待機期間とは

初めてペット保険に加入するときに、待機期間が設けられている保険があります。

保険会社により30日間など期間を定めており、その一定の期間内に病気をした場合、保険会社はその病気に対して補償をしてくれません。契約前からかかっている病気と待機期間中にかかった病気に対しては補償がされず、待機期間終了後にかかった病気から補償されることになります。人ではがん保険などによく見られる制度です。

では、なぜ待機期間が決められているのでしょうか。病気にかかっているかもしれないと思いながら、病院にかかっていない場合などを避ける意味もありますが、ペットの病気は、かかっていることに気が付かないことも多く、潜伏期間を考慮しているためです。

病気の場合とけがの場合では対応が異なる

待機期間といっても、病気とけがでは対応が異なります。病気の場合は、待機期間中に発症した病気については、待機期間終了後も補償されません。もちろん保険始期日(保険の補償が開始する日)以前に発症した病気に関しても補償されません。しかし、けがの場合は待機期間中であっても、保険始期日以降のけがに関しては補償対象となるのです。また、病気の中でも「がん」に対しては、待機期間を長く設定している保険会社があります。

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ペット保険-けがの待期期間

待機期間不適用特約

元気だと思うけれど、待機期間中に病気をしたらどうしよう?という方には、「待機期間不適用特約」という特約があります。この特約を付けると、待機期間中にかかった病気に対して補償がされます。発症時期が待機期間中ならば補償されますが、契約前や保険始期日前ならば補償されませんので注意が必要です。

保険始期日とは

保険会社に書類を郵送またはインターネット経由で申し込みをしますが、書類が届いた時点ではまだ保険は開始されません。書類審査が行われ、保険会社が承認し、保険料が振り込まれて初めて成約します。保険の始期日は各保険会社が決めており、それぞれ異なります。待機期間とは別に、申し込みから開始まで日数がかかりますので確認が必要です。

保険の更新の時にも待機期間はあるのか

ペット保険は毎年更新を迎えますが、更新をするときは待機期間がありません。待機期間は、初めてペット保険に加入するときに設定されるものです。しかし、A社からB社に変更する場合は、B社で新たな保険に加入するため、B社での待機期間が発生します。つまり、毎年保険会社を変更すると、毎回待機期間が発生してしまうことになります。

待機期間がないペット保険

必ずしもペット保険に待機期間があるわけではありません。待機期間を設定していない保険会社もありますので、気になる方はそうした保険会社を選択するといいでしょう。待機期間はなくても、当然のことですが、契約前や保険始期日前の病気の発症は補償されません。

ペットの健康が一番

ペット保険に待機期間があるなしに関わらず、一番大切なのはペットが健康かどうかです。食欲がない、元気がない、下痢をしている、便が出ない、など様々な形でペットは信号を発しています。自らおなかが痛い、頭が痛い、気持ち悪い、などと訴えることはできませんから、飼い主がいち早く気がついてあげることが大切です。ペット保険には待機期間があるということを認識したうえで、ペットが元気な時に加入をすれば、待機期間のあるなしはそれほど問題にならないと思います。後から待機期間があるのを知らずに、待機期間中に病気にかかって保険が支払われなかった、というのが一番問題になりますので、知った上で、いつ保険に加入したらいいのかを考えていただきたいと思います。

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文:ファイナンシャルプランナー伊藤 魅和(編集:マネーステップオフィス株式会社)