平成17年(2005年)以降、生命保険会社や損害保険会社において、保険金の不払いが多発した。
度重なる調査を通じて、ほぼすべての保険会社で不払いがあったことが明らかとなり、金融庁が相次いで行政処分が発動するなど、不払い問題は保険制度そのものの信頼を揺るがす事態へと発展した。
保険金の支払いは保険会社の最も基本的かつ重要な機能であり、この機能が有効に働かないことは、保険制度そのものの根幹を揺るがす重大な問題であった。
平成19年(2007年)10月に、不払い状況に関する調査は一つの区切りが付いたものの、保険業界は信頼回復に向けた根本的な改革を迫られた。
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