障害の等級に応じて75万円から4,000万円が保険金の上限額になります。
  • 死亡」の補償は、葬儀費用や逸失利益、本人や遺族への慰謝料として3,000万円が保険金の上限額になります。

加入後には証明書の保管が必要

自賠責保険に加入すると、加入していることを証明する証明書と、ステッカーが発行されます。自賠責保険ではこれら証明書をクルマやバイクに備付けることが義務付けられています。

原付の自賠責保険料

自賠責保険の保険料は、車種と保険期間に応じて決まっています。全国、どこの保険会社で契約しても保険料は一律です。

また、自賠責保険は実際に起きた事故の損害率をもとに保険料が決められており、定期的に保険料が見直されています。直近では2021年4月に改定され、保険料がおおむね値下げされました。

125cc以下の原付は最長60カ月(5年)で契約することができます。長期で契約すると、1年あたりの保険料が割安になります。

【2021年4月1日から】自賠責保険料(~125㏄以下)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 1年 2年 3年 4年 5年
保険料 7,070円 8,850円 10,590円 12,300円 13,980円
【参考】
1年あたり
の保険料
7,070円 4,430円 3,530円 3,080円 2,800円

※2021年4月1日以降保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用
※ 【参考】 は保険料を保険期間の年数で割り、円単位を四捨五入して算出

【2021年3月31日まで】自賠責保険料(~125㏄以下)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 1年 2年 3年 4年 5年
保険料 7,060円 8,950円 10,790円 12,600円 14,380円
【参考】
1年あたり
の保険料
7,060円 4,480円 3,600円 3,150円 2,880円

※2021年3月31日以前保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用
※ 【参考】 は保険料を保険期間の年数で割り、円単位を四捨五入して算出

バイクの自賠責保険料

車検のいらない250㏄以下のバイク(軽2輪)

125cc超250cc以下のバイク(軽二輪自動車)も最長60カ月(5年)で契約することができ、長期で契約すると、1年あたりの保険料が割安になります。

【2021年4月1日から】自賠責保険料(125㏄超~250㏄以下)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 1年 2年 3年 4年 5年
保険料 7,540円 9,770円 11,960円 14,110円 16,220円
【参考】
1年あたり
の保険料
7,540円 4,890円 3,990円 3,530円 3,240円

※2021年4月1日以降保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用
※【参考】は保険料を保険期間の年数で割り、円単位を四捨五入して算出

【2021年3月31日まで】自賠責保険料(125㏄超~250㏄以下)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 1年 2年 3年 4年 5年
保険料 7,670円 10,160円 12,600円 14,990円 17,330円
【参考】
1年あたり
の保険料
7,670円 5,080円 4,200円 3,750円 3,470円

※2021年3月31日以前保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用
※【参考】は保険料を保険期間の年数で割り、円単位を四捨五入して算出

車検が必要な250㏄超のバイク(小型二輪)

排気量が250ccを超えるバイクは軽自動車と同じ扱いになり、車検が必要です。自賠責保険は車検を受ける際に加入します。

【2021年4月1日から】自賠責保険料(250㏄超)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 12ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月
保険料 7,270円 9,270円 9,440円 11,230円 11,390円

※2021年4月1日以降保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用

【2021年3月31日まで】自賠責保険料(250㏄超)

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

保険期間 12ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月
保険料 7,420円 9,680円 9,870円 11,900円 12,080円

※2021年3月31日以前保険始期契約、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用

自賠責保険が切れていたらどうなる?

バイクを買ったときには必ず加入する自賠責保険。もしも有効期限が切れてしまったらどうなるのでしょうか。

未加入や期限切れだと罰則・罰金がある

バイクを運転するときには、必ず有効期限内の自賠責保険に加入していなければなりません。未加入や期限切れ、更新をしないままのバイクを運転すると、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金(自動車損害賠償保障法)」が科されてしまいます。

また免許の停止処分にもなってしまいます。自賠責保険がない無保険で運転することは「違反点数6点」の交通違反です。6点は、即座に免許停止処分になります。

自賠責保険に未加入の場合の罰則
  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
  • 免許停止処分(違反点数6点)

250cc超のバイクや自動車は車検を受ける義務があり、そのときに自賠責保険の加入や更新をします。有効な自賠責保険に加入していないと車検を受けられないため、加入や更新を忘れることは少ないですが、250cc以下のバイクは車検が不要のため、自賠責保険の加入や更新漏れに注意が必要です。

どこで加入手続きすればいい?

バイクの自賠責保険は、保険会社や、自賠責保険を取り扱う保険代理店で加入できます。クルマやバイクの販売店・修理工場が保険代理店として扱っており、バイクを購入するときに案内されることも多いです。

250㏄以下のバイクの自賠責保険は、郵便局のほかインターネットやコンビニで手続きできます。保険料の支払いは現金が基本ですが、インターネットで申し込む場合はクレジットカード払いです。

満期の確認方法は?

自賠責保険の保険期間は、12か月、24か月などがあります。車検が不要な排気量250cc以下のバイクや原付の場合はステッカ保険標票)に、有効期限年ごとの色がついており、有効期限の年月が記載されています。

250ccを超えるバイクは車検の対象のため、車検を受けたときに交付される車検シール検査標章)に記載される有効期間が、自賠責保険の有効期間になります。

保険会社によっては、満期の案内がハガキなどで届く場合があります。更新手続きに間に合うよう、前もって届くことが多いですが、契約した後に引っ越しなどで住所が変わり、住所変更手続きをしていないと通知を受け取れないことがあります。

特に車検のない250cc以下のバイクは、車検の時に自賠責保険の有効期限を確認する機会がありませんから、自分で満期を確認しておくことが大切です。

バイク・原付に乗るなら必ず、自賠責保険に加入を

自賠責保険は、バイクも含め加入が法律で義務付けられた強制保険です。未加入だと罰則や罰金があるだけではなく、万が一事故で相手をケガさせてしまったとき、被害者の治療費や慰謝料など自分で負担しなければなりません。それは高額に上る恐れがあります。

今乗っているバイクがきちんと自賠責保険に加入しているか、満期がいつまでかを確認しておきましょう。

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参考:国土交通省 自動車総合安全情報

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。

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