もしもの病気やケガなど、人生には思わぬアクシデントに見舞われるリスクがあります。若い頃に比べて、50代頃になると健康診断で異常を指摘されることや、治療を勧められることも珍しくありません。加えて、人生には子どもの進学や住宅購入、自分の定年退職や老後など、ライフプランに応じてお金が必要になるタイミングもあります。

これらでかかるお金への備えは、年代やライフステージに合わせて計画すると効率的です。

お金の準備の方法には、預貯金や運用のほか、保険を活用できることがあります。どの方法で準備するのが向いているかは、お金の使い道や収入、すでにある貯蓄などの状況によって異なります。

ここではそのうち、50代の男性のライフステージで活用できる保険について考えてみましょう。また、どんな種類の保険が適しているか、おすすめの保険をみてみましょう。

50代男性におすすめ 独身のときの生命保険の選び方

自身が万が一死亡したときに遺族に保険がおりる死亡保険は、一般的には遺族の生活費やお葬式代にあてることを想定して契約します。

しかし独身のときには、養う子どもや家族がいない人がほとんどでしょう。その間には、遺族のための死亡保険よりも、まずは自分が病気やケガをしたとき、そのために仕事ができず収入が下がってしまったときへの備えを優先して検討するのがおすすめです。

そこで、病気やケガに備える医療保険・がん保険、仕事を休業して収入が下がったときに備える就業不能保険を中心に検討してみましょう。

病気やケガでかかる治療費に備えるには、おもに医療保険やがん保険が向いています。

公的な医療制度により、病気やケガで病院にかかったとき、保険がきく治療を受けて窓口で保険証を提示すれば自己負担は原則3割ですみます。

ただ、病気やケガで受診をしたとき、入院をしたときには治療費以外にも交通費や差額ベッド代などがかかることがあります。そこで活用できるのが、民間の医療保険・がん保険です。

医療保険は病気やケガで入院や手術をしたときに給付金がおりる保険です。入院1日につきいくら、などあらかじめ決めた金額を受け取れます。
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給付金を受け取る原因をがんに限定したものががん保険です。がんによる入院や手術をしたとき、がんと診断されたときなどに給付金がおります。これらの給付金は保険会社が定めた支払要件に該当すると受け取れ、使い道は問いません。

保険で受け取った給付金を、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費などに充てることもできます。
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50代になると、健康診断で異常を指摘されたり、治療が必要と指導されたりする人が珍しくありません。医療保険・がん保険ともに、健康状態によっては加入できる保険の選択肢が限られることがあります。これまでは仕事中心で自分の健康のことを後回しにしてきた人もいるかもしれませんが、これから新たに加入する人は健康なうちにそろそろ検討したいものですね。

また、すでに医療保険・がん保険に契約している人が見直しをするときにも、もし健診での指摘事項があったり持病があったりすると、新しい保険への乗り換えが難しいことがあります。現在契約している医療保険やがん保険でどこまでカバーできるかを改めて確認しておくと安心です。

いま通院中である、持病があって薬を飲んでいる場合には、一般的な医療保険やがん保険には契約できない、または契約上の条件が付くことがありますが、医療保険の一部には持病がある人にも入りやすいものがあります。もし、保険加入で選択肢が限られる際には検討してもよいでしょう。
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仕事を休んで収入が下がったときに給付を受け取れるのが就業不能保険です。

独身の人は自分の生活にかかるお金を自分の収入から工面していることが多いでしょう。もしも自分が仕事を休んで収入が下がったら毎月の生活費が足りるかどうか、収入がゼロになったらそれを補てんするための貯蓄があるかを改めて確認しておくと安心です。

会社に勤めていれば、仕事が原因で病気・ケガをしたときには基本的に公的な制度である「労災保険」でカバーされます。業務外の病気やケガでも、仕事を休んで収入が下がった社会保険の「傷病手当金」で、お給料の一部が支給されます。

ただ、これらの公的な保険を受け取るには所定の要件を満たす必要があります。また、支給される金額や期間の上限があります。

そこで、公的な保険の上乗せとして活用できるのが就業不能保険です。病気やケガで仕事ができない状態になったときに、あらかじめ決めた給付金がおりる保険です。

公的な傷病手当金ではおおよそのお給料の2/3の金額が、仕事を休んだ日数に応じて受け取れます。また給付を受け取れるのは最長1年6カ月です。

もし、傷病手当金だけでは生活費の出費に満たないようなら、不足する部分を就業不能保険で補てんするような検討をするのがおすすめです。たとえばお給料の1/3にあたる金額を受け取る、休業してから1年6カ月以降も受け取れるような保障内容にすると合理的ではないでしょうか。
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お金を貯めたいときには、方法のひとつとして終身保険や個人年金保険を検討できることがあります。

50代になると定年退職まで10年を切るなど、老後を意識し始めるきっかけが増えてきます。この先の人生を独身で過ごすことも想定して、将来に必要なお金について改めて考え、それを自分で管理し、計画的に準備をしておきたいものです。

貯蓄をする方法には預貯金のほかに、勤務先の確定拠出年金、個人型の確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAなどの運用や、積立型の生命保険を活用することもできます。

このうち積立型の生命保険には、おもに終身保険と個人年金保険があります。

終身保険は、基本的には万が一亡くなったときに遺族に保険金がおりるものですが、契約から所定の期間を経てからならば、解約して解約返戻金を受け取れるものがあります。この機能を活用して、将来に受け取る資金のために終身保険で貯蓄することができます。
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老後の資金に充てることを想定して貯蓄をするなら、個人年金保険もあります。60歳や65歳など、あらかじめ決めた年齢まで保険料を積み立てて、その資金を老後に年金として受け取れるものです。
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いずれも50代から始めると、受け取りまでの期間が10年前後になるケースが多いため、まとまった資金を受け取るためには払い込む保険料が高額になったり、契約できる商品の選択肢が限られたりする傾向があります。預貯金や運用と合わせて、効果的に貯蓄できる方法や組み合わせを早めに計画するのがおすすめです。

50代男性におすすめ 結婚したときの生命保険の選び方

結婚をしたら、新しい家族との生活が始まります。夫婦の生活でかかるお金やもしもの際の備えについて、早めにふたりで検討したいものですね。

おもに、病気やケガに備えて医療保険・がん保険、仕事を休んだときに備えて就業不能保険、万が一亡くなったときに備えて死亡保険のなかから検討してはいかがでしょうか。

まず検討しておきたいのが、病気やケガで病院にかかったときの備えた医療保険・がん保険でしょう。

公的な医療制度により、保険がきく治療を受けて窓口で保険証を提示すれば自己負担は原則3割ですみます。また、高額療養費制度により、1カ月に負担した医療費が所定の額を超えると、超えた部分の医療費が戻ってきます。

ただ、病気やケガで受診をしたとき、入院をしたときには治療費以外にも交通費や差額ベッド代などがかかることがあります。そこで活用できるのが、民間の医療保険・がん保険です。

医療保険は病気やケガで入院や手術をしたときに給付金がおりる保険です。入院1日につきいくら、などあらかじめ決めた金額を受け取れます。
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給付金を受け取る原因をがんに限定したものががん保険です。がんによる入院や手術をしたとき、がんと診断されたときなどに給付金がおります。これらの給付金は保険会社が定めた支払要件に該当すると受け取れ、使い道は問いません。保険で受け取った給付金を、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費などに充てることもできます。
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もし妻がパートや専業主婦などで、ご自身がおもに家計を支えている場合で、病気・ケガをして医療費の出費がかかると生活費のやりくりが厳しくなる可能性がありそうなら、医療保険やがん保険から受け取る給付金額の設定に、ゆとりをもっておくのも安心ではないでしょうか。

50代の人では、すでに自分の医療保険やがん保険に契約しているケースが少なくありません。結婚を機に保険の内容を確認し、自分の病気・ケガへの備えが十分であるか、夫婦の生活を前提に改めて考えてみてもよいですね。

50代になると、健康診断で異常を指摘されたり、治療が必要と指導されたりする人が珍しくありません。医療保険・がん保険ともに、健康状態によっては加入できる保険の選択肢が限られることがあります。これまでは仕事中心で自分の健康のことを後回しにしてきた人もいるかもしれませんが、これから新たに加入する人は健康なうちにそろそろ検討したいものですね。

また、すでに医療保険・がん保険に契約している人が見直しをするときにも、もし健診での指摘事項があったり持病があったりすると、新しい保険への乗り換えが難しいことがあります。現在契約している医療保険やがん保険でどこまでカバーできるかを改めて確認しておくと安心です。

いま通院中である、持病があって薬を飲んでいる場合には、一般的な医療保険やがん保険には契約できない、または契約上の条件が付くことがありますが、医療保険の一部には持病がある人にも入りやすいものがあります。もし、保険加入で選択肢が限られる際には検討してもよいでしょう。
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仕事を休んで収入が下がったときに給付を受け取れるのが就業不能保険です。

会社に勤めていれば、仕事が原因で病気・ケガをしたときには基本的に公的な制度である「労災保険」でカバーされます。業務外の病気やケガでも、仕事を休んで収入が下がった社会保険の「傷病手当金」で、お給料の一部が支給されます。

ただ、これらの公的な保険を受け取るには所定の要件を満たす必要があります。また、支給される金額や期間の上限があります。

そこで、公的な保険の上乗せとして活用できるのが就業不能保険です。病気やケガで仕事ができない状態になったときに、あらかじめ決めた給付金がおりる保険です。

公的な傷病手当金ではおおよそのお給料の2/3の金額が、仕事を休んだ日数に応じて受け取れます。また給付を受け取れるのは最長1年6カ月です。そこで、残りの1/3にあたる金額を受け取る、休業してから1年6カ月以降も受け取れるなど、公的な保険でカバーできない部分を就業不能保険で補てんするような検討をするのがおすすめです。

おもに、妻がパートや専業主婦などで、ご自身が家計を中心に支えている場合に向いているでしょう。
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自分がもしも亡くなったとき、遺された妻の生活に必要なお金を遺してあげるなら、死亡保険も検討しておきましょう。

死亡保険には、おもに定期保険、終身保険、収入保障保険があります。

定期保険は、契約している期間に亡くなった場合に、あらかじめ定めた保険金がおりるものです。
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終身保険は、生涯にわたって保障が続く保険で、亡くなる時期にかかわらず保険金がおります。
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収入保障保険は、もしも亡くなったときの保険金が毎月のお給料のように少しずつおりる保険です。
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これらの死亡保険は、家計への支えの比重に合わせて保険金額を設定するのがおすすめです。夫婦ともに収入があれば、生活費のために夫の収入からあてている金額をもとに検討します。

また、万が一の際に、遺された妻がその後生活するうえで働くかどうか、どれくらいの収入が見込めそうかも考慮すると合理的です。

もし、パートナーにすでに子どもがいるなどで新たな家族を築くことになれば、家族とお金のことをしっかり相談し手置くことが大切ですね。夫婦がお互いにすでに保険に入っていれば、その見直しを含めて、いざというときにどこまで保険でカバーするかを検討するとよいのではないでしょうか。

お金を貯めたいときには、方法のひとつとして終身保険や個人年金保険を検討できることがあります。

50代になると定年退職まで10年を切るなど、老後を意識し始めるきっかけが増えてきます。将来に必要なお金について改めて考え、そろそろ計画的に準備をしておきたいものです。

貯蓄をする方法には預貯金のほかに、勤務先の確定拠出年金、個人型の確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAなどの運用や、積立型の生命保険を活用することもできます。

このうち積立型の生命保険には、おもに終身保険と個人年金保険があります。

終身保険は、基本的には万が一亡くなったときに遺族に保険金がおりるものですが、契約から所定の期間を経てからならば、解約して解約返戻金を受け取れるものがあります。この機能を活用して、将来に受け取る資金のために終身保険で貯蓄することができます。
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老後の資金に充てることを想定して貯蓄をするなら、個人年金保険もあります。60歳や65歳など、あらかじめ決めた年齢まで保険料を積み立てて、その資金を老後に年金として受け取れるものです。
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いずれも50代から始めると、受け取りまでの期間が10年前後になるケースが多いため、まとまった資金を受け取るためには払い込む保険料が高額になったり、契約できる商品の選択肢が限られたりする傾向があります。預貯金や運用と合わせて、効果的に貯蓄できる方法や組み合わせを早めに計画するのがおすすめです。

50代男性におすすめ 子育て中の生命保険の選び方

子育てをしているときは、家族の生活費や教育費など、人生の中でもお金の負担が重くなりがちです。自身の病気やケガのほか、子どもの教育費、自分に万が一の際の子どもの生活費などに備えておくと安心です。

おもに、病気やケガに備えて医療保険・がん保険、仕事を休んだときに備えて就業不能保険、万が一亡くなったときに備えて死亡保険、子どもの教育費に備えて学資保険(こども保険)のなかから検討してはいかがでしょうか。

まず検討しておきたいのが、病気やケガで病院にかかったときの備えた医療保険・がん保険でしょう。

公的な医療制度により、保険がきく治療を受けて窓口で保険証を提示すれば自己負担は原則3割ですみます。

ただ、病気やケガで受診をしたとき、入院をしたときには治療費以外にも交通費や差額ベッド代などがかかることがあります。そこで活用できるのが、民間の医療保険・がん保険です。

医療保険は病気やケガで入院や手術をしたときに給付金がおりる保険です。入院1日につきいくら、などあらかじめ決めた金額を受け取れます。
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給付金を受け取る原因をがんに限定したものががん保険です。がんによる入院や手術をしたとき、がんと診断されたときなどに給付金がおります。これらの給付金は保険会社が定めた支払要件に該当すると受け取れ、使い道は問いません。

保険で受け取った給付金を、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費などに充てることもできます。
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もし妻がパートや専業主婦などで、ご自身がおもに家計を支えている場合で、病気・ケガをして医療費の出費がかかると生活費のやりくりが厳しくなる可能性がありそうなら、医療保険やがん保険から受け取る給付金額の設定に、ゆとりをもっておくのも安心ではないでしょうか。

医療保険やがん保険で受け取った給付金は、治療費や入院費用はもちろん、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費のほか、入院中に家族の生活でかかる費用に充てることもできます。

50代の人では、すでに医療保険やがん保険に契約しているケースが少なくありません。子育て中は子どもの教育や住宅ローンの返済を含めて公私ともに忙しく、自分の保険のことは後回しになりがちですが、自分の病気・ケガへの備えが十分であるかを改めて考えてみてもよいですね。

また50代になると、健康診断で異常を指摘されたり、治療が必要と指導されたりする人が珍しくありません。医療保険・がん保険ともに、健康状態によっては加入できる保険の選択肢が限られることがありますから、これから新たに加入する人は健康なうちに検討したいものですね。

すでに医療保険・がん保険に契約している人が見直しをするときにも、もし健診での指摘事項があったり持病があったりすると、新しい保険への乗り換えが難しいことがあります。現在契約している医療保険やがん保険でどこまでカバーできるかを改めて確認しておくと安心です。

いま通院中である、持病があって薬を飲んでいる場合には、一般的な医療保険やがん保険には契約できない、または契約上の条件が付くことがありますが、医療保険の一部には持病がある人にも入りやすいものがあります。もし、保険加入で選択肢が限られる際には検討してもよいでしょう。
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もし病気やケガで仕事を休んでしまったときには、お給料が減ったり収入がなくなったりするおそれがあるでしょう。そんな収入減を補てんするのが就業不能保険です。

会社に勤めていれば、仕事が原因で病気・ケガをしたときには基本的に公的な制度である「労災保険」でカバーされます。業務外の病気やケガでも、仕事を休んで収入が下がった社会保険の「傷病手当金」で、お給料の一部が支給されます。

ただ、これらの公的な保険を受け取るには所定の要件を満たす必要があります。また、支給される金額や期間の上限があります。

そこで、公的な保険の上乗せとして活用できるのが就業不能保険です。病気やケガで仕事ができない状態になったときに、あらかじめ決めた給付金がおりる保険です。

公的な傷病手当金ではおおよそのお給料の2/3の金額が、仕事を休んだ日数に応じて受け取れます。また給付を受け取れるのは最長1年6カ月です。そこで、残りの1/3にあたる金額を受け取る、休業してから1年6カ月以降も受け取れるなど、公的な保険でカバーできない部分を就業不能保険で補てんするような検討をするのがおすすめです。

また、子育て中には子どもが大きくなるにつれて食費や被服費、日用品費など生活にかかるお金のほか、習い事や塾代、進学費用など子どもにかかるお金の負担が重くなる傾向があります。そんな時期に仕事を休んで収入が減ると家計へのダメージは大きいもの。日頃から、家族の生活にどれくらいお金がかかっているかを把握して、もしも収入がダウンしたときの対処法を考えておくと安心ですね。
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もしも自分が亡くなったとき、遺された妻やお子さんが生活するために必要なお金を遺してあげるのが死亡保険です。

死亡保険には、おもに定期保険、終身保険、収入保障保険があります。

定期保険は、契約している期間に亡くなった場合に、あらかじめ定めた保険金がおりるものです。
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終身保険は、生涯にわたって保障が続く保険で、亡くなる時期にかかわらず保険金がおります。
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収入保障保険は、もしも亡くなったときの保険金が毎月のお給料のように少しずつおりる保険です。
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これらの死亡保険の保険金額は、家族の生活費や将来の教育費をふまえて、子どもが独立するまでに必要なお金を計算して検討します。夫婦ともに収入があれば、そのうち夫の収入からあてる金額がどれくらいかを考えてみましょう。

また、万が一の際に、遺された妻がその後働くかどうかによっても、備えたい保険金額は異なります。妻がいま働いているかどうかにかかわらず、もしも自分が亡くなってから妻が働く場合に、どれくらいの収入が見込めそうかを考慮すると合理的ではないでしょうか。

なお、死亡保険の適切な金額は、この先のライフプランの変化によって変わることがあります。たとえばお子さんが大きくなるにつれて、独立するまでの期間が短くなる分、万が一の際に保険金で充てたい生活資金の総額は少なくなっていきますし、高校や大学への進学費用を払い終えれば、保険金額の設定に教育費は考慮しなくてよくなります。

また住宅ローンを借り入れたときには、ローンとともに団体信用生命保険に契約することがあります。すでに死亡保険に契約している人も、こうしたライフイベントによって必要な保険金額は変わっていきますので、見直してみてもよいですね。

子どもの進学に向けて教育資金を準備する方法のひとつである学資保険やこども保険。お子さんが生まれたばかり、小学校就学前などでまだ教育資金準備をしていない場合には、預貯金や運用と合わせて検討するのもよいでしょう。

学資保険には、貯蓄機能に加えて、親御さんの万が一の際にもお子さんに資金を遺す機能がついています。契約中にもし親が亡くなってしまったら、以後は保険料の払込が免除され、かつ所定の時期になると子どもが一時金や満期金を受け取れます。これらを受け取ることで、お子さんが安心して高校や大学への進学できそうです。

学資保険は子どもを対象に、父母どちらでも契約できます。契約者の年齢や性別で保険料などが異なりますので、複数のシミュレーションをしてみるのがおすすめです。
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ただし契約できるのは一般的には子どもが2~6歳前後まで、遅くとも10歳前後までとしている保険会社が多いようです。お子さんの年齢が上限以上なら、預貯金や運用でお金を積み立てる、あるいは終身保険を活用する方法もあります。

終身保険には契約から所定の期間を経てからならば、解約して解約返戻金を受け取れるものがあります。この機能を活用して、将来に受け取る資金のために終身保険で貯蓄することができます。

50代男性におすすめ 子どもの独立で考えたい生命保険の選び方

子育てをしているときは、家族の生活費や教育費など、人生の中でもお金の負担が重くなりがちです。一転して、子どもが独立すると教育費の出費も毎月の生活費も少なくなるケースがほとんどです。逆に、自身の病気やケガ、老後の生活に重点をおいて備えを検討し始めたいもの。

そこでおもに、病気やケガに備えて医療保険・がん保険、仕事を休んだときに備えて就業不能保険、万が一亡くなったときに備えて死亡保険、老後の生活資金に向けて終身保険・個人年金保険、老後に身体の機能が低下したときに備えて介護保険・認知症保険のなかから、すでに契約している保険の見直しを含めて検討してはいかがでしょうか。

まず確認しておきたいのが、病気やケガで病院にかかったときの備えた医療保険・がん保険でしょう。

公的な医療制度により、保険がきく治療を受けて窓口で保険証を提示すれば自己負担は原則3割ですみます。

ただ、病気やケガで受診をしたとき、入院をしたときには治療費以外にも交通費や差額ベッド代などがかかることがあります。そこで活用できるのが、民間の医療保険・がん保険です。

医療保険は病気やケガで入院や手術をしたときに給付金がおりる保険です。入院1日につきいくら、などあらかじめ決めた金額を受け取れます。
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給付金を受け取る原因をがんに限定したものががん保険です。がんによる入院や手術をしたとき、がんと診断されたときなどに給付金がおります。これらの給付金は保険会社が定めた支払要件に該当すると受け取れ、使い道は問いません。保険で受け取った給付金を、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費などに充てることもできます。

もし妻がパートや専業主婦などで、ご自身がおもに家計を支えている場合で、病気・ケガをして医療費の出費がかかると生活費のやりくりが厳しくなる可能性がありそうなら、医療保険やがん保険から受け取る給付金額の設定にはゆとりをもっておくのも安心ではないでしょうか。
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医療保険やがん保険で受け取った給付金は、治療費や入院費用はもちろん、差額ベッド代や入院のために必要な日用品の購入費のほか、入院中に家族の生活でかかる費用に充てることもできます。

50代の人では、すでに医療保険やがん保険に契約しているケースが少なくありません。子育て中は子どもの教育や住宅ローンの返済を含めて公私ともに忙しく、自分の保険のことは後回しになりがちですが、子どもが独立したら改めて検討する十分な時間を取りやすくなるかもしれません。病気・ケガへの備えが十分であるかを確認してみてもよいですね。

また50代になると、健康診断で異常を指摘されたり、治療が必要と指導されたりする人が珍しくありません。医療保険・がん保険ともに、健康状態によっては加入できる保険の選択肢が限られることがあります。これから新たに加入する人は健康なうちにそろそろ検討したいものですね。

すでに医療保険・がん保険に契約している人が見直しをするときにも、もし健診での指摘事項があったり持病があったりすると、新しい保険への乗り換えが難しいことがあります。

また、契約によっては医療保険・がん保険の保険期間が50代頃に満了を迎えることがあります。保険期間が満了すると、その後の保障はなくなってしまいます。現在契約している医療保険やがん保険でどこまでカバーできるかを改めて確認しておくと安心です。

いま通院中である、持病があって薬を飲んでいる場合には、一般的な医療保険やがん保険には契約できない、または契約上の条件が付くことがありますが、医療保険の一部には持病がある人にも入りやすいものがあります。もし、保険加入で選択肢が限られる際には検討してもよいでしょう。
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もし病気やケガで仕事を休んでしまったときには、お給料が減ったり収入がなくなったりするおそれがあるでしょう。そんな収入減を補てんするのが就業不能保険です。

会社に勤めていれば、仕事が原因で病気・ケガをしたときには基本的に公的な制度である「労災保険」でカバーされます。業務外の病気やケガでも、仕事を休んで収入が下がった社会保険の「傷病手当金」で、お給料の一部が支給されます。

ただ、これらの公的な保険を受け取るには所定の要件を満たす必要があります。また、支給される金額や期間の上限があります。

そこで、公的な保険の上乗せとして活用できるのが就業不能保険です。病気やケガで仕事ができない状態になったときに、あらかじめ決めた給付金がおりる保険です。

公的な傷病手当金ではおおよそのお給料の2/3の金額が、仕事を休んだ日数に応じて受け取れます。また給付を受け取れるのは最長1年6カ月です。そこで、残りの1/3にあたる金額を受け取る、休業してから1年6カ月以降も受け取れるなど、公的な保険でカバーできない部分を就業不能保険で補てんするような検討をするのがおすすめです。

ただ、子どもが独立すると子育て中に比べて必要な生活費は少なくなるのが一般的です。夫婦2人での生活にかかるお金を把握して、そのために公的な保障で足りるかどうかをまず判断しましょう。

また、収入の一部を老後のために貯蓄し、手元の貯蓄を計画的に増やしておくことも大切です。働けなくなったときの生活費を保険からまかなうか、または貯蓄から取り崩すか、保険からまかなうなら毎月の保険料が負担にならないかなど、家計収支と貯蓄の見通しを総合的に判断することが大切ではないでしょうか。

すでに就業不能保険に契約している場合も、これまでより必要な保障額が少なくすむケースもあります。お子さんの独立に合わせて、保険をサイズダウンさせてもよいかもしれません。
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もしも自分が亡くなったとき、遺された妻やお子さんが生活するために必要なお金を遺してあげるのが死亡保険です。

死亡保険には、おもに定期保険、終身保険、収入保障保険があります。

定期保険は、契約している期間に亡くなった場合に、あらかじめ定めた保険金がおりるものです。
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終身保険は、生涯にわたって保障が続く保険で、亡くなる時期にかかわらず保険金がおります。
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収入保障保険は、もしも亡くなったときの保険金が毎月のお給料のように少しずつおりる保険です。
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これらの死亡保険の保険金額は、子どもが独立するまでに必要なお金や家族の生活費を計算して検討します。お子さんが独立すれば今後に教育費はかからないことがほとんどですし、生活費のかかる家族の人数が減りますから、一般的には必要な保険金額もそれまでに比べて少なくなります。

お子さんの独立前からすでに死亡保険に契約している人は、独立を機に、改めてこれから必要な保険金額を計算し直すとよいでしょう。高額な保険金を設定している場合には、減額をしたり一部解約したりすると合理的かもしれません。

逆に、まったく死亡保険に契約していない人は、今後にご自身が亡くなった際に家族が要するお金を検討してみては。妻が一人暮らしで生活するためにいくらかかるか、その資金源はあるか、亡くなったときの葬儀代は貯蓄から充てられるかなどをふまえて、死亡保険が必要かどうかを検討するとよいでしょう。

お金を貯めたいときには、方法のひとつとして終身保険や個人年金保険を検討できることがあります。

50代になると定年退職まで10年を切るなど、老後を意識し始めるきっかけが増えてきます。将来に必要なお金について改めて考え、そろそろ計画的に準備をしておきたいものです。

貯蓄をする方法には預貯金のほかに、勤務先の確定拠出年金、個人型の確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAなどの運用や、積立型の生命保険を活用することもできます。

このうち積立型の生命保険には、おもに終身保険と個人年金保険があります。

終身保険は、基本的には万が一亡くなったときに遺族に保険金がおりるものですが、契約から所定の期間を経てからならば、解約して解約返戻金を受け取れるものがあります。この機能を活用して、将来に受け取る資金のために終身保険で貯蓄することができます。
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老後の資金に充てることを想定して貯蓄をするなら、個人年金保険もあります。60歳や65歳など、あらかじめ決めた年齢まで保険料を積み立てて、その資金を老後に年金として受け取れるものです。
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いずれも50代から始めると、受け取りまでの期間が10年前後になるケースが多いため、まとまった資金を受け取るためには払い込む保険料が高額になったり、契約できる商品の選択肢が限られたりする傾向があります。預貯金や運用と合わせて、効果的に貯蓄できる方法や組み合わせを早めに計画するのがおすすめです。

一般的には、亡くなったときのための死亡保険や働けなくなったときのための就業不能保険など、家族のためにかける保険の比重は下げても差し支えない年代です。それらの保険をサイズダウンして、自身の老後への備えに充てると合理的ですね。

50代頃には、親御さんが介護が必要な状態になったり、認知症を患う経験をする人が少なくありません。親御さんの変化を目の当たりにして、ご自身の老後にも向き合い始めるきっかけになるかもしれません。

そんな老後で見舞われるリスクに早めに備えておくなら、介護保険や認知症保険も検討の余地が出てきそうです。

民間の介護保険は、所定の要介護状態になったときや、介護サービスを受けたときに給付金を受け取れる保険です。公的介護保険で対象外の院内介助費用や、調理サービスの費用を保障するもの、公的介護保険の限度額以上の在宅サービス費用を一定額保障するものなどがあります。
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認知症保険は、介護保険とは別に、認知症になったときにおりる民間の保険です。アルツハイマー型などの器質性認知症と診断されたときなどに、給付金を受け取れます。

生まれて初めて認知症と診断が確定したときに、一括で60万・80万・100万円など設定した金額を受け取れるものが一般的です。
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いずれも、50代ではご自身が見舞われるリスクは一般的にはそれほど高いものではありませんが、老後の生活設計を考えるうえで、こうした保険があることは知っておくのがおすすめです。商品によっては、ご自身が契約者になって、親御さんのためにかけてあげることもできます。

ライフステージに合わせてかかるお金に備えて

このように、50代の男性が備えておきたいお金は、子どもの独立や定年退職が近づくなどのライフステージに応じて異なります。

若い頃と比べて健康状態が変わることも珍しくなく、老後への準備も大切な時期ですから、計画的にお金の備えを見直すのがおすすめです。

  • 執筆者プロフィール

    ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里

    加藤 梨里(かとう りり)

    マネーステップオフィス株式会社代表取締役
    CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザー
    マネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。