定期付終身保険とは?全期型・更新型の2タイプと加入後の注意点を解説

「定期保険特約付終身保険(以下、定期付終身保険という)」とは、定期保険と終身保険がセットになったものです。原則として、終身保険がメインの主契約で、定期保険がオプションの特約として加入します。おもに大手の生命保険会社で販売されています。

「定期付終身保険」は、日本の生命保険会社が長きにわたって主力商品として販売をしていました。現在、この保険にご加入の方も多いはずです。

「定期付終身保険」の特徴と2つのタイプ

定期付終身保険は、おもにご家族を養っている働き盛りの方が加入する保険です。
収入が多く、お子さまの教育費の支出も多い時期には、万が一のときに大きなお金が必要です。それに備えて、働き盛りの時期には大きな保険金額を確保したいものです。

しかし、数千万円単位の死亡保険金を確保しようとすると、終身保険では支払う保険料が高くなってしまいます。そこで、特約部分の定期保険で、高額の死亡保障を確保するように設計します。

一方で、ご自身が万が一亡くなったときのお葬式代は、いつ亡くなってもかかります。このように、いつでも最低限は確保しておきたいお金を、終身保険で確保できる仕組みになっています。
したがって、一般的には数百万円の終身保険を主契約とし、オプションで数千万円の定期保険を特約でセットして設計します。

定期付終身保険には、おもに2つのタイプがあります。ひとつは全期型、もうひとつは更新型です。

1.定期付終身保険・全期型

保険料の払込期間中はずっと、定期保険の特約部分が続くタイプです。

たとえば、保険料の払込期間が30年なら、30年間はずっと終身保険部分と定期保険特約部分の保険料を払い続けます。払い込む保険料は、契約当初に決まり、同じ金額がずっと続きます。

定期付終身保険・全期型

定期付終身保険・全期型

2.定期付終身保険・更新型

保険料の払込期間中まで、定期保険特約を続けることができますが、契約当初には10年や15年などの短期間だけ、定期保険特約を付ける、とするタイプです。
定期保険特約の期間が終了しても、払込期間が終了するまでは「更新」といって、定期保険特約を再び続けることができます。その際に、新たな告知や診査は必要ありません。

ただし、更新時には定期保険特約部分の保険料が変わります。
契約時ではなく、更新時の年齢に合わせて保険料を計算し直すため、一般的にはそれまでよりも保険料が高くなります。

定期付終身保険・更新型

定期付終身保険・更新型

「全期型」と「更新型」の大きな違いは、やはり”保険料”です。上にもありますように、「全期型」の場合は払込期間中の保険料は一定です。一方、「更新型」は更新時に保険料が変わるため、保険期間が長くなると最終的に「全期型」よりも保険料が高くなるケースが多くなります。

保険加入後には定期的なチェックを

保険に対するニーズと、それに対応する商品は、時間の経過とともに変化するもの。
保険加入後の定期的なチェックをおすすめします。

チェックポイント 内容
保険料 「定期保険特約」が更新型の場合、更新時期に保険料が上がります。
更新後の保険料負担は、そのときの収入に見合っていますか?
保険金額 保険料払込期間満了後の死亡保障は、終身保険の保険金額だけとなります。
保険料払込期間満了後の死亡保障額は、終身保険だけで十分ですか?
ご家族のための大きな保証はいつまで必要ですか?

以前に終身保険に加入されていて、更に保障をプラスしたい場合には、お給料や年金のようにご家族に保険金が支払われる「収入保障保険」か、一括でまとまった保険金が支払われる「定期保険」をチェックしてみてください!

入院・手術給付金が特約で設定されている場合も要注意!

「定期付終身保険」に「入院・手術給付金特約」が付いている場合、注意していただきたいのが満期時期。
ご存知の通り、病気になりやすくなってくるのは60歳を過ぎてから。50歳代から健康診断で、「要再検査」や「要治療」など、不具合な場所がちらほら出始め、場合によっては手術や入院などもあり得ます。

古い保険契約の場合、65歳以上は「入院・手術給付金特約」の更新できない場合もあるようです。必要な時期に保障が終わってしまっていては大変です。

さらに、「じゃあ新たに医療保険に入ろう」と思っても、医療保険の申し込み時に「5年以内に病気で入院したことはありますか?」「2年以内に再検査を求められたことはありますか?」などの質問で加入が断られる場合も考えられます。
一度証券を見直してみてください。

  • 執筆者プロフィール

     ライフィ編集部

    ライフィ編集部

    「お困りごと解決のためのお役立ち情報サイト」を目指し、生命保険・損害保険を中心に、健康や家計などさまざまな情報を掲載しています。 メンバーは独自の視点でお客さまのお困りごとに日々耳を傾け、編集・発信しています。