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ニュートラル「N」はいつ使う?【前編】緊急時の使い方

執筆者

山田 弘樹
モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 >プロフィールを見る

ニュートラル「N」はいつ使う?【前編】緊急時の使い方

AT車を運転していますが、普段の運転ではパーキング/ドライブギアがメインで、たまに長い坂道などでローやセカンドギアを使います。
しかしニュートラル「N」は一度も使ったことがありません。
どんな時に使うのでしょうか。

(30代・女性)

「滅多に使わない」が正解!

先に答えを言っちゃいましょう。
「滅多に使わない」が正解です! 緊急時のみ使うものです。ですからあなたがこのような疑問を持つのは当然です。

たまに信号待ちなどでニュートラルポジションに入れて、クリープ(ブレーキを離すとクルマが進む現象)をキャンセルしている人がいますよね。
これを見たとき「自分もやった方がいいのかな?」と思うかもしれませんが、無理にやる必要はありません。

エンジン故障など緊急時に使う

エンジン故障

では緊急時って、いったいどんな時でしょう?

例えば、エンジンが故障してしまい動けなくなった時。
ATシフトレバーをN(ニュートラル)に入れて外からクルマを押せば、車輪には駆動がかからないので動かすことができます。

牽引してもらう時も、Nに入れてサイドブレーキを解除すれば、タイヤがスムーズに転がってくれます。

「N」でエンジンからギアが切り離される

これは、Nに入れると、通常はクラッチを介してかみ合っているエンジンとATのギヤが機構的に切り離されるためです。
アクセルを踏んでもエンジンの動力が伝わらないのはパーキング(P)と同じですが、Pはクルマを停める目的でタイヤをロックしてしまいます。

走行中に使わない緊急モードとして利用を

ただしエンジンがかからなかったり、関係する部品が壊れているとATレバーそのものが動かせないクルマも最近は増えてきました。
そういうときは慌てず、シフト付近にある解除ボタンを押すか、ロードサービスを呼ぶといった対処をしましょう。

つまりNレンジは、「走行中には使わないモード」だと考えて頂いてかまいません。

  • 執筆者プロフィール

    モータージャーナリスト 山田 弘樹

    山田 弘樹(やまだ こうき)

    モータージャーナリスト
    日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
    自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経験。数々のレースにも参戦。2018年「スーパー耐久富士スーパーテック24時間」ではドライバーとして2位獲得。執筆活動、レースレポート、ドライビングスクール等の講師、メーカー主催イベントの講演など行う。
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