総報酬制

総報酬制とは、毎月の給与に対しても賞与に対しても、同じ保険料率を適用して社会保険料を算出する制度です。
平成15年（2003年）4月から、健康保険と厚生年金保険で総報酬制がとられています。
総報酬制導入前は給与の保険料率（健康保険8.5％、厚生年金保険17.35％）と賞与の保険料率（健康保険0.8％、厚生年金保険1％）とでは大きな差がありましたが、総報酬制導入後は給与も賞与も同じ保険料率となりました。
総報酬制は、同じ年収であってもボーナスの多寡による負担の不公平を解消することができます。
総報酬制導入前に賞与で徴収されていた厚生年金保険料は年金給付額に反映されませんでしたが、総報酬制導入後は賞与も年金給付額の計算式に含まれ、給付金に反映する形に改正されました。