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更新:(公開:2016年11月28日)

停めてあった車が傷つけられた!保険でできる対処方法を解説

監修者

加藤 梨里
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー  >プロフィールを見る

停めてあった車が傷つけられた!保険でできる対処方法を解説

車を運転している人にとって交通事故は常に気をつけたいものですが、事故まで至らなくとも、車を巡るちょっとしたトラブルに遭遇することもあるのではないでしょうか。
事故が起きたときへの備えにはまず自動車保険が思い浮かびますが、小さなトラブルに見舞われたときにも活用できるのでしょうか?

例として、駐車場で隣の車のドアで愛車を傷つけられてしまったケースを考えてみましょう。

駐車場内のドア開けで車を傷をつけられたら

混雑している駐車場では、止めた車のドアを開けると隣に駐車している車に当たってしまうことがあります。駐車場を利用していれば、他の車に当てる可能性も、当てられる可能性もありますよね。

走行中ではなくても、自分の車とほかの人の車が接触して傷がつけば、車両事故にあたります。しかし、駐車場では止まっている車のドライバーがその場にいないことが多いですから、当てた側がそのまま逃げてしまうことが少なくないようです。
当て逃げの加害者を特定するためには、駐車場の監視カメラを見せてもらうなど時間や手間を要する可能性も考えられます。

駐車場の事故は警察が介入しないことも

かりにその場に居合わせても、当事者同士の示談だけで済ませてしまうケースが少なくありません。

当事者同士の話し合いでは、思わぬハプニングでお互いに冷静な対処ができないことも考えられます。もしも自分の車に傷をつけられてしまっても、相手が強気な態度を取ったら、修理代を払ってもらえないなど不利な条件でも合意してしまうかもしれません。

車両事故の約3割は駐車場内で起きているそうですが、私有地内の駐車場では事故の処理に警察が介入しないこともあるようです。
事故が起きたときには第三者が入って客観的に状況を確認し、法やルールに関する適切な知識に基づいて対処方法を決めたいものですが、駐車場だとそれができないケースが多いと考えられます。

ドアの修理代は自動車保険で対応できる?

ところで、車には自動車保険をかけています。走行中の事故ではないものの、愛車を隣の車のドアで傷つけられてしまったら自動車保険はつかえないのでしょうか?

車両保険を使うと保険料が上がるおそれも

駐車中の車が、ドア開けなどで傷つけられたときでも、車両保険をつけていれば自動車保険の対象になります。加害者側の自動車保険などを使って賠償してもらいたいところですが、加害者がわからないときには自分の車両保険で修理することになります。

ただし、自動車保険の契約タイプによっては、保険がおりない場合があります。また、保険を使うと等級が下がることにもなり、次年度の自動車保険料が高くなってしまいます。
車両保険を使わずに修理代は自腹で払ってしまう方が、経済的な負担が少なくすむケースもあります。

ですから、駐車場で隣の車にドアを傷つけられるようなケースでは、自動車保険は対応できない可能性もあります。車両保険の契約内容を確認しておくとともに、まずは相手方と納得のいく交渉を目指すつもりでいるのがよいかもしれません。

自動車トラブルの交渉を弁護士に依頼するには

このようなときに、弁護士を通すことができると便利です。弁護士に連絡することを伝えるだけで、相手の態度や示談交渉の展開が変わる可能性もあります。

しかし、弁護士に依頼すると費用が心配かもしれません。そこで弁護士に法律相談したり、相手方との交渉を弁護士に任せたりしたときの費用がおりる保険があると便利です。

弁護士の利用でかかる費用をカバーする方法には、おもに自動車保険の特約と弁護士保険があります。

自動車保険の特約で対応

自動車保険のなかには、トラブルが起きたときに弁護士に交渉を依頼したり、法律相談をしたりするときにかかる費用を補償するオプションをつけられるものがあります。「弁護士費用特約」などと呼ばれます。

多くの自動車保険で特約として付けられる「弁護士費用特約」は、自動車事故で被害を受けて損害賠償請求をするために弁護士に法律相談をしたとき、事務委任をしたときにかかる費用がカバーされます。

保険会社によっては、運転をしていないときの自動車事故も対象になる、あるいは歩行中など自動車事故ではない日常生活でのアクシデントで被害を受けたときに弁護士を利用したときも対象になるオプションを付けられるところがあります。

弁護士保険で対応

自動車保険で補償されるのは、原則として偶然に起きたアクシデントによる損害や費用に限られます。これに加えて、生活上のトラブルに広く対応できるのが弁護士保険です。

自動車にかかわるトラブルはもちろん、自転車に乗っているときや歩行中の交通事故に加えて、ご近所トラブルや離婚、相続、職場にかかわるトラブルなどでも、弁護士に法律相談をしたり交渉や訴訟の事務委任をするケースがあります。単独で契約する弁護士保険では、これらの幅広いトラブルでかかる弁護士費用まで補償されるものがあります。

車に乗っているときはもちろん、生活しているときのあらゆるお困りごとへの安心にもなりそうですね。

車のトラブルへの備えに、弁護士費用特約や弁護士保険の安心を

車は、運転している時間よりも実は駐車している時間のほうが長いこともあります。駐車中のトラブルを、自動車保険でどこまでカバーできるかをあらかじめ知っておくと、いざというときにスムーズに対応できそうです。

万が一愛車に傷がついたり、相手とトラブルになったときには、自動車保険だけでなく弁護士保険が活用できることも。もしものトラブルで弁護士が味方に付いている安心感は、毎日のドライブに心強い支えになるのではないでしょうか。

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  • 監修者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。
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