結婚式は人生のなかでも特別なイベントであり、料理や衣装、演出などにこだわって準備を進めるカップルは少なくないでしょう。
一方で、費用をかけるからこそ気になるのが、結婚式をキャンセルすることになった場合の対応方法です。ブライダル保険に加入しておくと、キャンセル料や当日のトラブルに対する補償を受けられます。
本記事では、ブライダル保険の補償内容やキャンセル料の補償範囲、補償対象となる事故の種類についてわかりやすく解説します。これから結婚式を控えているカップルは、ぜひ参考にしてください。
ブライダル保険でどんな備えができる?
ブライダル保険で備えられる内容は、以下のとおりです。
- 結婚式の中止・延期のリスク
- 結婚式当日のトラブルに関するリスク
ブライダル保険は、入院や自然災害といった不測の事態で結婚式を中止・延期せざるを得なくなった場合に、発生するキャンセル料や各種費用をカバーするための保険です。
結婚式当日の会場設備や衣装の破損にも対応しており、ひとつの保険で結婚式にまつわるリスクを幅広くカバーできる仕組みになっています。
1.結婚式の中止・延期に対する補償
ゼクシィの調査(※)によると、挙式、披露宴・ウエディングパーティー、結婚を機とした食事会にかかった費用の総額は平均約298.6万円です。一般的に、挙式・披露宴のキャンセル料は日程が近づくにつれて増えていきます。そのため、当日〜数日前にキャンセルすると見積額の80〜100%程度が請求されるケースも少なくありません。
ブライダル保険に加入しておけば、病気やケガ、自然災害などやむを得ない事情で結婚式を中止・延期した際に、式場から請求されるキャンセル料を保険金で補填できます。
また、ブライダル保険には結婚式の延期に対する補償もあります。妊娠や海外転勤などやむを得ない事由で日程を変更する場合に、式場に支払う日程変更費用を保険金でカバー可能な場合もあります。
2.キャンセル料の補償範囲と限度額
ブライダル保険で補償されるキャンセル料とは、結婚式の中止に伴って式場から請求される違約金や、すでに手配済みの料理・装花・引出物などのキャンセル費用を指します。一方で、招待状の印刷費など、式場への支払い以外の費用は補償の対象外となるのが一般的です。
また、補償限度額は加入する商品やプランによって異なります。プランを選ぶ際は、結婚式の見積額を基準にしましょう。見積額と同額以上の補償限度額のプランを選んでおけば、キャンセル費用をカバーできます。少人数での挙式や会食のみの場合などは、最小限の補償で足りるケースもあるでしょう。
ただし、保険金は「実際に発生したキャンセル料」を上限として支払われる点に注意が必要です。例えば、補償限度額500万円のプランに加入していても、実際のキャンセル料が200万円であれば、支払われる保険金は200万円です。
3.補償対象となる事故の種類
一般的なブライダル保険で補償対象となる事故の種類は、以下のとおりです。
- 新郎新婦・親・子・兄弟姉妹の死亡
- 新郎新婦・親・子の7日以上の継続入院
- 結婚式当日における新郎新婦の入院、または医師による自宅待機指示(インフルエンザや新型コロナウイルスへの感染を含む)
- 火災・洪水・地震などの自然災害による新郎新婦の自宅の半壊以上の被害、または家財の損害
上記の理由で結婚式を中止・延期した場合に保険金が支払われます。祖父母の死亡や入院、新郎新婦の実家の被災も補償対象に含まれるプラン・商品もあります。
一方で、以下のように保険金が支払われないケースもあるため、注意が必要です。
- 自己都合によるキャンセル(婚約破棄を含む)
- 保険期間の開始日より前から存在する傷病を原因とするキャンセル
- 補償対象外の親族(叔父・叔母など)の事由によるキャンセル
- 検査入院など、治療を目的としない入院によるキャンセル
- 妊娠・出産を直接の理由とするキャンセル
補償範囲は商品によって細かく異なるため、加入前に約款や重要事項説明書で補償範囲を確認し、不明な点があれば保険会社へ直接問い合わせてください。
4.結婚式当日のトラブルも補償対象
ブライダル保険では、結婚式当日のトラブルも補償対象に含まれる場合があります。主に「修理費用保険金」と「救急搬送費用保険金」の2種類があり、それぞれ対象となる場面が異なります。
修理費用保険金は、結婚式当日に会場の設備・備品を破損・汚損した場合や、新郎新婦が着用したレンタル貸衣装を破損した場合に、修理・復旧にかかる費用を補填する保険金です。例えば、披露宴中に招待客がワインをこぼして会場のソファを汚損したケースや、挙式中にウェディングドレスの裾を踏んで破損させてしまったケースなどが該当します。
また、救急搬送費用保険金は、結婚式当日に新郎新婦や招待客が医療施設へ救急搬送された場合に、見舞金や搬送・治療にかかった費用を補償する保険金です。
なお、一部の商品では前撮り撮影時の会場設備や貸衣装の破損・汚損をカバーする前撮り特約をオプションでセットできます。前撮り会場の敷地内であれば屋外撮影も補償の対象ですが、会場外での屋外撮影や、前撮りのキャンセル費用は補償対象外です。
大切な結婚式を安心して迎えられるようにブライダル保険の検討を
ブライダル保険に加入しておけば、病気や自然災害などやむを得ない事情でのキャンセル料に加え、挙式当日の設備破損や貸衣装の破損、招待客の救急搬送にも備えられます。一方で、補償対象外となるケースもあるため、契約前に約款や重要事項説明書を確認しておくと安心です。結婚式を控えている方は、ブライダル保険への加入をぜひ検討してみてください。
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2025調べ
















