家財保険は必要?補償内容と持家・賃貸住宅別メリットまとめ

火災保険は、戸建てやマンションなどの「建物」に保険をつけるイメージがあるかもしれませんが、「建物」だけではなく家財にもかけることができます。

そこで、「家財」につける保険について解説します。

家財保険って本当に必要なの?

「家財保険」とは、家の中にある家財が万が一の火災や事故によって損害を受けたときにおりる保険です。持ち家でも賃貸でも、戸建て、マンション、アパートでもかけることができます。

保険をかける家財は具体的には、冷蔵庫、洗濯機やテレビなどの電化製品から、ベッドや洋服ダンスなどの家具、洋服やバック、アクセサリーなどの服飾品などです。生活に欠かせないこれらの家財が、火事や水漏れなどによって使えなくなってしまったとき、再度調達するのにかかるお金に備えることができます。

意外に高額になる家財の金額

家財保険では、家族の生活に必要な家財を買いそろえるために必要な金額を設定します。

一般的に、家族が多いほど、年齢が高いほど高額になる傾向があります。下の表は、年齢別、家族構成別の標準的な家財の金額です。

※はみ出ている場合、横にスクロールできます。

世帯の
年齢構成
夫婦のみ 夫婦+子供1人
(18才未満)
夫婦+子供2人
(18才未満)
27才以下 500万円 590万円 680万円
28~32才 590万円 680万円 770万円
33~37才 780万円 870万円 960万円
38~42才 1,070万円 1,160万円 1250万円
43~47才 1,370万円 1,460万円 1,550万円
48才以上 1,440万円 1,560万円 1,650万円

※三井住友海上火災保険株式会社 家財保険:標準世帯における家財評価額(再調達価額)の目安(平成28年7月現在)参照

家財保険の基本的な補償内容

家財保険では、おもに以下の事故で家財が損害を受けたときに保険がおります。

1.火災、落雷、破裂・爆発

火災で家財が焼失した、落雷によって電気製品が壊れた場合などに保険がおります。

2.風災、雹災、雪災

台風で自宅が飛ばされて家財がなくなった、自宅の駐輪場に置いておいた自転車が壊れた、雹(ひょう)や豪雪が家の中に入って家電が壊れた、家具が濡れて使えなくなったなどの損害を受けた際に、保険がおります。

3.水濡れ

マンションやアパートでは、上階から水が漏れてきて、自分の部屋の家電や家具が濡れて壊れた際に保険がおります。

4.盗難

家財や自宅内の現金が盗まれた場合などに、保険がおります。
(※現金や小切手の盗難には保険金額の上限が設けられるものがあります。)

5.水災

大雨や洪水で自宅が床上浸水してしまい、家財が水浸しになって壊れた、使えなくなった場合に保険がおります。

6.破損、汚損

模様替えの際に動かしていた机を倒した、家電を落とした、パソコンに飲み物をこぼしたなど、うっかり壊してしまったときに保険がおります。

家財保険の代表的な2つの特約

家財保険には特約(オプション)を付けて、補償を広げることもできます。おもに下記の2つの特約があります。

日常生活賠償特約

日常生活で他人の物を壊した、他人にケガをさせたなどで、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されます。保険会社によっては、「日常生活賠償特約」や「個人賠償責任特約」などと呼ばれます。

借家人賠償特約

賃貸住宅で火事を起こして部屋が燃えてしまった、水漏れを起こして床の張り替えが必要になったなどで、大家さんへ賠償しなければならなくなったときに、損害賠償金が保険でおります。

家財保険のメリット

持ち家でも賃貸でも、家財保険に入ることで次のようなメリットを期待できます。

賃貸住宅にお住いの方のメリット

賃貸住宅の契約には「原状回復義務」といって、借りた部屋を退去するときには原則として入居前の状態に戻すことが条件に含まれています。

入居中に万が一火事や事故で部屋が燃えたり使えなくなってしまったら、元通りにするための費用を支払わねばなりません。家財保険の借家人賠償特約では、そのリスクに備えられます。賃貸契約上で借家人賠償のついた家財保険への加入が必須のこともあります。

持ち家住宅にお住まいの方のメリット

建物用の火災保険では、火災などで住宅が全焼、倒壊したときに保険がおりますが、受け取る保険金額は、建物の修繕や再建に必要な額が基本になっています。家の中にある家財の修理代や購入費までは充てられないおそれがあります。

また、住宅ローンを組んでいた際には、自宅に住めなくなっても残債は残ります。火災保険の保険金をローン返済に充てると、仮住まいに移っての生活費には足りないかもしれません。暮らしに必要な道具をそろえるために、建物とは別に家財保険をつけておくと安心です。

持家用火災保険

賃貸用火災保険

  • 執筆者プロフィール

     ライフィ編集部

    ライフィ編集部

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