犬や猫などのペットも、人間と同様に高齢になると病気やケガの心配が高まる傾向があります。
では、高齢の犬や猫は、ペット保険に加入できるのでしょうか?
ペット保険の年齢制限や、高齢(シニア)期に加入できるペット保険について案内します。
ペット保険には年齢制限がある?
ほとんどのペット保険には年齢制限があります。
年齢制限がある場合、新規契約できる上限年齢を8歳前後としているペット保険も少なくありません。
年齢制限で定められた上限年齢よりも若いうちに契約した場合には、更新については高齢になっても終身にわたって継続できるものが多いようです(契約期間中の保険金の請求状況により、更新できない場合もあります)。
高齢の犬猫が入れるペット保険
歳を重ねると病気やケガを経験し、医療費の負担が重く感じることがあるかもしれません。
これからの病気に備えてペット保険に加入しようとしたとき、高齢になってからでも加入できるペット保険はあるのでしょうか。
9歳以上でも入れるペット保険
なかには、9歳、10歳、11歳など高齢期に入ってからでも新規加入できるペット保険があります。
年齢が高くなるにつれ、加入できるペット保険の選択肢は少なくなりますが、9歳前後であれば年齢制限の範囲内となるペット保険は比較的多いようです。補償内容などの面で希望にあったペット保険を選ぶことができるかもしれません。
満10歳(10歳11ヶ月)まで入れるペット保険
満11歳(11歳11ヶ月)まで入れるペット保険
満12歳(12歳11ヶ月)まで入れるペット保険
年齢制限なしのペット保険
ペット保険のなかには年齢条件のないペット保険もあります。シニア専用のペット保険で、8歳以上の犬猫が対象です。
年齢制限なしシニア向けペット保険
※8歳以上の犬・猫が対象です。
高齢でペット保険に加入するときの注意点
犬や猫の年齢が年齢制限の範囲内で、ペット保険に申し込むことはできても、高齢になってから加入する際には注意点もあります。
保険料が割高な傾向
一般的にペット保険の保険料は、補償内容にもよりますが、一部の年齢を除き高齢になるほど高めになる傾向があります。
ペット保険の保険料が、飼い主さんの家計の負担にならないかを検討しておくことが大切です。契約時だけでなく、更新後の保険料もあわせて確認しておきましょう。
持病があると加入に制限がつくことも
ペット保険の申込時には、その時点での健康状態について告知が必要です。
もし、申し込む時点で病気やケガをしている場合には、特定の病気や特定の部位についても補償対象外となる「特定疾病不担保」「特定部位不担保」という特別条件付きの契約になることがあります。
この場合、補償開始以後に発生した病気やケガでも、補償を受けられませんので注意が必要です。
加入前の審査の結果、ペット保険に加入できないことも
告知した内容しだいでは、ペット保険の加入が難しい場合もあります。
一概にはいえませんが、がんや糖尿病、所定の感染症などの病歴がある場合には、加入が難しいことが多いようです。引受基準はペット保険会社や個別の状況により異なりますので、詳細は申し込み先の保険会社に確認してみましょう。
補償と保険料のバランスをみてペット保険の検討を
9歳以上の高齢犬・高齢猫が加入できるペット保険は、高齢期の病気やケガに備えることができます。
高額な医療費の負担に備えることができますが、契約中の保険料などの注意点もあります。補償内容とのバランスをみて検討したいですね。
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執筆者プロフィール
ライフィ編集部
「お困りごと解決のためのお役立ち情報サイト」を目指し、生命保険・損害保険を中心に、健康や家計などさまざまな情報を掲載しています。メンバーは独自の視点でお客さまのお困りごとに日々耳を傾け、編集・発信しています。
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