Vol.1 しのびよる原因不明の症状、それは前日に兆候が!?

ギランバレーコラム画像

ギランバレー症候群体験記

ギランバレー症候群は、自己免疫疾患の一つで、ウイルスや細菌がきっかけとも言われている。
両足の筋力低下、しびれ、運動麻痺、呼吸麻痺にもなりえる病気にかかり、治療を経て、リハビリ、回復に至るまでをコラムで振り返る。

前日に兆候あり

振返ってみると前日に体調の異常と神経障害の兆候は出ていた。

2014年8月某日朝、私はいつも通りの時間に起き、冷蔵庫にある麦茶を一杯口にした。

「苦い・・・変な味。ちょっと古いのかな?まぁいいや」

あまり気にも留めずに出かける準備をしていた。すると10分程経ったろうか。

両ひじの内側付近からじんましんが出て、腫れあがってきた。驚いたものの、痛みもかゆみもほとんどない。

しばらくして腫れがひいていったので、不安な気持ちはあったものの、そのまま出勤することに。

手のしびれを感じ病院に

通勤電車に乗り、いつもと変わらず出社。
いつも通り仕事をしていたが、ある異変に気がついた。

指先に少ししびれと、若干の違和感がある。
時間が経つにつれてしびれがひどくなり、電話を受けてメモを取ろうとすると、指先が思い通りに動かない。
通常は指先を動かして文字を書くものだが、手全体を動かさないとメモすら取れなくなっていた。

「やばい・・・これは今までにない感じ。」
病院に行かねば、と思いとりあえず会社近くのクリニックへ。
30分ほど点滴を打って待つが、症状は改善せず、総合病院へ紹介状を書いてもらうことに。

総合病院での検査

総合病院へ着いた時はもう夕刻で、夜間救急窓口での診察となった。
脳梗塞も疑われ、目や手、歩行検査など、さまざまな検査を受けるも、特に大きな問題なく過ぎて行った。

その中で自分でもこりゃ変だという検査が一つだけあった。
両足のかかととつま先を交互に合わせて前に歩いて行く検査なのだが、フラフラで4、5mの距離もまともに進めないのである。
「ありゃ、変だな?」という言葉にも、医師は特に気に留める風もない。

検査が終わると、しびれ止めの薬を渡され、
「様子を見て3日後ぐらいにまた来て下さい。」
で診察も終了。

要は大したことないという感じで、妻にも「大丈夫、たいしたことなさそう」と連絡した。

診察が終わった時は、もう夜9時過ぎており、食事は帰りがけのソバ屋で済ませることに。
そこで、今度は箸を持とうとしてもギュッとしっかりと握ることができなくなっていることに気がついた。
左のお椀を持つ手もしびれていたのをはっきりと覚えている。

帰宅後、すでに子どもと寝ている妻の横で、
「医者にも診てもらったし、大丈夫、薬を飲めば大丈夫。」
と心に言い聞かせ、眠りについたのが、前日の夜だった。

プロフィール

【K・I】
1968年、神奈川県生まれ。大学卒業後、住宅メーカー、生命保険の営業職を経験。
45歳で娘が生まれ、その8か月後にギランバレー症候群を発症。本コラムでは、治療から回復までの体験を振り返る。

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