消費者庁は「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などとうたう事業者に関する注意喚起を公表しました。

今回の注意喚起の対象となった事業者「株式会社Quest」は、以下の方法で消費者に高額な金銭を支払わせる被害を負わせたとのことです。
<同庁プレスリリースより一部抜粋>
1) SNSやネット広告に「スマホをタップするだけでお金が稼げる」、「無料モニター募集」などと掲載して自社が運営するウェブサイトの抽選イベントに消費者を誘導します。
2)イベントに参加した消費者に対し抽選に当たったとのメッセージを送信し、特典受け取りのためのウェブサイトへの登録を促します。
3)「1期生として本ビジネスに参加し、現在も収入を得ている」とする4名の人物の動画をウェブサイト上に掲載し、消費者へビジネス参加のための初期費用(1万8千円程度)を支払わせます。
4) 初期費用を支払った消費者に「せどり」についてのPDF資料およびせどり支援ツール(SSO)を送付するとともに、さらに高額な報酬が得られるビジネスについての電話説明を受けるよう促します。
5)電話説明で消費者に対し、「高い収益を得るためには別途有料コースに入る必要がある」と執ように勧誘し、さらに高額な費用の支払い(7万円~80万円)を求めます。

本件ビジネスに参加した消費者は、SSOを使い海外通販サイトから低額な商品を購入し、大手通信販売サイトでその商品を出品し、利益を得ようと試みますが、個々の商品の売れ行きは顧客の判断に依存するため、初心者でも簡単に稼げるような仕組みにはなっていないとのことです。

消費者庁では、「株式会社Quest」が行った本件ビジネスについて、虚偽・誇大な広告・表示、および断定的判断の提供がされていたとして、今回公表するとともに、消費者に対し「取引に関して不審な点があった場合は、お金を支払う前に、各地の消費生活センター等や警察に相談してほしい」と呼び掛けています。