生活に欠かすことができない電気や水道などにかかる公共料金は、毎月支払うことが決まっている、家計の固定費用です。それぞれの料金はさほど高額ではありませんが、合計すると一般的な家計ではその約1割を占めることが多いようです。
 「公共料金はかかるのが当然だから…」と、普段は特に意識せずに払っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は工夫次第で負担を小さくすることができます。ここでは、支払いの方法を変えるだけでできる節約ワザをご紹介します。

電気代と水道代は、口座振替で年間1,260円お得!

 電気代や水道代の支払いには、「口座振替割引サービス」を利用するとお得です。いずれも、1つの契約につき1カ月あたり52.50(税込)円が割引されます。「たったの50円?」と思われるかもしれませんが、電気代と水道代の両方を口座振替にしたら、1カ月で税込105円、1年分なら1,260円節約できます。
 口座振替には、大手銀行やゆうちょ銀行、信用金庫、信用組合、農協などの口座が使えます。ネット銀行は使えないところが多いので、手続きをする際には契約している会社に確認してみてください。手続きには所定の「電気料金等口座振替申込書」が必要です。電力会社や水道局の窓口やホームページで入手し、必要事項を記入、押印して、郵送するか金融機関や会社の窓口に持参します。

ガス料金は、クレジットカード払いでポイントを貯めよう!

 ガス料金には、口座振替割引サービスがありません。ですので、料金をクレジットカードで支払うのがオススメです。
 料金をクレジットカード支払いに設定すると、金額に応じてクレジットカードの利用ポイントが貯まります。ポイントが一定量に達すると、景品やギフト券などに交換することができます。クレジットカードの種類によっては、航空会社のマイルやネットショップの買い物ポイント、電子マネーに交換できるものや、キャッシュバックができるものもあります。つまり、支払った金額の一定割合がリターンとして戻ってくるのです。ガス料金のように、毎月必ずかかる出費でポイントが貯まるしくみにしておくと、ポイントを貯めるために無駄遣いをすることもなく、効率的に活用することができますね。

携帯電話やインターネットでもお得なクレジットカード払い

 クレジットカード払いは、公共料金以外の固定費の支払いでも活用できます。下表にはクレジットカード払いの対象になる主な料金を挙げています。それぞれにつき、各社から色々な優遇サービスが提供されていますので、お持ちのクレジットカードのサービス内容を確認してみてはいかがでしょうか。

表:「クレジットカードで引き落とせる公共料金・定期請求」
*電気料金
*ガス料金
*水道・下水道料金
*放送受信料
*新聞購読料
*携帯電話・固定電話料金
*インターネットサービス料金
*有料放送サービス料金
*生命保険・損害保険の保険料
*国民年金保険料
*税金
*雑誌購読料金
*ホームセキュリティ料金
*家賃

その他・・・

 固定費にかかるクレジットカード払いでの割引が充実しているのが、電力会社やNTTが発行するカードです。

 NTTグループカードは、固定電話や携帯電話、インターネットプロバイダーなどNTT関連各社から成るグループが発行するカードです。NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモなど、グループ会社内で複数のサービスを利用していると、利用料金を1枚のカードでまとめて支払うことができます。支払い金額に応じてポイントが貯まり、プレゼントかキャッシュバックに利用できます。
(参照先:NTTグループカード公式サイト

 このように、生活の中で必ずかかる出費は、支払方法を工夫するだけでも抑えることができます。毎月かかる支出の負担を確実に小さくできると、それだけ長期的な家計のキャッシュフローにも余裕が出てきます。公共料金や定期請求の支払い方法を工夫して、効果的な節約につなげましょう。

保険もクレジットカード払いで!

 通信販売で加入することができる生命保険や医療保険、自動車保険、海外旅行保険等の中には、クレジットカード払いが可能な商品もあります。月々3,000円だっだとしても、10年で¥360,000円になります。クレジットカード払いの保険を選択して、保険料を削減してみてはいかがでしょうか?

 以下、家の中で電気や水道を実際に使うときの工夫で、料金を節約する裏ワザをご紹介します。

→ 公共料金でできる家計の節約テクニック(2)電気の上手な使い方

本文:CFPファイナンシャルプランナー 加藤梨里