”先進医療”とは、健康保険制度に基づく評価療養のうち、治療や手術を受けられた日において、厚生労働大臣が定める先進医療(先進医療ごとに厚生労働大臣が定める施設基準に適合する医療施設にて行われるものに限ります)をいいます。具体的な先進医療技術やその適応症(対象となる病気・ケガ・それら症状)および実施している医療機関については変更されることがあります。詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。

先進医療とは?

 平成18年10月の健康保険法等の改正により、従来の高度先進医療と先進医療が統合されて新制度の『先進医療』に再編されました。よって、新制度の先進医療の範囲の方が広くなり、平成27年6月30日現在で「先進医療A」61種類、「先進医療B」47種類となっています。
 先進医療の治療は、主にがん治療に行われる場合が多く見受けられます。長寿化した現在、『日本人の二人に一人は一生のうちにがんと診断される時代(※1)』とも言われており、がん治療に関して新しい治療技術が開発されています。

先進医療はどれくらい費用がかかるの?

 先進医療の費用は、一般医療と比べるとその技術・治療効果は高いのですが、技術料が非常に高く、さらに健康保険の適用対象外のため、その治療費用は全額自己負担となります。ただし、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)については健康保険適用となります。先進医療にかかる技術料は、先進医療の種類や病院によって異なります。

先進医療を受けた場合の自己負担金の例

≪例≫
 総医療費が100万円、うち先進医療に係る費用が20万円だったケース

  1. 先進医療に係る費用20万円は、全額を患者が負担します。
  2. 通常の治療と共通する部分(診察、検査、投薬、入院料*)は、保険として給付される部分になります。
保険給付分*=80万円(10割)

7割にあたる56万円が各健康保険制度から給付。
3割にあたる24万円が患者の一部負担金。

上記に係る例図
※保険給付に係る一部負担については、高額療養費制度が適用されます。

先進医療の平均費用:厚生労働省 第38回先進医療会議
平成27年6月30日時点における先進医療Aに係る費用
平成27年度実績報告(平成26年7月1日~平成27年6月30日)をもとにアフラック作成
平均
技術料
(円)
平均
入院期間
(日)
年間
実施件数
(件)
実施報告
医療機関数
(機関数)
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 535,218 1.2 9,877 401
重粒子線治療 3,086,341 12.1 1,889 4
陽子線治療 2,680,805 13 3,012 10
前眼部三次元画像解析 3,817 0.6 7,788 70
実物大臓器立体モデルによる手術支援 105,509 27.7 607 33
硬膜外自家血注入療法 36,173 9.8 577 32

先進医療ってどうやって受けるの?

負担額が記載された領収書は大切です
 先進医療は、一般的な保険診療を受けるなかで、患者が希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われます。
先進医療を受ける時は、治療内容や必要な技術料などについて、医療機関より説明を受け、内容について十分に納得したうえで、同意書に署名し、治療を受ける事になります。
先進医療を受けると係る技術料、通常の治療と共通する部分についての一部負担金、食事についての標準負担額などを支払いますが、それぞれの金額を記載した領収書が発行されます。
この領収書は、税金の医療費控除を受ける場合に必要となりますので、大切に保管してください。

先進医療対応の医療保険・がん保険

 最近では、先進医療を受けた際に給付金を受取る事ができる民間の医療保険やがん保険が続々と発売されています。先進医療特約付の保険は、数百万円~1千万円まで、保障内容・保障限度額に差はありますが、安心して先進医療の治療が受けられるため、多くの方に先進医療特約のついた医療保険が選ばれています。(但し、最近の医療保険では先進医療特約がついていてもレーシック・インプラントに関して、ほとんどが支払対象から除外されています。)
 医療保険・がん保険に加入するならば今や『先進医療特約のついた保険』を選ぶことが当たり前になってきました。保険の見直しをする場合には先進医療に対応しているのかどうか?も医療保険・がん保険を選ぶ基準の一つにしたいですね。

※保障の対象となる先進医療は、厚生労働大臣が認める医療技術で医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状等)および実施する医療機関が限定されています。また、厚生労働大臣が認める医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直されます。

 ○先進医療特約が付いた最新の医療保険とがん保険 一覧は下記からご覧になれます。

先進医療対応の医療保険・がん保険

先進医療対応のおすすめがん保険

 また、最近のがん保険①には先進医療特約が付けられるタイプも登場。通常のがん保険のようにがんと診断された場合の診断給付金や入院日額、手術給付金なども特約により組合せが可能でネットで簡単にご契約が可能です。
 さらに、終身保障ではなく、5年定期型の自動更新のがん保険②ですが、先進医療のみならず、がん治療の自由診療まで保障するがん保険も登場しています。

★おすすめのがん保険①:先進医療特約が付けられるがん保険
★おすすめのがん保険②:先進医療だけでなく、自由診療までも全てカバーするがん保険

先進医療保険は必要か??

 先進医療特約付の医療保険ですが、先進医療特約の保険料は終身払いの場合でも月々¥60~¥100円程度の保険料負担で付けられるのが一般的です。毎月の保険料¥100円を50年間払い続けたとして総額6万円です。

 ファイナンシャルプランナーさんの中には『高額医療費控除もあるし、先進医療特約付きの保険は必要ない』とおっしゃる方もいらっしゃるようです。ただ、保険には『安心を買う』という機能があることも事実。事故を起こさないと思っても自動車保険に加入するのと似てますよね。
 先にも書きましたが、日本人の二人に一人は一生のうちにがんと診断される時代ですし(※1)、この高齢化社会で『高額医療費控除の制度が将来絶対に無くならない』と断言することもできません。

 ですから、早期にがんを発見し「先進医療を受けたならば助かる」としたら、6万円の負担で50年間も先進医療の治療が自己負担金無しで受けられる権利が獲得できるのですから、正に安心を買うことにつながりますよね。
 保険に「絶対正しい保険の入り方」は存在しません。最終的にはご自身で考えて判断し、お選びください。

先進医療対応の医療保険・がん保険

参考ページ:医療保険の入院日額は5千円?1万円?
参考ページ:医療保険の入院限度日数は60日?120日?それとも・・・
参考ページ:発表!年間人気がん保険ランキング

※1:公益財団法人がん研究振興財団「がん統計’14」http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html