シングルマザーやシングルファザーのご家庭(ひとり親家庭)は、国や自治体からさまざまな支援サービスを受けることができます。各サービスの内容についてご紹介します。

ひとり親家庭が受けられる支援制度は、おもに3つあります。児童扶養手当、ひとり親家庭医療費助成制度、都道府県の独自の制度です。それぞれの制度について知っておきましょう。

1.児童扶養手当

児童扶養手当は、今は経済的に厳しいけれども、親が条件の良い仕事に就くことで、経済的な自立と生活の安定を目指したいひとり親家庭が支給の対象になります。児童扶養手当は国の制度ですが、受け取るための手続きは市町村で行います。

児童扶養手当の支給額は、所得によって全部支給と一部支給があります。全額支給は月額42,500円、一部支給は10,030~42,490円(平成30年度手当額)で、条件によって変わります。所得が増えるにしたがって全部支給から一部支給になり、一部支給額も少しずつ減ります。ただし、ちょっと稼ぎ過ぎたら、すぐに手当がストップしてしまうわけではありません。一部支給の所得制限は比較的緩く、たとえば扶養親族2人の場合は収入額ベースで412.5万円です。一部支給があれば、児童扶養手当とお給料収入を合わせて、家計に多少のゆとりをもつことができます。

児童扶養手当の支給対象者

児童扶養手当
対象者 18歳年度末までの児童(障害児は20歳未満まで)を
養育しているひとり親家庭等の保護者、養育者

児童扶養手当ての支給額

全部支給

月額 42,500円
2人目 10,040円
3人目以降 6,020円

一部支給

月額 42,490円~10,030円
2人目 10,030円~5,020円
3人目以降 6,010円~3,010円
※一部支給は10円きざみで変わる
※受給5年後以降、支給制限あり