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人生を前向きに生きるために、50歳を過ぎたらエンディングノートを書こう!

執筆者

豊田 眞弓
ファイナンシャルプランナー、大学非常勤講師、AFP認定者、子育て・教育資金アドバイザー、住宅ローンアドバイザー >プロフィールを見る

人生を前向きに生きるために、50歳を過ぎたらエンディングノートを書こう!

エンディングノートを書くことは、自分の今後の生き方を考えるとともに、価値観を整理することにもなります。

それによって、これからの人生をより前向きに生きるための指針が明確になります。

「まだ早い」と先送りせず健康に不安を感じない元気なうちにこそ、自分らしい未来を描くことが大切です。

エンディングノートを活用し、残りの人生を充実させる第一歩を踏み出してみませんか?

自分らしい人生後半戦を過ごすために終活は必須!

終活とは、自分らしい人生を全うするためにさまざまな準備をすることを言います。

人生100年時代、50代を過ぎたら終活はとても重要です。

個々人によって、人生の幕引きはいつ訪れるかはわかりません。

そのため、折り返し地点といえる50歳を過ぎたら、終活に着手してはいかがでしょう。

「50歳を過ぎたら」と述べましたが、60代や70代、もちろん80代や90代であっても、気付いた時に終活に着手しても決して遅くはありません。

何の準備をせずに「こんなはずじゃなかった」となるよりも、終活における自分自身の課題を知って、一歩でも進めることが大事です。

では、終活とは具体的に何をすればいいのでしょう。

その範囲はかなり幅広い内容となっています。

人生の幕引きの準備

断捨離や家じまい、葬儀の予約、お墓の購入、遺言書作成、相続税対策など、自分が亡くなった後を想定して準備を行います。

終末期を安心して過ごせるように準備する

延命治療や緩和ケアをどうするかの方針を決める、要介護や認知症になった時の過ごし方などを決め、準備をしておくこと。

有料老人ホームを希望する場合は、施設によっては高額になる可能性があります。

まだまだやりたいことがたくさん!後半人生を充実させる

趣味や旅行、推し活、家族や友人との時間を楽しむなど、残りの人生を充実させるためにできることを考え実行する。

これだけはやりたいこととして「バケットリスト」を作成する方もいらっしゃいます。

※死ぬまでにやりたいことを書き留めたリスト

老後資金の設計

長生きの金銭的リスクに備えて【資産寿命】を延ばすことも重要です。

NISAやiDeCo、変額型の個人年金保険などで老後資金を準備するほか、医療保険やがん保険、介護保険、認知症保険などでリスクマネジメントをすることも大事です。

「もしも」のときに、家族に迷惑や負担をかけないため、また、家族がもめる火種を残さないためにも、しっかり終活は行っておきたいもの。

終活とは、後顧の憂いを少しでも減らして、人生の後半戦を楽しく・安心して暮らすための前向きなアクションといえます。

エンディングノートは「終活の設計図」

終活の必要性は実感するものの、でも、いったい何から始め、どう進めればいいのか皆目わからない。

そう感じる人は少なくないでしょう。しかも、置かれている状況などは人によって異なります。

この最大のお悩みの答えを導き出してくれるのが、『エンディングノートを書く』ことです。

エンディングノートは、自分自身に「もしも」のことがあったときに備えて、自分に関するさまざまな情報やこうしてほしいといった希望、家族への思いや感謝の気持ちなどを記入し、まとめておくノートです。

終活の項目のように、人生の幕引きの準備はもちろん、終末期を安心して過ごせるように準備することや、後半の人生を充実させること、老後の資金設計なども広く含まれます。

エンディングノートによって内容は多少異なりますが、終活の項目はほぼ網羅されているといえます。

ただし、エンディングノートは全部を埋めるというより、自分にとって必要だったり、重要だと感じる項目から埋める形で使用します。

ニーズに合わせて少しずつ埋めるということで、自分のペースで、自分の順番で終活を進めることができます。

ただし、エンディングノートに法的な効力はないことも知っておきましょう。特に、遺産分割に関することは、「希望」を書いておいても実現するとは限らないので、遺言書を作成する必要があります。

これまで忙しく過ごしてきた生活の中で、ちょっとだけ立ち止まってエンディングノートを書くことは、とても重要な時間となることでしょう。

自分の人生の終わりや終わり方を意識することで、今後の生き方を考えるとともに、価値観を整理することにもなるはずです。

そして、書き込んだエンディングノートは、これからの人生をより前向きに生きるための「設計図」にもなることでしょう。

これから挑戦したいことや、家族への想い、もしものときの希望などを文字にして書くことで、人生の指針が明確になることでしょう。

「まだ早い」と先送りをせず、元気なうちにこそ、自分らしい未来を描いてみることが大切です。

エンディングノートの柱

鎌倉新書「私のエンディングノート」を参考に、エンディングノートには具体的にどのような項目が含まれるのかを見てみましょう。

1.私のこれまで

終活を考えるには、自分と向き合うことが大事です。

誕生から現在までのいわゆる自分史的な内容や、家系図等を整理しておきましょう。

2.私のいま

個人情報にかかわる内容や、医療情報、マイナンバーなどの公的情報、口座から引き落とされている光熱費やクレジットカードなども整理しておきましょう。

資産の情報や、ペットのこと、趣味などに関する大事なものとその処分方法、遺言書の有無なども整理しておきましょう。

3.私のこれから

残りの時間の過ごし方についての希望を整理します。

要介護になったらどうするのか、終末医療に関する希望、さらに、これから大切にしていきたいことなどを整理します。

4.私のエンディング

自身の旅立ちに関しての希望を整理しておきます。

葬儀やお墓、埋葬、仏壇などについて、家族に伝えておくべきことを書いておきましょう。

5.私の終活プラン

終活に関して、つい先送りしがちなことを、「初めの一歩」が踏み出せるように計画をたてます。

この項目を終えてから、他の項目を埋めるという順番で埋めていく方法もあります。

エンディングノートの構成はそれぞれのノートによって異なります。

上記はあくまでも一例ですが、項目ごとに埋めることで進めやすい内容になっています。

また、「5.私の終活プラン」も上手に活用すると、進まない時に大いに役立ちそうです。

エンディングノートを書く際のポイント

終活を一歩でも進めるために、さっそくエンディングノートを書きたいと思った方もいることでしょう。

ここで、エンディングノートの書き方として、基本となる5つのポイントを整理しておきます。

1.自分にとって重要なところから記入する

エンディングノートは前から順番に書く、といったルールはありません。

自分にとって重要だ、もしもの時にこれは伝えたいと感じるブロックから埋めていきましょう。

葬儀に呼びたくない人を書いておきたいという人もいれば、もしもの時にストップしてほしいサブスクリプションの契約などの会費、解約してほしいウェブメール・SNSアカウント・その他サービス等をわかりやすくリストを作っておきたい、葬儀のやり方を家族葬にしたい、延命治療はしてほしくない等の要望、家族へのメッセージを残したい・・・などなど、人によって優先順位は異なることでしょう。

エンディングノートの項目を見ながら、「これは書かなきゃ!」と思えるものから埋めるといいでしょう。

2.全部を埋めなくて大丈夫

エンディングノートが「書けない」と言う人の中には、ノートの項目のボリュームを見て、「これを埋めるのはムリ」と最初からあきらめてしまう人もいるようです。

前項と同じ意味でもありますが、全部を埋める必要はないのです。

自分にとって必要だ、重要だ、優先順位が高いというところを埋めるといいでしょう。

3.定期的に見直し、書き換えもOK

自身の置かれている状況や、抱えている問題、気持ちも含め、時間の経過とともに変わることはいくらでもあり得ます。

そのため、エンディングノートは1度書いて終わりではなく、ときどき見直しをしましょう。

そして、気になる箇所があれば、書き直しをすればいいのです。

書き直せるように、フリクションペンや鉛筆、シャーペンなどで書いて、何度でも書き直せるようにしましょう。

ノートが汚くなってしまったら、上から紙を貼って書いても、何も問題はありません。

あまり構えすぎず、気軽に記入することも大事です。書き換えもできるわけですから。

4.セキュリティ上心配な内容は管理に注意

資産内容や、ネット銀行やネット証券などの口座のパスワードなど、財産にかかわる部分は、他の人の目に付かないよう、金庫に入れるなど、管理を徹底しましょう。

資産関係や相続関係についてはエンディングノートに記入せず、他と分けて管理する手もあります。

特にパスワードなどの管理は、家族であっても目に触れないよう、気を付けましょう。

5.エンディングノートの存在を家族に伝える

エンディングノートは、もしもの時の希望を伝える側面もあります。

ですから、亡くなって数年たってから発見されたりするのでは全く意味を成しません。

エンディングノートを書いたら、その存在を家族に伝えておき、もしもの時に取り出せるようにしておきましょう。

気軽に書こう!エンディングノート

終活の設計図ともいえるエンディングノート。

自分の人生の振り返りや大切な情報を整理するとともに、自分自身に「もしも」のことがあったときに、家族の負担を軽減するとともに、自分の意思や願いを家族や大切な人に伝えることもできます。

また、家族への思いや感謝の気持ちなどを伝えることもできます。

50歳を過ぎたらぜひエンディングノートを記入したいところですが、何歳で書いても遅いことはありません。

90歳で書いてももちろん良いのです。

エンディングノートは、終活を実行するためであるとともに、これからの人生を前向きに生きるための大切なツールでもあります。

ぜひ気軽に書いてみませんか?

保険比較ライフィでは現在『葬儀保険の資料請求』をいただいた方に、エンディングノートをプレゼント中です!
詳細は以下をご確認ください。

出典:鎌倉新書「私のエンディングノート」

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 豊田 眞弓

    豊田 眞弓(とよだ まゆみ)

    FPラウンジ代表
    大学非常勤講師、AFP認定者、子育て・教育資金アドバイザー、住宅ローンアドバイザー
    マネー誌ライターなどを経て、94年より独立系FP。コラム執筆・監修、講演・研修、相談業務などに従事。かつて、日本実業出版社の保険ムックにて保険料の全社比較を企画・調査し、ムックを重版させたことがある。
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